パソコンボランティアでサポートをするときには、さまざまな事前情報から準備をします。準備をするためにはかなりの情報が必要ですがその情報がほとんど得られないケースもあります。

 

うまくいくような場合では、次のように電話だけで解決する例があります。

視覚障害の方から電話がかかってきて「急に文字入力ができなくなり、変なことを読み上げる」というときがありました。この方は画面が見えないのでスクリーンリーダーという画面表示の内容を音声で読み上げるソフトを使ってパソコンを操作していました。

 

こちらは全力でその方のパソコン画面を想像しながら応対することになります。電話の向こうでは困っているので、いろいろ原因らしいことを述べられるのですが、実は本当に必要なのは、「いつ、何をしている時にそれが起きたのか」と「変なことを読み上げるという、その内容は何か」ということです。

 

幸いスクリーンリーダーがおしゃべりする声は電話から聞こえるので、最後の読み上げ内容をもう一度読み上げるキー操作と現在のウィンドウ名を読み上げるキー操作をしていただいたところ、パソコンメーカーの通知ウィンドウが表示されたために、カーソルがそちらのウィンドウに飛んでしまったことがわかりました。

 

電話でそのことをお伝えして、ウィンドウを切り替えるキー操作とウィンドウ名を確認するキー操作を何度かしてもらい、納得していただきました。

 

このようにうまくサポートできたときには本当にホッとします。そして同じようなケースに遭遇しても次回からはご自分で解決できますようにと祈る気持ちです。

 

スクリーンリーダーというソフトは電話サポートでは結構役に立つことが多く、視覚障害者同士で電話で教え合うことを容易にしている一つの要因になっています。

 

 

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