
支援総額
目標金額 1,200,000円
- 支援者
- 109人
- 募集終了日
- 2019年5月30日
河内優太郎「死にそうだった僕でもこんな風に踊れる」
ダンサーインタビューシリーズ第4弾、最後を飾るのは河内優太郎(かわち ゆうたろう)です!
彼はエネルギーの塊で、観ているこちらが汗をかくというか・・・(笑) 観る方が彼の巻き起こす嵐に飲み込まれないようにしないといけない、そんなエネルギッシュなダンサーです。
なぜかフォークリフトを運転する資格を持っていたり、子どもの頃に大きな病気をして大変な経験をしていたり、東京中のカンパニーの作品に出演していたり、掘れば掘るほど聞きたいことが増えていく不思議な人でもあります。きっと彼のこうしたバックグラウンドが彼のエネルギーの源なんだろうなと思っています。
ぜひ優太郎のエネルギーを劇場に体感しにきてください!

なぜダンスの道を選んだのですか?
小中ではサッカーをやっていて、高校生になったら何か違うことをやろうかなと思った時に、妹がやっていたジャズダンスを習い始めたのが最初なんですが、その頃はあくまでも趣味くらいでした。高校も機械系だったので、電気溶接やフォークリフト、高所作業車の運転ができる資格など、今全然使っていない資格をたくさん持っています(笑) それで大学は建築を学びに行ったのですが、「これからずっと机に向かって図面書くのかな・・・」と考えたときに未来が想像できなくて、ダンスがしたいという思いが強くなり、ダンスとちゃんと向き合いたいと考えて本格的に踊り始めました。ずっとジャズダンスだけやっていたのですが、それだけだと限界を感じたのでバレエを始めました。昔は何回回れるかに命かけたりしてましたね! その後色々なオープンスタジオでダンスをやっていたのですが、偶然山田うんさんが主宰されているCo.山田うんのオーディションがあると聞いて、コンテンポラリーダンスのことは全く知らなかったんですがとりあえず受けてみよう!と思って受けたら合格を頂きました。
できないことがあったときに、建築を学んでいた時だったら「まぁいっか」と思っていたようなことも踊りに関してはめちゃめちゃ悔しいですし、嬉しいことは嬉しいと感じるので、建築あんまり向いていなかったのかなと思います(笑)
子供の頃に大きな病気をされたていたとのことですが、その経験は今の活動にも影響していますか?
そうですね、小学校1〜2年生の頃に大きな病気をして入院していました。血液の病気だったんですが、もしかしたら今ここにいなかったかもしれません。その頃の院内学級でお世話になった先生は今でも舞台を観にきてくれます。現在もその先生とのつながりのおかげで、治療中の子どもたちのための院内学級でのワークショップなどを行なっています。コンテンポラリーダンサーでそういったワークショップをやっている人は他にもいらっしゃいますが、「死にそうだった僕でも、今はこんな風に踊れるんだよ」というのを実体験として伝えられるのは僕だけなので、その点誰よりも説得力があると思っていて、少しでも元気になってもらえたらという気持ちでワークショップを行っています。2年前くらいにはその活動を朝日新聞に取材していただいとこともありました。こういった活動がもっと広がればいいなと思っています。

色々なカンパニーの作品に出演されていますよね。それぞれのカンパニーは、優太郎さんにとってどんなところでしょうか?
Co.山田うんは今の僕の踊りの原点だと思っています。僕の世界を広げてくれたカンパニーです。2015年6月に参加したのですが、全然上手くもない、何をしたらいいのかわからなかった僕を拾ってくれて本当に感謝しています。うんさんに出会わなければ、コンテ畑に足を踏み入れてこうしてバケモノみたいなダンサー達と踊らせていただけなかったと思います。この感謝を還元していきたいなと思い、頑張っています。
黒須育海さんのブッシュマンは、大東文化大学のメンバーで構成されたカンパニーなのですが、もともとうんさんのところで同期の山口将太朗が大東文化大学で。ブッシュマンの中村駿くんが山口と知り合いで、声をかけてもらったのがきっかけです。身体性が合うのか、何回か作品に出演させて頂いています。今年の8月2・3日に行われるブッシュマンの単独公演も出演する予定です。
夏木マリさんのMNTは、竜さんに紹介して頂いてオーディションを受けました。まだ作品に出演していないですが、定例稽古で声を使った稽古をたくさんやるので、声を使うことへの抵抗がなくなりました。
竜さんの作品は何回か出演させて頂いていますが、eltaninとしての公演は初めてですし5人と人数も少ない上にすごい身体性のメンバーで・・・。しかもシアタートラムでの公演でチラシにこんなデカデカと写真を載せて頂いて恐れ多いというか・・・(笑) 自分にしかできないことをやりたいなと思いつつ、竜さんの身体性をしっかり盗みたいとも思っています。
今はどんな風に生活していらっしゃるんでしょうか? ダンスとそれ以外の仕事のバランスの取り方や、自分の体のトレーニングはどのようにされていますか?
自分の体が必要とされているのであれば、収入のことはあまり考えずに踊る方を優先するようにしています。もちろん仕事先の方々の理解と応援があってこそなのですが。仕事先の人たちが「行ってきな!」と言ってくれて僕の分までケアしてくれるので本当にありがたいです。でも、どちらかを頑張った結果どちらかがおろそかになるのは嫌いなので、仕事をできる時はその仕事をしっかりやるようにしています。
ジャズダンスをやっていた時はレッスンに行きまくっていました。Co.山田うんに参加するようになって、公演が続いて忙しくなってしまいレッスンにあまり行けなくなったのですが、本番のためのリハーサルが一番自分にとって体が変わっていくのを感じます。本番が一番練習みたいというか。6月の『White Space.』に向けても、稽古の中でメンバーのいろんな身体性を盗みたいと思っています。

