プロジェクト概要

10年越しの夢を実現させるために ~プロアメリカンフットボール、NFLで働くアスレティックトレーナーを目指して~

 

私、塙健太郎は現在アスレティックトレーニングインターンとして働いています。アスレティックトレーナーとは医師、その他の医療専門家、スポーツ現場の管理者、コーチ、両親と協力しながら、スポーツ選手の健康管理チームの必要不可欠なメンバーとして、高校、大学、プロスポーツ、スポーツ医学クリニックなどのスポーツ現場で働く仕事です。


4年間の努力が実を結び、NFLで働くトレーナーを多く輩出している、アメリカ、ペンシルバニア州・フィラデルフィアにあるテンプル大学のアメリカンフットボールチームにて1年間無給のアスレティックトレーニングインターンテンプル大学でインターンができるチャンスを掴みました。

 

※NFL(National Football League)とはアメリカで最上位に位置するプロアメリカンフットボールリーグで、その年間総合収入は2014年で推定112億ドル(約1兆3800億円)だったとされる世界最大のプロスポーツリーグです。

 

 

ただ、ひとつだけ問題があります。それはフィラデルフィアで1年間過ごすための滞在費です。

 

写真の女性は磯有理子さん。女性として初めてNFLでアスレティックトレーナーになった方。

 

(写真の女性は磯有理子さん。女性として初めてNFLでアスレティックトレーナーになった方。)

 

 

 

~10年越しの夢~

 

私がアスレティックトレーナーを目指し始めたのは今から10年前の話です。当時、淑徳大学社会学部心理学科を卒業したのですが、スポーツを通して得られた感動・情熱が忘れられず、スポーツの世界で働きたいと思い、日本ウェルネススポーツ専門学校に進学しました。そこで本格的にアスレティックトレーニングを学び、社会人アメリカンフットボールチーム、富士通フロンティアーズで当時、北島康介のストレングス&コンディショニングも担当していた田村尚之氏の下、インターンをさせていただきました。

 

そのインターンを経て、日本におけるアスレティックトレーニングの実情、実態を知った自分は”アスレティックトレーナーとして働くならやっぱりアメリカだ”と思うようになりました。

 

しかし、大学を卒業し、専門学校に進学した自分には4年間アメリカ留学をする資金なんて一切ありませんでした。それでもアスレティックトレーナーという職業をあきらめきれなかった私は留学資金を貯めるために一度靴修理の仕事に就き、お金を貯めることにしました。年間250万の貯蓄を目標に仕事をしながら英語の勉強をし、TOEFLをクリアするという日々を4年間過ごしました。実家から会社に通い、通勤時間はもちろん、休みの日は英語の勉強をするという毎日が実を結び、見事4年間で目標金額である1000万円、そして留学に必要なTOEFLの基準値も超えることができました。

 

そして、東日本大震災のあった2011年8月、私はネブラスカ大学カーニー校に留学することができました。ネブラスカ大学では米国BOC公認アスレティックトレーナーになるために4年間勉学、実習に励み、見事2015年5月に認定試験をパスし、アメリカで公認のアスレティックトレーナーとなることができました。アスレティックトレーナーを志してから10年が経ち、ようやく“アメリカでアスレティックトレーナーとして働く”という目標のスタートラインに立つことができました。

 

(テンプル大学にて、高校生サマーキャンプの模様)

 

 

 

~夢への旅路~ -NFLで働くために-

 

冒頭でも申し上げた通り、現在私はペンシルバニア州、フィラデルフィアにあるテンプル大学のフットボールチームで無給のインターンとして働いています。テンプル大学のフットボールチームは3つのレベルに分かれているアメリカの大学のフットボールリーグのトップリーグでプレイしているチームです。なので、テンプル大学で働いているアスレティックトレーナーもNFLを経験したばかりが揃っています。ヘッドトレーナーのアルはデトロイト・ライオンズでヘッドトレーナーの経験があり、アシスタントのハギさん(日本人の方です)はワシントン・レッドスキンズでアシスタントトレーナーを経験された方です。テンプル大学でのインターンは、将来NFLで働くことが夢である自分にとって、またとないチャンスなのです。

 


(アスレティックトレーナーとして、初めての仕事)

 

~夢への旅路~ -フィラデルフィアでの生活-

 

私は現在、自分の夢を達成するためには最高の環境にいるわけなのですが、このインターンは本当に無給のインターンです。住むところはもちろん、食費、健康保険などすべての出費を自分で負担しなければいけません。もちろん、空いた時間でアルバイトをすればいいのですが、インターンのスケジュールはとても過酷です。平日月曜から金曜は毎朝4時に起床、6時にはトレーニングルームで準備を始め、終わるのは夕方5時というスケジュール。土日はサマーキャンプの手伝いがあり、アルバイトに使える時間がまずほとんどない状況です。シーズンが始まると、土日は試合が入り、アウェイでゲームの時は飛行機で移動して帰ってくるような日々が続くため、アルバイトをするということ自体が大変厳しい状況です。また、フィラデルフィアは都会のため、全体的に家賃が高く、毎月の家賃が平均$700(87,500円 $1=125円)かかります。安いところに住めばいいじゃないか、と思われるかもしれません。

