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現役早稲田生が挑む幼児教育改革 〜絵本で学ぶタルムード〜

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支援総額

60,000

目標金額 470,000円

支援者
9人
募集終了日
2020年12月31日

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プロジェクト本文

▼自己紹介

 

こんにちは。僕たちのプロジェクトに興味を持っていただき、ありがとうございます。僕たちは、早稲田大学に通う大学生です。この度、「幼児教育改革」と題しまして、ユダヤ教の聖典タルムードを絵本として出版するプロジェクトを発足させました。

 

 

▼プロジェクトを立ち上げたきっかけ

 

僕たちがこのプロジェクトをなんとしても成功させたいと決意したきっかけは2年前に遡ります。それは、早稲田大学が主催するボランティアプロジェクトです。当時僕たちは、タイに暮らすムラブリという貧しい少数民族の支援活動に力をいれていました。

 

ムラブリが暮らすのはタイ北部の熱帯森林です。首都バンコクから地方都市チェンマイまで1時間。そこからバスで揺られること7時間でナーン県に到着。さらに、ピックアップトラックに乗り換えて1時間という未開の地です。当然、電気、水道といった生活インフラは不十分です。

 

 

こんな感じでした。

 

画像を見ての通り、日本の当たり前はありません。僕たちは教育学部に所属していたので、現地の教育に目がいきました。義務教育とは名ばかりで、学校に通う子・通わない子がいます。また難易度に合わせたクラス編成を維持するほど教師の数も足りていません。言うまでもなく、電子デバイスやデータを活用した教育など夢のまた夢。そんな環境でも、長期に渡り民族の方と生活をともにするなかで、僕たちは現地のある教育習慣に心を揺さぶられました。

 

<「世代から世代へ継承する生きる知恵」>

 

僕たちが心揺さぶられた教育習慣とは、コミュニティ内での知恵の継承です。

例えば、火の起こし方です。村にはガスコンロなどがありません。料理をする際、大人が火を一からおこします。ムラブリの子どもたちは、観察眼が鋭いので、大人がやったように火をおこそうと試みます。見よう見まねですが、試行錯誤しながら彼らは火をおこせるようになっていきます。

 

 

日本と異なり、ムラブリの住む村では、試験のための勉強がありません。教育の効率化を狙ったデジタルデバイスもありません。

彼らには、高い英語能力はありませんが、落ちている木を拾ってものの数秒で椅子を作ることができます。彼らは、最新の経済情報に精通しているわけではありませんが、コミュニティのなかで穏やかに他者と関わる術を知っています。

 

このような数値化できない「世代から世代へ継承する生きる知恵」が、彼らが過酷な熱帯雨林で生きていくことができる最大の理由なのです。

 

<生きる知恵の学び方>

 

現在の日本の教育を振り返るとどうでしょうか。受験や目の前のテストを優先した知識偏重学習。トレンドによってコロコロ変わる文部科学省の方針。

これらが全てが国際競争力の低下に繋がっているのではないでしょうか。

日本に帰国し、僕たちは危機感を募らせました。この状況をなんとかできないか模索していたところ、僕たちはユダヤ人が学ぶ「タルムード」に出会いました。

 

▼プロジェクトの内容

 

<タルムードとは>

 

タルムードとはユダヤ人が古くから大切にしている行動哲学の話です。モーセが伝えたユダヤ教徒が守るべき聖典の中でも世の真理を突いた寓話が豊富にある「タルムード」は世代間で大切に引き継がれています。

 

皆さんユダヤ人と聞いて何を思い浮かべますか?ユダヤ人と聞いて日本人が真っ先に思い浮かべるのは、「彼らが迫害されてきた民族である」というイメージじゃないでしょうか。キリスト教徒からの迫害、民族主義による迫害、数えればきりがありません。(ヒトラーによる迫害が最も有名でしょうが…)

 

そんな悲劇的な歴史を持つユダヤ人ですが、実はもう一つ興味深い側面があります。それは彼らの異常なまでの優秀さです。皆さんご存じノーベル賞、実は受賞者の少なくとも20%がユダヤ人なのです。また、実業界にも数々の有名人がいます。Facebook創業者のマーク・ザッカーバーグ、Googleのラリー・ペイジ、スターバックスのハワード・シュルツ、ゴールドマン・サックスのマーカス・ゴールドマンなどもユダヤ人家庭に生まれています。ユダヤ人は世界人口のわずか0,2%以下に過ぎません。

 

なぜこれほどまでに成功者が多いのかという謎をたどっていくとある共通項にたどり着きます。それは彼らが幼い時からユダヤ教の教えに触れているということです。ユダヤ人の家庭では、タルムードを用いた読み聞かせが日常で行われています。

