プロジェクト概要

「生活介護事業所ドルフィン」で、ショートステイを実現!

 

はじめまして、「生活介護事業所ドルフィン」施設長の上前薫と申します。シングルマザーとして、今年26歳で障害程度区分6(重度障害)の息子を育てながら、日々の業務に励んでいます。

 

私の地元の鹿児島県鹿屋市にある当事業所は、2014年から約2年かけ、2016年に開所しました。今では7名の優しいスタッフさんたちに恵まれ、少しずつ利用者さんも増えてきました。開所後半年は息子一人だけでしたが、現在では8名の利用者さんがいらっしゃいます。放課後や学校がお休みの日は養護学校の生徒さんが、11名も来てくださいます。おかげさまで、ご利用いただいている方々のご家族からの口コミは本当にあたたかいものばかりです。

 

成人式では亡くなったパパのタキシードをリフォームして着ました。

 

その中で先日、「ドルフィンでショートステイ(短期入所)もできたら助かるんだけど…」というご要望をお伺いしました。私もその必要性を感じていたこともあり、この度は決意を新たに固め、2019年10月末までに施設を増築することにしました。鹿屋市にもショートステイできる施設はありますが、「それぞれが慣れている施設で滞在できた方がうれしいだろうな」という親心が私をより奮い立たせたのです。

 

ただ、自己資金や融資を受けられる金額には限度があり、この想いを実現させるためにも、クラウドファンディングで皆様のお力を借りられたら大変うれしく思います。そうすることで、皆様の想いも乗った今よりさらにあたたかい施設にしていくことができるのではないかと考えています。身勝手なお願いかもしれませんが、鹿屋市で一人でも多くの障害者やそのご家族の力になるためにも、ご支援ご協力のほど、何卒よろしくお願いいたします。

 

普段の施設内の様子

 

 

お子さんのためにも、親御さんのためにも、できることを全力で。


もともと鹿児島県鹿児島市で生活していた私たち親子は、市内の生活介護事業所に通所し、息子と季節行事に参加したり、彼の体調が悪くなった後も経過を気にかけていただいたり、たくさんのあたたかい経験をさせていただきました。

 

そんなこともあり、実家がある鹿屋市に引っ越そうと思ったとき、息子の友達がいない施設に預ける勇気が出ませんでした。そこで、「施設がないなら作ればいいのではないか!」と思ったのです。鹿児島市で経験した優しさを今度は私が地元の障害者の方々に還元したいと考え、友人にも相談し、施設を作る決意をしました。


ただ、「我が子だけでも大変なのに人様の大事なお子さまをお預かりするなんて!」と、私の親は猛反対でした。しかし、諦められずに融資を受けるために銀行を走り回りました。もちろんほとんど断られました…。福祉業界経験がないシングルマザーに融資なんて、無理な話だったのです。

 

奥に見えるのが私の息子です

 

それでも、滑脳症と診断を受けている息子の命の時間が決まっていました。今は医療も発達したおかげで、平均寿命も延びていると主治医の先生はおっしゃっていましたが、息子のためにもとにかくできることをすべて行いたかったのです。

 

きっと私がそうだったように、必ず鹿屋市にも施設を必要としてくださる親御さんがいらっしゃるはずだと考えていました。微力でもその方々の力になるためにも諦めずに融資の手続きや、祖父母が住んでいた空き家を活用して開所準備をし続けた結果、協力してくれた友人や家族のおかげで開所できたのです。

 

その中で、ショートステイも必要だと思うようになったきっかけは、私自身の原体験でした。正直、息子の世話をしていると、何時間も寝られる日はありません。夜中も何度も起き、寝返りをさせたり、ちゃんと寝てるかなと気になり目が覚めるのです。他のお母様方も多分一緒だと思い、私たちにお子さんを預けていただくことで、急用ができたときに安心していただけたり、たまには親御さんにゆっくりできる日があっても良いのではないかと感じたのです。

 

普段の施設内の様子

 

 

鹿児島県鹿屋市に、医療的ケアの必要な方も滞在できる施設を。

 

今回は増築にあたって、建築費700万円、家具家電備品購入費100万円が必要です。

 

宿泊可能な部屋をつくるには、消防設備も必要で想像以上に高額となることがわかりました。お世話になっている信用金庫さんにも融資をお願いしていますが、融資を受ける大変さ、この年齢でまた借金する恐怖もあります。だからこそ、皆様にご協力いただきたいと考えています。そこで、本挑戦ではその一部の350万円をご支援いただき、2019年10月末までに新たに4部屋つくります。

 

鹿屋市には医療的ケアが必要な方がショートステイできる小規模施設はありません。過去に、息子も痙攣(けいれん)があるため、宿泊を許可できないと断られたこともありました。それに、どんなに大好きな施設でも、ショートステイでは私と離れたり、夜中に必要な寝返りや水分補給に関する要望が伝わるかどうかの不安もあったり、よくシュンとしていた息子を見てきました。

 

だからこそ、当事業所では安心安全はもちろんですが、利用者さんにとって、ショートステイを楽しみにしていただけるような、誰もがワクワクできる施設でありたいと考えています。

 

増築予定部分の平面図


完成後は完全予約制で4名までの小さい部屋ですが、重症心身障害者の方でも安心して泊まれる部屋をつくります。スタッフは看護師さんが7割ですので、医療的ケアが必要な方が滞在する際には、必ず看護師さんと介護職員が一緒に当直を担当します。

