高校生のためのエイガワールドカップ2023大会実施のためのご支援

▼自己紹介

NPO法人映画甲子園は、毎年「高校生のためのエイガワールドカップ」（eigaworldcup)を開催しています。この大会は、全国の高等学校、専修学校、高等専門学校の生徒が作った映画作品を、第一線で活躍している映画監督、脚本家、美術監督。撮影監督、演出家、音楽監督、編集監督、プロデューサーなどが審査するコンクールです。毎年６月から応募を開始し、締め切りが１０月中旬、そこから１次審査、２次審査を行い１２月初旬に最終審査発表と表彰式を行ってます。毎年全国の学校から１００作品程度が集まり、そのグランプリ作品は、ニューヨークで行われる全米ハイスクール映画祭（AAHSFF）やパリ・ポンピドーセンターで行われるフランス高校生映画祭（CinéLycé）で招待上映されるなど、世界の若者向けの映画祭との連携を強くしてきています。また２０２１年にグランプリを取った福岡県立筑紫丘高校の「今日も明日も負け犬。」は、受賞後に評判となり一般作品として多くの都市で上映されてきています。このように映画を作る高校生たちの一年間の目標としてエイガワールドカップが位置づけられるようになってきています。なおここで使用している画像は、全て許可を得られています。

▼プロジェクトを立ち上げたきっかけ

日本において高校生のための映画コンクールとして堂々たるポジションをとってきたエイガワールドカップですが、非営利活動法人として社会貢献意識の高い企業や組織からの協賛金と審査料で大会運営を続けてきました。しかしながらコロナ渦もあって、協賛していただける企業が大幅に減ってしまい赤字化が進んでしまっています。今後も企業からの協賛を増やしていくのが難しい状況です。そのために新たな財源として私たちの活動をご理解いただき、映画作りを行う高校生たちが目標とするこの大会を閉じさせないために一般の方々からのご支援を募りたいと思い立ち上げました。

▼プロジェクトの内容

「高校生のためのエイガワールドカップ」は、2006年に「映画甲子園」という大会名で高校生（高等学校、専修学校、高等専門学校）に限定して応募できる映画コンクールとして2006年から始まり、2014年からは「エイガワールドカップ」と名称変更をして続いてきたものです。全国の高校生たちが制作した映画作品が応募されます。その数が約100本で、長いもので45分。短くても15分くらいの作品が送られてきます。この大会ではこれらの作品管理を1本1本行っています。まず事務局員が作品が応募者の独自制作物なのかとか映像やキャラクターや音楽などの著作権対応がしっかりされているのかなど応募基準に合致しているのかを調べ、一次審査員による全作品の評価を行い、一定のレベルに達した作品が選ばれて、二次審査に入っていきます。この期間に1か月半かけています。なお応募された作品については、一次審査に落選した作品であっても、必ず審査員からの評価コメントをメールにて返答する手間をかけています。それは作った高校生たちが、次の制作に向かってほしいからです。このシステムによって落選者が次年度に優秀な制作を作り出したケースが多々あります。多感な時期の若者たちは、その才能を急速に成長させるものです。こういったことを見ていけることもまたこの大会を続ける活力になっています。しかしながら準備から作品受付、その評価などで多くのメンバーが絡んできます。これらの人たちもボランティアーではありますが、やはり作業の費用が掛かってきます。4月からの準備。6月からの作品受付、10月からの一次審査、二次審査。そして最終審査発表と表彰式には、北海道から沖縄まで全国の生徒さんや先生たちが集まってきます。これらの大会運営にもお金がかかってしまいます。一番の主役は、作品を作り応募してくれた高校生のみなさんです。彼らの思いが届く良い大会にするための環境作りに注力しているのです。

なお本プロジェクトが未成立の場合でも、大会は実施いたします。またいままで一度も開催されなかったことはございませんが、本プロジェクトが成立した場合にやむを得ない事情により、予定通り開催できなかった場合は、ご寄付は次回の大会実施に使わせていただきます。

▼プロジェクトの展望・ビジョン

まずは今年の大会「高校生のためのエイガワールドカップ2023」を成功させることを目指します。これまでに１８回続けてきた映画コンクールを今後も続けていきたい。映画という表現芸術、メディアを作る若者たちのためにエイガワールドカップという場所を提供し続けいていきます。すでに行ってきている映画を介しての日本と海外との国際交流をもっとひろげていきます。すでに十数か国の高校、ハイスクールなどを対象とした若者の映画祭と優秀作品の上映会などを行ってきましたが、この枠をもっと広げていきたい。そして日本でも海外でも若者たちのティーチインなどをネットとリアルで行っていきます。お互いが自分たちの作って映画を通して交流することができる場作りもしていきます。