福岡朝鮮初級学校の子ども達にお芝居を届けたい

支援総額

1,586,000

目標金額 1,000,000円

支援者
202人
募集終了日
2021年8月26日

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プロジェクト本文

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【ファーストゴール達成のお礼とネクストゴールについて 】

 

日頃より本プロジェクトにたくさんの共感とご支援を寄せていただき、誠にありがとうございます。多くの方々からの温かい支えのおかげで、7月5日から開始したクラウドファンディングが7月20日、目標金額100万円を達成いたしました。予想以上の反響と早い段階での達成に、実行委員一同 驚きと喜びに溢れております。まずは手を差し伸べてくださった皆さまに、この場を借りて心よりお礼申し上げます。 

 

実行委員会内で、これまでの歩みや今後の進め方を協議した結果

 

このまま仲間集めと資金集めを継続し、ネクストゴールに挑戦したいと思います。

ネクストゴールは150万円に設定しました。

 

ネクストゴールの目的

 

ファーストゴールで設定した「50万円」という補修費用は、観劇のための環境整備の全てをカバーできる金額では到底ありません。この機会に、可能な限りの環境整備補修が行えるよう、残された期間も継続してご支援をお願いしたいと存じます(環境整備の補修についての詳細は、新着情報にて適宜お知らせをしてまいります)。

また、新たにネクストゴールを設定することで、より一層多くの方々に、本プロジェクトの意義と朝鮮学校の置かれている状況を知っていただく機会とさせていただきたいと思います。

 

☆ネクストゴールの金額:150万円 

☆金額の資金使途:引き続き、観劇のための環境整備費用

(※ 詳細は新着情報にて、適宜お知らせいたします)

 

ネクストゴールに向けての決意

 

本プロジェクトに対して温かいお気持ちをお寄せくださるお一人お一人が、さらに周りに伝え広げてくださる相乗効果によって、朝鮮学校の子どもたちに寄り添い・未来を支えていく支援の裾野を、皆さまといっしょに大きく大きく広げていきたいです

 

福岡朝鮮初級学校校舎をバックに/2021.7.18撮影

 

福岡朝鮮初級学校校長 趙星来(チョ・ソンレ)の言葉、『1人の100歩より100人の1歩』を体現するような取り組みをイメージしております。8月26日(木)を期限とする、このクラウドファンディングへのご支援・ご協力を引き続き賜りますよう、どうかよろしくお願いいたします。

 

劇団石(トル)福岡公演実行委員会 共同代表 後藤 富和

2021年7月20日記

 

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福岡朝鮮初級学校との出会い

 

私が福岡市東区に朝鮮学校があることを知ったのは4年前。中国残留婦人をテーマにした神田さち子の一人芝居「帰ってきたおばあさん」の宣伝を兼ね、福岡朝鮮初級学校の夏祭りに参加したことがきっかけでした。

こんな近くにあるのに、それまで私は、福岡朝鮮初級学校のことを知りませんでした。パートナーが勤務する千鳥橋病院の開院時に、在日コリアンの方々から多額の寄付があったのに、朝鮮学校の存在は私には見えていませんでした。無関心が物事を見えなくしていたのです。

和白の丘にある福岡朝鮮初級学校のグラウンドに、在日コリアンの子ども達、先生方、保護者だけでなく、地域の方々や朝鮮学校を支える日本の市民が大勢集まり、賑やかでとても温かい雰囲気に包まれていました。日本と朝鮮のことばが行き交い、笑いあって、飲み交わし、しなやかに踊ったり歌ったりする子ども達の舞台に魅了されました。

初めて足を踏み入れたのに、いっしょに輪になって踊り、花火を楽しむ中で、いつまでもここにいたくなるような居心地の良さを覚えました。

<ここまでの文は嶽村久美子が担当しました>

 

在日コリアンの歴史・福岡朝鮮初級学校の歴史

 

福岡朝鮮初級学校のホームページを開くと、

「本校の教育目的」として「在日コリアンとしてのアイデンティティーを涵養し、知力、道徳、体力を兼ね備えた21世紀の同胞社会、民族の発展に 積極的に寄与できる人材を育てます。子どもたちの夢を育て、夢を実現する力を養うことによって、国際化時代に対応した豊かな人間性と しなやかな国際感覚をもった人材を育てます」   福岡朝鮮初級学校ホームページ

とあります。 

ここに通う多くの子ども達のルーツは、日本が1910年から1945年の敗戦までの間、朝鮮を植民地として支配したことに起因する様々な事情により、祖国を離れて日本の地に暮らすことを余儀なくされた方々です。