 

しかし、テンプル大学周囲の家賃の安い地域は治安が悪く、地元の人に聞いた話では銃撃で毎日1人ぐらい殺されたりしているそうです。なので、ある程度の家賃を払わなければ身の安全を確保することができず、危険と隣り合わせの生活を強いられる可能性も出てきます。そうなると、とてもインターンに集中するところではなく、生活に大きな不安を抱えながら過ごさなければいけないことになります。

 

幸運にも自分は、テンプル大学の近くにあるUniversity Villageというところで4人部屋、寝室・バスルームともにルームメイトとシェアをするという$450の住まいの契約にこぎつけました。あとは契約を提出するだけの状態となっています。

 

(現在の住まいがある17th ストリート)

 

しかし、いまはお金の目処がついていないため、その契約に踏み切れないでいます。いくつかの日本食屋さんにアルバイトの申し込みをしましたが、しばらくは最低賃金である$7ぐらいからスタートし、1週間で20時間働けたとしても$140にしかなりません。しかも、ビザの問題があります。私の現在のステータスはOPTという“1年間、大学の専攻と関係のある分野での仕事なら合法的に働ける”ビザであり、本来ならばアスレティックトレーニングとは関係のない分野では働くことができないことになっています。

 

当初の計画では、高校生のサマーキャンプをアスレティクトレーナーとして働き、資金を貯蓄するはずだったのですが、アスレティクトレーナーとして働くには大学を卒業し、試験をパスすることに加えて、その州が発行するライセンスというものを獲得しないと合法的に働けない仕組みになっています。そのプロセスに思ったより時間がかかり、ライセンスが取れないこと、更にはそのサマーキャンプの仕事は自分で取りに行かなければ働けない仕事のため、経験のあるアメリカ人のアスレティクトレーナーと仕事を競い合うことになり、まだ仕事にありつけていない現状にあります。

 

(洗濯機がないため、週一回、湯船を使って洗濯。洗濯物をしぼり終わると腕がパンパン)

 

 

~夢をあきらめないために~

 

今までご説明させていただいたように、このテンプル大学でのインターンを無事、終了し、次の目標である大学院への進学(大学院は院生でありながら仕事ができるポジションがあるため、収入を得ることができ、また授業料は免除)、そして、その先にあるNFLで働くためには、この1年間をフィラデルフィアで生き残る必要があります。たとえ、1年間の資金が賄えなかったとしても、せめてオンシーズンだけでも今回のインターンで経験してみたいのです。オンシーズンをテンプル大学で過ごすためには最低でも$450×6か月契約(最短の契約が6か月から)、合計$2700(337,500円 $1=125円)が必要となってきます。シーズン中は朝食が出るため、食費も節約することができますし、食費ぐらいなら日本食屋のバイトでも賄える金額です。

 

(毎日通う仕事場、テンプル大学のフットボール場。空が明るく見えますが、朝6時前。まだ誰もいない静かな朝)

 

~夢は必ず叶う~

 

ここまで来るのに10年という年月をかけました。このアスレティクトレーナーという仕事のために色んなものを犠牲にしてここまで来ました。お酒なんて最後にいつ飲んだのか覚えていません。食事は毎日シリアル、手作りのサンドイッチ、そしてパスタです。でも、こんな苦労ができるのも、自分が本当に自分のやりたいことと向き合っているからでこそであって、そうでなければとっくの昔にどこかで投げ出しているのだろうと思います。自分は本当に幸せだと思います。

 

この世の中には、やりたいことがあるのにも関わらず、やることができずにいたり、やりたいことがなんなのかすら、わからずに何気なく生きている人たちがたくさんいます。東日本大震災があった時、たくさんの人の希望や夢が失われました。やりたいことがあったのにも関わらずできなくなった人たちが大勢いました。そんな年に、自分はアメリカに来て、今もこうしてやりたいことを、自分の夢を追い続けています。

 

でもこれは決して自分の力だけではありません。その時、その時、自分が辛い苦しい思いをしている時、困難に立ちはだかった時、手を差し伸べてくれた人が必ずいました。人のやさしさ、良心に触れ、その度に助けられてここまで来ました。やりたいことをやれている者として思うことは、やりたかったことができなかった人たちの思いも背負って、自分が夢を追いかけ続けたらな、ということです。そして、夢を実現させた暁には、こんな平凡で何の特技もなかった少年が、どうやって、実際に何をしてここまで辿り着いたのか、その軌跡と足跡をたくさんの人に伝え、“夢は必ず叶うんだ”という希望を与えていけたらなと思います。

 

(フィラデルフィア・イーグルスの本拠地。テンプル大学のホームゲームも同じスタジアムを使います。NFLチームが使っているスタジアムに立てるのはとても楽しみです!)

 

 

~引換券の内容~ 

※写真はイメージです。実際の商品とは異なる場合がございます

 

・フィラデルフィアイーグルスのテディベア

 

・フィラデルフィア・イーグルスのタオル

 

・テンプル大学選手のサイン入りポスター

※このようなポスターにサインを入れていただきます。


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