介助犬・聴導犬って誰でもなれない・・

働く犬種のイメージとして

警察犬といえばジャーマンシェパード

空港などで活躍する麻薬探知犬はラブラドールレトリーバー

羊を集めるボーダーコリー　など

 

職種によって皆さんがイメージする犬種あると思います

 

補助犬（盲導犬・介助犬）といえば

ラブラドールレトリーバーを

イメージされる方が多いと思いますが

 

 

ラブラドールであればどの子でも

補助犬になれるわけではありません

 

介助犬に必要な

・落とした物を拾う

・ドアを開ける

・スマホをもってくる

・洋服の着脱を手伝う　など

の介助動作

 

聴導犬に必要な

・生活音を教える（玄関チャイム・メール着信音・火災報知器）など

の聴導動作

 

これらは代表的な動作ができる犬が

介助犬・聴導犬になれると思われていますが、、、

 

これが大きな誤解です

 

これらの動作は教えればどの子でもできます！！

皆さんのおうちのワンちゃん（家庭犬）もです！

 

 

 

では、介助犬・聴導犬に必要な要素とはなにか・・

それは、何処でもリラックスして過ごせる

高い順応能力を兼ね備えているか、否か

 

 

そして、上記にあげた介助動作や聴導動作を

初めての場所でも、騒々しい場所でもできる

精神力や集中力が必要となります

 

 

 

補助犬（盲導犬・介助犬・聴導犬）はユーザーと

毎日様々な場所へ出かけます。

 

職場までの電車やバス、休日に出かけたり

出張で県外へ行くと初めてのレストラン、初めてのホテル、

初めての場所だらけの環境に身を置くことが多々あります

出張先のホテルで熟睡するジュリ

 

 

この初めての場所でもリラックスして過ごし

食事を食べ、よく寝て、綺麗なウンコをする

車のディーラーで整備待ち中のエマ

リラックスしておまた広げて寝ています

 

 

 

この順応性を持っている子がとても希少で

その希少な犬達に訓練を行い集中力を身につけていきます

ヒューマンフェスタひろしま２０１９　

 

ジュリにとって初めての広島駅

そして初対面のご当地アイドルの女の子に

お財布を渡す介助動作をこなします

 

 

 

１匹の介助犬・聴導犬が障害者と暮らすまでに

訓練だけでなく出生の段階から

多くの人の手によって支えられています