 

ただ、お泊りいただくには信頼関係も大切だと考え、数日は日中の様子も見させていただき、親御さんやお子さんとも相談した上で、ショートステイしていただけるかどうか検討していきたいと考えています。
 

また、食事も常食、一口大、きざみ食、ミキサー食、胃ろうとさまざまな形態で利用していただきます。当事業所では、管理栄養士考案の献立をもとに栄養士と調理師で食事をつくっています。ショートステイ時の夕食や朝食は、その方に合わせたものを提供させていただきます。

 

さまざまなゲームをして遊ぶこともあります

 

 

ドルフィンから、当事者の苦労・頑張りを多くの人に伝えたい。


元気なお子さんであれば、おじいちゃんおばあちゃんにお願いして、ご夫婦で出かけることできるかもしれません。しかし、障害を持っている子をお持ちの家庭では、簡単にはできないのです。ご兄弟が入院となったときに付き添いたいけど、障害を持った子をどこにお願いしていいのかわからないという相談も受けたことがあります。

 

本プロジェクトを通して、そういった重症心身障害者のご家族の苦労をはじめ、ご本人の頑張りを1人でも多くの方々に知っていただきたいです。

 

スタッフや利用者さんたちの笑顔が素敵な一枚


そして、障害者の親御さんが息抜きできる日を作ることができたらうれしいです。私たち親は、夜中も寝返りや水分補給などを気にして、ゆっくり寝られる日はあまり多くありません。その気持ちも理解できるからこそ、一週間のうち1日でも安心してゆっくりしていただける機会を提供するきっかけにしていただけたらと願っています。

 

最終的には、ご家族が気軽に出入りできる施設にしたいです。ドルフィンにお母様方がいらして、まるでカフェに来たかのように時間を忘れてリフレッシュしていただきたいです。そして、お子さんと一緒に笑顔で帰って行く姿をお見送りしたいです。どうか、そんな明るい未来を目指すためにも、応援よろしくお願いいたします。

 

息子のためにもできることに一つずつ全力で向き合っていきます

 

 

大切な友人からの応援メッセージの紹介

 

上島 尚子さん(女優、有限会社ポラリス 代表取締役)

 

私と上前薫さんは、中学校の同級生です。卒業後はそれぞれ別の道を歩みましたが、常にお互いの存在を大切にしてきました。障害を抱えた健太さんを産み育てる姿は、母としての慈愛と強さ、使命を感じさせ、何事にも弱音を吐かず、凛としたその姿に、私は何度も勇気づけられました。尊敬する親友です。


彼女が「生活介護事業所ドルフィン」をたった一人で設立した際も驚かされましたが、今回宿泊可能な施設に拡充することにチャレンジすると聞き、彼女のビジョンにより強い決意を感じました。


現代は一人ひとりが自分の事に精一杯で、他者に手を差し伸べることができなくなっています。薫さんのチャレンジは、「互助」という人間の可能性を信じることから始まっています。薫さんならば、きっと多くの有志の賛同を得て目標を達成してくれると確信しています。障害を持つ方々とそのご家族を援ける、薫さんの想いに是非ご協力くださいますようお願いいたします。私も応援し続けます。

 

 

上島 嘉郎さん(文筆家・元産経新聞社 雑誌『正論』編集長)

 

家内の中学時代からの親友である上前薫さんと、ご子息の健太くんに初めて会ったのは13年ほど前です。当時、健太くんは小学生でした。健太くんは重度の障害を抱えて生まれましたが、薫さんのあふれる愛情の中で成長しました。

 

私も健太くんと一緒に食事をしたり、乗っている車椅子を押して鹿児島の街中を駆けたりしたことがあります。車椅子の速度を上げ、レースカーさながらに蛇行すると、健太くんの歓声がはじけ、私も嬉しくなったことを思い出します。


そして、薫さんが「生活介護事業所ドルフィン」を設立した苦労は並大抵ではなかったと思います。そのときから薫さんは、健太くんの母親という立場だけでなく、重度の障害を抱える子どもとその親御さんのために、自分以外の誰かのためにも人生を捧げる道に踏み入ったわけです。


弱音を吐くことなく、誰かを恨むこともなく、いつも笑顔で、気力の漲った姿を見せてくれる薫さん。私もどれほど元気づけられたか。


施設を宿泊可能なより充実したものにしていきたい、という薫さんの新たな取り組みを応援します。人は、誰かを援けるとき、また自らを援け、より意味ある人生にしていくものだと思います。お心にとめてくださる方々の一灯によって大きな輝きがもたらされることを祈って。どうぞ宜しくお願い申し上げます。

 

 

 

友寄 郁さん

 

生活介護施設ドルフィンが設立されたのは、薫さんが御年50歳過ぎのときでした。シングルマザーでひとり息子は重度の障害者です。彼女は、他の介護・子育てをするママたちの力になりたいという想いで開業されました。


通所開業から2年、利用者さんや利用者さん家族の笑い声や笑顔で、明るい施設になりました。利用者さんの家族から、宿泊施設ドルフィンをつくってほしいとの熱いご要望でショートスティ宿泊施設を作りたい!と考え、彼女は御年60歳前になりました。

 

薫さんは日々頑張っています。応援お願いします。お力をかしてください。よろしくお願いします。

 

沖縄から愛をこめて

 


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