活動報告㉝｜ジャージー牛と70年の歴史を紡ぐ【残り1日】

こんにちは！プロジェクト代表のさなぎです。

 

8月10日23時現在、120名もの方々から温かいご支援をいただき、ご支援総額は1,043,000円、達成率は104%となりました！

ご支援・応援をいただいた皆様に心から感謝申し上げます。

 

プロジェクト終了まで残り24時間を切りました。

最後まで、このプロジェクトを多くの方に知っていただけるよう、引き続き情報発信を続けてまいります。

 

本日の活動報告では、蒜山ジャージー牛乳の魅力と、蒜山酪農の70年もの歴史について触れたいと思います。

 

蒜山ジャージー牛乳の魅力

 

実は、この活動報告を書きながら蒜山ジャージー牛乳を飲んでいます。

私が飲んでいるのは「蒜山ジャージー4.2」。この牛乳は、季節によって変動する乳脂肪分を4.2％に調整し、年間を通じて安定したジャージー牛本来の美味しさを保っています。もちろん、生乳100％で何も加えていません。

 

コップに注ぐと、真っ白ではなく、やや黄色がかったゴールデンミルク。これは、新鮮な牧草に含まれる色素「βカロテン」が溶け出している証拠です。

 

口に含むと、滑らかな口当たりと濃厚な甘みが口いっぱいに広がります。しかし、後味はすっきりとしていて、嫌な乳臭さは一切ありません。この感動を、ぜひ皆さまにも味わっていただきたいです。

 

日本と蒜山の酪農の歴史

 

この牛乳には、長い歴史と先人たちの想いが詰まっています。

 

【日本の酪農史】

牛乳が日本に伝わったのは、飛鳥時代。「醍醐味」という言葉の語源にもなった、古代の最高級乳製品「醍醐」は、貴族の間で珍重されていました。 その後、江戸時代には徳川吉宗が白牛を輸入し、明治時代には文明開化とともに牛乳が庶民の飲み物として広まっていきました。

 

第二次世界大戦後の食糧難の時代には、芋や野菜中心の生活でしたが、牛乳が少しずつ日本人の食生活に取り入れられるように。その象徴が、学校給食での牛乳の提供でした。

 

その後の高度経済成長の波に乗り、牛乳や乳製品の消費量は上昇。私たちの生活にとって切り離せない大切な食材となりました。

 

【蒜山酪農の歴史】

蒜山地域での酪農は、1954年のジャージー牛導入から始まりました。

「生える草から作る草へ」を合言葉に、良質な牧草を育てるため原野の開拓から始まりました。

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草を育て、牛を育て、牛を育てる過程で得られる堆肥を牧草地に戻し、また草を育てる。

ジャージー牛に地域の産業を託した先人の思いが、原野を雄大な牧草地へと変えていきました。

 

先人たちの想いが70年もの間受け継がれ、現在の「安心安全で美味しい蒜山ジャージー牛乳」を作り出しているのです。 今日、蒜山とジャージー牛は、地元の給食や観光、そして全国の食卓でも親しまれる存在となりました。

 

私たちが向き合う課題と、このプロジェクトに込めた想い

 

しかしながら、そんな蒜山の酪農は今、ジャージーオス仔牛の問題と向き合っています。飼料コストの高騰により、肥育することで赤字が生じてしまう現実。ジャージー牛と共に70年歩んできた地域だからこそ、仔牛の段階でお肉にすることには相当な葛藤があっただろうと想像します。

 

私は、ジャージー牛にまっすぐ向き合う蒜山の酪農家を支え、直面する課題を解決したい。そして、70年間受け継がれてきた蒜山の酪農をこれからも維持していきたい。その想いで、このプロジェクトを立ち上げました。

 

あなたと愛犬の一押しが、蒜山の酪農家を支えることにつながります。

プロジェクト終了まで24時間を切りました。

どうか最後の温かい応援のほど、よろしくお願いいたします。

 

プロジェクト代表　さなぎ