プロジェクト概要

プロジェクトの終了が報告されました

 

フェルトボール算数の研究成果をフィレンツェの学会で発表したい!

 みなさん、はじめまして!

私は〈家庭教育力研究所〉代表の算数パフォーマー 上野真弓と申します。

私は、算数が苦手な人でも楽しんでいただけるようにフェルトボールを使った算数教育をしています。この度、来年の3月にフィレンツェでありますサイエンス系の国際学会(NPSE)の審査に合格し発表できることになりました。過去5年間のフェルトボール算数に関する研究成果を広く世界に発表するため、学会への参加費用の一部を皆様方にご援助頂きたいと存じます。どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

フィレンツェ

 

フィレンツェ国際学会(NPSE)のホームページ

 

家庭教育力研究所のホームページ

 

フェルトボール算数との出会い

 

 5年前、高校数学塾をしていた私に知人から連絡がありました。20歳になるお嬢さんが、「消費税の計算で1.08を掛ける場合、0.08はなんとなく分かるけど、1って何を意味するか分からない。」という理由で就職できないので、私に計算の意味を教えてほしいと言うのです。私は正直困りました。大人に算数を教える場合、どこまで遡らないといけないか分からなかったからです。しかし、我が家に来られたお嬢さんを前にすると、もう逃げられません。私はまずは割り算から教えようと思い、その辺に転がっていたフェルトボールを12個だして、「これで12÷3を表してみてください。」と言いました。するとお嬢さんの手が全く動かず下を向いたままでした。私はビックリして割り算の意味をフェルトボールを動かしながら教え、消費税計算の1がどこからきたのかも伝えました。

約1時間の授業を終えると、お嬢さんは涙を流しながらこう言いました。

「感動しました。今まで誰もそんな風に割り算を教えてくれなかった。」と。

私はお嬢さんがつらい気持ちで算数と向き合っていた事実を知り愕然としました。

 

算数が苦手な人の方が能力が高い?

 それから私は、計算のしくみや算数の考え方などをフェルトボールを使って可視化し、さらにそれを自分で動かすことで算数を理解するメソッドを次々に開発していったのです。算数が分からない幼児にも楽しんでもらうために、10個のフェルトボールを使ったお買い物ごっこを考案しました。日本各地で大人や子供向けに、このフェルトボール算数講座をしているうちに、私にはある思いがよぎりました。それは、(もしかしたら、算数が苦手な人の方が能力が高いのかもしれない!)ということです。どういうことかと言うと、算数とは事象の数だけを取りざたするものです。しかし、算数が苦手な人は、事象から数だけではなく他の沢山の情報も取り出してしまうので処理ができなくなるのではないかということです。そう考えると、数の実体であるフェルトボールを使って考えることは、すでに事象から数だけを取り出している状態だと言えます。

 

 

小学校真弓
小学校でフェルトボール算数講座をしている様子

 

幼児向け10個のフェルトボールでおかいものごっこの様子
大人向け講座の様子

 

「上野さん、フィレンツェでフェルトボール算数を発表しませんか?

上野さんがフェルトボール算数を広めなくても、それをいいと思った誰かが広めるかもしれません!」

 

 昨年の12月に私は中国の曲阜(きょくふ)師範大学でフェルトボール算数の発表を行い、その翌日、大学の付属小学6年生56名にフェルトボール算数授業を行いました。8班に分かれて1班ごとに通訳がついてくれました。事前に送っていた授業プランを見て、校長先生はじめ多くの先生たちが見学に来られていました。

この時は、分数の割り算をフェルトボールで説明するというものでした。中国の子供たちは、初めて見るフェルトボールに戸惑っていましたが、すぐに慣れそれを使って自分の考えを前に出て発表したがりました。どの発表も素晴らしく、だれもが拍手を浴びました。

授業が終了すると、子供たちが、日本語で

「日本のせんせい、ありがとう。」と言ってくれました(涙)

 

その後、多くの先生方と通訳を交えて話しました。校長先生は言いました。「あなたの算数は計算のしくみを教える点が素晴らしい。もっと私たちにフェルトボール算数を教えてください。」と。それが縁で帰国後もオンラインを使ったフェルトボール算数講座を中国の生徒にしています。

 

そんな時、東京工業大学の森雅生教授から、「上野さん、フィレンツェでフェルトボール算数を発表しませんか?上野さんが広めなくてもそれを良いと思った人が広めるかもしれません。」とのお誘いを受けました。

