【ご報告】扁平上皮癌を患っていた小槌が虹の橋を渡りました。

弊社で保護し、扁平上皮癌を患っていた小槌が、今朝虹の橋を渡りました。

 

舌が上手く動かせなくなり始めて、食事が極めて困難な状況になった為、シリンジで強制給餌に切り替えていたのですが...。

 

数日前くらいから上手く飲み込むことも出来なくなってしまい、急遽病院で抗生剤とステロイド、補液を入れてもらい、自宅で出来る点滴を出して頂いていました。

ただ、癌細胞はどんどん小槌を蝕んでいて、昨夜顔に空いた穴の中から出血を起こしました。

 

鼻がなくなってしまっている小槌は、元々鼻があった部分の気道で息をしていたため、出血がおさまるまで何度も血を拭って気道を確保し、体温が下がり始めていたためずっとブランケットに包み、膝に抱いた状態で体温で温め続け、状態としては一旦落ち着いたのですが...。

8月6日の朝早くに力尽き、虹の橋を渡り旅立っていきました。

 

私達も扁平上皮癌は初めての経験で、右も左も分からない中、皆様からのたくさんのあたたかいご支援やご協力を賜り、4度のセカンドオピニオンを繰り返しましたが、小槌を治す術は見つからず、一縷の期待と、少しでも小槌が楽になることを考えて、免疫治療をしてまいりました。

 

結果として、小槌を救うことは叶いませんでしたが、本当に小槌は最後まで立派に病気と戦ったと思います。

そして、弊社は現在2軒の個人宅をシェルター代わりにしているのですが、小槌を保護していた側の自宅を保有し、保護猫たちの毎日の世話をしていたメンバーも、最後まで小槌のために力を尽くし必死で戦ってくれました。

 

小槌が亡くなったことはとても辛く悲しいですが、心より称えてあげたいと思います

小槌のために力をお貸しくださった皆様、本当にありがとうございました。

もう助からないと診断され、免疫治療に切り替えてからひと月半、別れを覚悟するには短すぎる時間でしたが、皆様のおかげでそれだけ生きられたのだと思っております
皆様のあたたかいご厚意に、心より感謝申し上げます。

 

虹の橋を渡った先で、生まれてすぐに旅立った兄弟たちと再会し、なんの痛みも苦しみもない中で、楽しく幸せに過ごしてくれることを、今は何よりも望みます。