 

エルサレム, イスラエル, 旧市街, ユダヤ人地区, 壁, 城壁, 岩寺

pixabayより引用

https://pixabay.com/ja/photos/%E3%82%A8%E3%83%AB%E3%82%B5%E3%83%AC%E3%83%A0-%E3%82%A4%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A8%E3%83%AB-%E6%97%A7%E5%B8%82%E8%A1%97-1712855/

 

 

タルムードの一節をご紹介します。

 

「金の冠をかぶった雀」

 

ソロモン王はユダヤの最も有名な王様である。ソロモン王は大きな鷲の背に乗り領地の視察に飛び回っていた。

 

ある日、エルサレムから遠く離れた領地に飛んでいく途中、たまたま体調が悪くなり鷲から落ちそうになった。

 

すると、それを見ていた雀たちが何百羽とやってきて、ソロモン王が鷲の背中から落ちないように体を支えた。これに感謝したソロモン王は、雀たちに「おまえたちに何でも欲しいものを与えよう」と言った。

 

雀たちは巣に戻り、何をもらうか大議論をした。いつまでも身を隠しておけるブドウ畑」「いつでも水が飲める池」「食べ物に困らないように野原に穂を撒いてもらう」という意見もあった。その中でこんな意見がでた。「ソロモン王と同じような金の冠をかぶって飛んだら、さぞかし誇らしく飛べてかっこいいだろう。」。雀たち全員が「そうだ、そうだ!」と賛成し、意見がまとまった。

 

雀の代表がソロモン王に「王様と同じ冠をください」と言ったところソロモン王は「あまりいい考えではない。考え直したらどうだ」と言ったが、雀は「いや、ぜひ私たちに冠を!」と繰り返した。王は「そこまで言うなら仕方ない」と雀たちの願い通り、全員に冠を授けた。

 

金の冠を被った雀たちは嬉々として大空を飛び回った。今まで猟師たちは雀などには目もくれなかったが、金の冠をかぶっているために、全国で雀が狩られるようになった。

 

仲間たちはみんな撃ち殺され、雀たちはとうとう最後の五羽になってしまった。最後の五羽は、ソロモン王のところに命からがら駆け付け、「私たちが間違っていました。金の冠はもういりません」と言った。 

 

雀から金の冠が取り外され、雀は少しづつ平和を取り戻し、何年かのうちにまた元の数に戻ったということだ。(終わり)

(石角完爾(2012)『ユダヤ人の成功哲学「タルムード」金言集』集英社 p.56〜57参考 

 

<ユダヤ人の教育法>

 

この話を聞いて、みなさんはどう思いましたか。ユダヤ人の家庭では、話の結末に行く前に、親が子供に対して「この後雀はどうなるだろう?」「雀はどうすればよかったのか?」「雀の失敗は何を表しているのか?」など問いかけをします。ここでは一つの解釈を先に言ってしまいますが、雀の失敗は「財産を見せびらかすと身を亡ぼす」という抽象を表しています。

タルムードは問題ではありません。そのため正解はありません。しかし親の対話の中で、物事の本質を突き詰めていく練習をします。これを重ねることで、ユダヤの子どもたちはタルムード寓話の具体例から、人生に起こりうるあらゆる問題を知り、柔軟に対処する術を身につけるための知恵を獲得します。

 

ユダヤ人の行動の原動力となっているタルムード。これがユダヤ人の成功の秘訣なのではないでしょうか。

僕たちはタルムードこそ、「世代から世代へ継承する生きる知恵」を体現している教材だと確信しました。

 

<タルムード絵本教材プロジェクト>

僕たちは、タルムードが物事の本質を突く素晴らしい教材だと信じています。そして、日本人にも幼い頃からタルムードに触れてほしいと考えています。

現在、日本ではタルムードは大人向けの解説書や難解な翻訳書しか出版されていません。幼児や児童が読むことは非常に困難です。

そこで、僕たちは幼児や児童でも楽しく学ぶことができるように、タルムードの絵本教材を電子書籍で出版しようと思いました。絵本教材ということで、ただの絵本ではありません。親御さんや教育機関が、ユダヤ式に則って読み聞かせができるように、読み方・考え方のヒントを掲載します。

 

こちらが完成予想図です。クラウドファンディングで扱う話とは異なるものを題材にして試作品を制作いたしました。参考にしていただけたらと思います。(クラウドファンディングを達成した際には、プロのイラストレーターに依頼をします。)

 

