台湾は人権先進国。日本は？

ご紹介したい記事があります。東京新聞の2/23朝刊です。
台湾で同性婚法案が可決されたという記事なのですが、なぜ台湾がLGBTへの理解においてアジアをリードしているのか。人権擁護を旗印として示し（中国との違いを明確化し）、国際社会において地位を確立したい、という意図もある、と記事は説明しています。

しかし、台湾がリードしているのは性的少数者の権利確立だけではありません。冤罪に対する取り組みにおいても台湾はアジアをリードしています。銀行強盗が起こり、犯人として拘束された人が自殺、その後に真犯人が現れる、という事件があったそうです。「冤罪を生まない仕組みを作らなくてはいけない」と台湾の司法は一気に動いたそうです。

台湾での逮捕拘留期間は24時間、日本では世間と隔離された状況で23日間、別件逮捕を繰り返し、拘留期間は何カ月も延長可能。台湾では弁護士立ち合い、不当な取り調べが行われないよう監視できる。日本では弁護士の立ち合い禁止。そこで自白の強要が常態化。台湾では事件の証拠を誰でも（被疑者も）閲覧できる。日本では警察・検察が証拠を捏造・隠蔽する。滅茶苦茶です。

台湾で行われたイノセンスプロジェクトに参加して、日本の司法との歴然とした差に驚いた桜井昌司さん（布川事件の冤罪被害者）が『塀の中の白い花~ほんとに何もやってません』の中で語っています。是非お聴きください。
http://enzaibusters.seesaa.net/article/463336765.html

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