私は心臓をつかまれたかのようにドキドキしました。中国で見た子供たちの目のキラキラ。あれは純粋に学問を求めたときの輝きです。もしそのような輝きをヨーロッパのお子さんも感じてくれるとしたなら、私にとってこんなに嬉しいことはありません。

もしかしたらイタリアのお子さんに直接フェルトボール算数をお伝えできるのでは?との期待感で胸ははちきれそうになりました。

 

中国真弓
曲阜師範大学でフェルトボール算数発表直後の私

 

だれでも音声指示に従ってフェルトボールを動かすだけで算数が分かる魔法の算数メソッド!?

 このように幼児から大人までを対象としたフェルトボール算数講座ですが、5年間の活動の中で、もっとも多い感想は、「なぜ、紙の上で分からなかった算数がフェルトボールを動かしていると分かるのですか?」です。

そこで私は考えました。

算数の考え方を先に体験してしまえばいいのではないか?と。

今までの算数教育は、自力で問題を解けるようになるまで鍛錬されてきました。まず頭で理解するというのが大前提でしたが、それでは算数の初期の段階でつまづいた人は、高度な算数概念と一生出会うことはありません。

そこで、先にフェルトボールを音声指示に従って動かす算数体験を行うという新しいフェルトボール算数メソッドを考え付いたのです。

名付けて、イヤハンドマス🎧です。

手の算数体験はやがて頭で理論と結びつき学力として定着します。

私はそんな例をいくつも見てきました。

 

まずフェルトボールで算数体験をするためには、思わず解いてみたくなるような楽しい算数問題は必須です。私は、動物たちを使った問題を30問作りました。

 

例えば、

1.子牛の動物園

ウシのお母さんが子牛12匹を動物園に連れていきます。

オスはメスより4匹多いそうです。オス・メスそれぞれ何匹ですか?

 

このように2つの数の和と差が分かっていてそれぞれの数を出すものを和差算と言いますが、フェルトボールを使うと幼児でも解けるのです。

 

9.ライオンの割引肉

ライオンが夕方スーパーに買い物に行きました。1,000円の牛肉が4割引き

800円の豚肉が2割引きでした。牛肉と豚肉のどちらが安いですか?

 

これは主婦には大好評の問題で、普段何気なく使っていた計算の意味がやっと分かって子供に教えやすいなどと言われます。

 

イヤハンドマス問題

 フィレンツェの学会では、英訳した問題集を準備し、問題文を見ながら音声指示に従って動かしてもらいたいと思っています。サイエンス系の教育学会でプロの集まりです。その中でお一人でもご興味を持たれたら、自国に持って帰って頂きたいのです。ちゃんとヨーロッパの皆様にお伝えできるように、学会までの間、日本での実践を繰り返してデータを集積分析してすぐにでも取り入れて頂けるように、日々努力を重ねていきたいと思います。

 

▼リターンについて

 今までフェルトボールセットは私の講座を受講される方にのみ販売しておりました。しかし今回、「イヤハンドマス」を開発することで、問題文と音声指示さえあれば、私の講座を受けなくても手軽にフェルトボール算数を楽しんでもらえるようになりました。そこでフェルトボールセットを今回ご支援くださった方たちのリターン商品とさせて頂きました。また、フェルトボール算数講座は人々の考え方の多様性が分かるのでとてもたのしい講座です。大人のみなさんが童心に戻って算数あそびに興じていただきたいと思っています。

 

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▼プロジェクトの終了要項

2019/3/18から2019/3/27までの間、2019/3/21・22におこなわれるNPSE(サイエンス系国際学会)にて、フェルトボール算数メソッドに関する過去5年間の研究の成果を広く世界に発表するためフィレンツェへ行ったことをもって、プロジェクトを終了する。

 

▼関連事項

※渡航スケジュールについて

2019/3/18 日本出立

2019/3/20 フィレンツェ到着

2019/3/21・22 ポスターセッションにて学会発表

2019/3/23-25 現地教育関係者との交流

2019/3/26 日本に向けてフィレンツェ出立

2019/3/27 日本到着

 

※参加する国際学会(NPSE)について

参加の可否:事前に提出したアブストラクトが合格したため参加は決定している。

 

※仮に予定していた日に学会に参加できなかった場合

全額を日本でのフェルトボール算数メソッド出版物発行のために使用する。

 


 

 

 

 

 


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