ガーナの主食、キャッサバを孤児院のこどもたちと作りたい！

ご支援者の皆様へ

 

ご無沙汰しております。プロジェクト実行者の齋藤杏実です。プロジェクト達成から8年が経ちましたが、皆様におかれましては、いかがお過ごしでしょうか？

 

連絡をご無沙汰してしまったこと、どうかお許しください。この度、ガーナに関連する新しいクラウドファンディングのプロジェクトを始めましたのでご報告いたします。ご一読頂き、もしご支援いただけましたら光栄です。

 

また、改めまして、本プロジェクトの経過と現状についてお伝えします。

 

1. キャッサバ農園のその後

 

2014年に皆様から頂いた寄付で、4エーカーの土地と農機具を購入し、キャッサバや他の野菜の生産を始めました（農業プロジェクト）。

 

またそれと同時に、2013年時点から始めていた孤児院の庭でのキャッサバ栽培も継続して行いました（裏庭プロジェクト)。

 

2015年以降、春と夏に1回ずつ渡航を繰り返し、前者の「農業プロジェクト」と後者の「裏庭プロジェクト」の２つを継続して行ってきました。

 

結果、現在でも継続して孤児院の給食の一部を賄えるだけのキャッサバやトマト、オクラなどの野菜を収穫することができています。現地オーナーによると『毎年４エーカー全てを使用しているわけではないが、一部の農地を整備し、時期に応じてキャッサバなどを生産している』との連絡を受けています（2022年11月時点）。

 

2017年時点で、学生団体「ガーナの子どもとShare Step」のメンバーがまとめた報告書は以下からご覧頂けます。

https://drive.google.com/file/d/1FhmL9bO5oElqv_qLs1cDm5hRXZ1K95x1/view

 

コロナウイルスが流行したため、学生がガーナに渡航することは難しくなってしまいましたが、私の方では継続して孤児院オーナーのAlexと連絡を取り続けており、持続的な支援が行えるようにしております。

 

2. ガーナ北部における農業

 

 2019年に、学生団体「ガーナの子どもとShare Step」の設立者である土橋と、本プロジェクトの代表である齋藤は、ガーナでさらなる課題にビジネスで取り組むべく、新たなガーナ人パートナーとともにガーナ法人企業KAMBANG Farms & Suppliesを設立しました。

 

設立経緯は、新しいクラウドファンディングPJのページにもご紹介させて頂きましたので、ぜひご一読ください。

 

学生時代の活動拠点であった南部よりも、さらに貧しいと言われる北部を拠点としており、事業開始から3年間で、大型農機具を買い付け、毎年数〜数十エーカーの土地でコメ・トウモロコシ・大豆の耕作を行なっています。コロナ禍でも事業を継続しており、現地の雇用の創出に貢献しています。

 

一方で、農業ビジネスの継続だけでは解決しきれない社会的問題の実態に気づきました。

それは、水の問題です。

 

事業地域であるガーナ北部は、孤児院のあるガーナ南部よりも雨が降らないという気候的条件が原因で、貧しさから脱却できない実態がありました。

 

現地の人々は、川や沼の水を飲料水として使用していました。

衛生的な水にアクセスできないことは、感染症の拡大を広める原因や子どもたちの労働搾取の理由になってしまいます。

 

衛生的な水を届けることで、ガーナ北部地域のボトムアップを図りたい。そしてひいては、私たちの事業を通して、貧困問題解決のロールモデルとなりたい、と考えています。

 

そこで、新しいReadyfor? プロジェクトを立ち上げるに至りました。

新プロジェクトでは、300人のコミュニティの生活を改善する井戸の建設を目指しています。

 

前回のご支援者の皆様には、ガーナでのプロジェクトにご理解があると存じます。

何卒ご支援、ご協力のほどよろしくお願いいたします。

 

西島 杏実（旧姓：齋藤）