▼支援金の使い道

 出版にあたり、いくらくらいかかるのか調べました。

お手軽出版ドットコムによると、絵本500冊を出版するには

流通手数料 158000円

書籍本体 649220円

カバー代 61000円

本文レイアウト 22500円

消費税 89072円

合計 979792円

がかかります。

それに加えて、ISBNコードに8000円、フリーランスイラストレーターに6万ほど。様々な経費がかかります。

 

しかし、今回絵本教材を何としても出版したい思いで、少しでも費用を抑える手段を考えました。

1つ目に、営業をします。僕たちは教育学部所属であること、また教育系で働いていた経験から、教育機関とのコネクションがあります。自ら営業をすることによって、流通手数料を抑えます。

2つ目に、部数を抑えました。僕たちふたりで確実に営業ができる量を計算し、100冊にいたしました。

 

その結果、

お手軽出版ドットコムによると絵本100冊を出版するために、

書籍本体 233,420 円
カバー代 30,200 円
本文レイアウト 22,500 円
消費税 28,612 円
合計 314,732 円


このように、自前で営業すること、部数を抑えることによって50万円ほど抑えることができます。

活動費用などの諸経費は、二人で5万円から10万円ほど負担いたしますが、以下の費用をみなさまにご支援頂きたいと思います。

出版費 32万円

イラストレーター費用 6万円

送料 3万2000円

手数料 5万8000円

合計47万円

 

▼出版までのスケジュールとリターンについて

大学卒業の3月31日までの出版を目指しています。そこから逆算して、

スケジュール

年内までに、資金目処をつけ、イラストレーターとの交渉に入ります。

年明けからは出版社との交渉に臨みたいと思っています。

卒業後に営業活動を開始したいと考えております。

 

リターンにつきましては、支援金を5000円以上していただいた方には、出来上がった絵本をプレゼントさせていただきます。

支援金を1万円してくださった方のなかでご希望の方には、上記に加えて大学受験相談またはTOEIC対策相談をオンラインで提供します。(2021年3月31日まで)

 

▼さいごに

今の日本社会に目を向けてください。20年以上続くデフレ、急速な高齢化と人口減少、上がらない生産性と忖度だらけの政治。楽観的に見ても、日本は紛れもない課題先進国であります。そんな先の見えない未来に向かって私たちはどのように生きていけばよいのでしょうか?また今は人生百年時代と言われています。私たちより確実に長い人生を送るであろう子供たちには、時代やトレンドに左右されない真の「学力」を身につけてほしいと誰もが願っているはずです。

「タルムード」にはお金の稼ぎ方や商売のやり方といったハウツーは書かれていません。しかし、時代を経ても色あせないその教えは、ユダヤ人だけでなく我々日本人も参考にすべき部分があるはずです。僕たちはユダヤ人でもなければ、ユダヤ教徒でもありませんが、出てきた寓話と教えにはどこか普遍的なものを感じます。将来を担う子供たちの教育に、僕たちの絵本プロジェクトが貢献できれば幸いです。ご支援のほどよろしくお願いしたします。

 

 

 

▼プロジェクトの終了要項

・製作物    
B5サイズ絵本(ハードカバー)

・出版完了予定日    
2021年3月頃

・著者    
米伶太・岡崎隆志

・発行部数    
100部

 

 

 

 

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早稲田大学に在学している4年生です。

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リターン

1,000


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お気持ち①

お礼のメール、支援金領収書
(絵本のプレゼントはございません。メールでの領収書の発行とさせていただきます。)

支援者
2人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2021年3月

3,000


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お気持ち②

お礼のお電話、もしくはメール、支援金領収書(絵本のプレゼントはございません。メールでの領収書の発行とさせていただきます。)

支援者
1人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2021年3月

5,000


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絵本プレゼント①

完成した絵本のプレゼント
お礼のお電話、もしくはメール、支援金領収書(領収書はメールでの発行とさせていただきます。)

支援者
5人
在庫数
25
発送完了予定月
2021年4月

10,000


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限定キャンパス案内

お礼のお電話、もしくはメール、支援金領収書(絵本のプレゼントはございません。領収書はメールでの発行とさせていただきます。)
早稲田大学の早稲田キャンパスをご案内いたします。(2021年3月まで)

支援者
0人
在庫数
2
発送完了予定月
2021年3月

10,000


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絵本プレゼント②

絵本のプレゼント、お礼のお電話、もしくはメール、支援金領収書(領収書はメールでの発行とさせていただきます。)
希望の方には、オンラインで大学受験相談またはTOEIC学習相談にのります。(TOEIC910点、885点)

支援者
1人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2021年4月

プロフィール

早稲田大学に在学している4年生です。

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