これから先はどんなことをしていこうと思っていますか?
実は、30歳くらいまでは仕事としてそういう話を頂くようなことがない限りは振付や自分の作品を作ることはしないでおこうと思っています。今は踊り手として集中して、踊り狂いたいなと。
でも、いつかは自分のカンパニーを持ちたいなと思っています。Co.山田うんやブッシュマンなど色々なカンパニーの作品に参加させて頂いて、カンパニーという在り方にすごい可能性があるなと感じていて。寄せ集めではない、長い付き合いをして良いも悪いも一緒に経験していかなければいけない関係性の中で積み重ねた私生活の厚みみたいなものがクリエーションに生きてくると思うんです。一人一人が完璧に全部できるわけじゃなくても、まとまったらめちゃめちゃ強い!みたいなチームがいつか作れたらいいなと思います。その時に「この人にならついていける!」と思ってもらえるようにまずは自分の引き出しを増やしていきたいです。
あと、仮面ライダーや戦隊ものなどの特撮ものが大好きでして(笑) 最近の特撮もののオープニングやエンディングで曲と一緒に踊ったりするのですが、そういう振付やダンスアクションのような部分で関われたらなって思っています。
河内優太郎(かわち ゆうたろう)
これまでに鈴木竜、山田うん、黒須育海、長谷川達也など様々な振付家、演出家の作品に出演。2017年には夏木マリ主宰のパフォーマンス集団《MNT(マリナツキテロワール)》のメンバーに選ばれる。幼少期白血病発症したことから自身で作品を作る際もマイノリティについて作品を通して発表したいという想いがあり病気や障害を題材に扱うことが多い。横浜中心に特別支援学校や福祉施設などで治療中の子どもたちや知的障害者、肢体不自由者のためのワークショップを独自展開する。
リターン
8,000円

<限定15名>横浜ダンスコレクション「AFTER RUST」舞台動画配信
・サンクスメッセージ
・「AFTER RUST」の動画を限定公開
※約30分に及ぶ作品「AFTER RUST」をご支援者様のみに配信いたします。2019年6月末まで何回でも視聴可能です。
- 申込数
- 14
- 在庫数
- 完売
- 発送完了予定月
- 2019年6月
10,000円

鈴木竜とeltaninの初単独公演を応援
・サンクスメッセージ
※このコースは、リターン費用がかからない分、いただいたご支援金はサービス手数料を除いたすべてを活動内容に充当させていただきます。
※税制上の優遇処置対象ではありません。
- 申込数
- 28
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2019年9月
8,000円

<限定15名>横浜ダンスコレクション「AFTER RUST」舞台動画配信
・サンクスメッセージ
・「AFTER RUST」の動画を限定公開
※約30分に及ぶ作品「AFTER RUST」をご支援者様のみに配信いたします。2019年6月末まで何回でも視聴可能です。
- 申込数
- 14
- 在庫数
- 完売
- 発送完了予定月
- 2019年6月
10,000円

鈴木竜とeltaninの初単独公演を応援
・サンクスメッセージ
※このコースは、リターン費用がかからない分、いただいたご支援金はサービス手数料を除いたすべてを活動内容に充当させていただきます。
※税制上の優遇処置対象ではありません。
- 申込数
- 28
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- 制限なし
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