1945年の日本敗戦までの間、自分たちの言葉を奪われ、氏名を奪われ、歴史や文化を奪われ、「日本人」として生きることを強制されました。さらに「日本人」として生きてなお、差別を受けました。

戦後、祖国の分断と戦争の混乱の中で、祖国に帰れなかった人々が日本で暮らす選択をしました。在日コリアンの方々は、自分たちの言葉を取り戻し、歴史や文化を取り戻し、自分たちが何者であるか、そのアイデンティティーを取り戻すため、非常に困難な状況の下で、自分たちの学校をつくりました。

しかし、日本政府は、在日コリアンの方々が自らの言葉や歴史や文化を学ぶための学校をつくることを今日まで一貫して認めず、激しい弾圧や介入を繰り返してきました。

福岡では、1945年9月に福岡市内4箇所での国語(朝鮮語)講習所設立(大黒町、博多駅前等)を皮切りに、1949年10月の朝鮮人学校閉鎖命令を乗り越え、同12月の市内日本学校に民族学級設置(千代小、大浜小、千代中等)を経て、1960年4月に福岡朝鮮初級学校を創立しました(大浜)。

1962年4月に本校舎を金平 (現馬出3丁目)に、1973年4月に和白の現在地に移転しました。

金平(現馬出3丁目)にあった旧校舎跡(2019年12月7日撮影)

東区和白にある現校舎(2021年6月19日撮影)

<ここまでの文は柴田一裕が担当しました>

 

差別・偏見・コロナ禍にさらされる子ども達に本物の芸術を届けたい

 

朝鮮学校は、在日コリアンの子どもたちにとって安心できる拠り所です。

しかし、消化器が撒き散らされたりガラスが割られるなど、嫌がらせが跡を絶ちません。

学校関係者が帰った後、夜間の襲撃だった

朝鮮学校に通う子どもたちは、日々、社会の中で差別や偏見にさらされています。さらにコロナ禍が追い討ちをかけました。正確に言えば、急に何か特別な差別が始まったのではなく、普段からの差別や不平等がハッキリと『見える化』され、増長されています。

そこで私たちは、朝鮮学校に通う子どもたちに、あなたは一人じゃない私たちはあなたたちとともにいるというメッセージを伝えようと、在日コリアンのアイデンティティーをテーマに活動する劇団石(トル)のお芝居を上演することにしました。

<ここまでの文は後藤富和が担当しました>

 

このプロジェクトの要(かなめ)~きむきがんという役者

 

劇団石(トル)の主宰であり、一人芝居を演じる役者でもあるきむきがんは、大阪市生野区で生まれ育った在日コリアンの3世。高校まで日本の学校に通い、多かれ少なかれ差別は受けたけれども在日コリアンが多い地域なので、民族的なアイデンティティーで悩んだことはなかったといいます。

それまで通名を使っていた彼女が、「今日から本名でいく」と宣言したのは、高校3年生のときでした。地域の祭り「生野民族文化祭」のマダン劇(朝鮮半島に伝わる民衆劇)に出演し、その過程で仲間たちが解放されていく姿を見たときの感動を、きむきがんはこう振り返ります。

「芝居の力はすごい。通名を使い、がまんして仕事ばっかりしてる人の心が解放され、顔が生き生きとしてくるんです。マダン劇はほんまに生きていくための芸術と思うんですよ  つながる/ひろがる/フェミ・ジャーナル - ふぇみん -|インタビュー「平和の一粒からつながりたい」 

きむきがんの表現手段は「一人芝居」。老若男女がクルクルと変幻自在に演じ分けられ、ときに怒り、ときに泣き、歌い笑い踊り、そして静かに語るその姿に、誰もがグイグイ引き込まれていきます。それは、多様な立場の人の痛みや喜びが、彼女の芝居を通じて観る人の心に流れ込んでくるからでしょう。終わる頃にはもう、涙と笑いで顔はグシャグシャです。

膨大な量の聞き取りを基に、時間をかけて練り上げられたセリフと演出に自身のアイデンティティーを重ね、観客一人一人の心に「人の尊厳とは」、と問いかけてくる芝居。それがきむきがんの「一人芝居」です。

そしてまた、役者きむきがんは、演技で人を惹きつけるのみならず、"芝居そのものにも人を引き込む"という才能の持ち主でもあります。

きむきがんは「すべての人が自分らしく光って笑える暮らし」をテーマに、子どもたちとの劇づくりやワークショップなどにも力を入れています。「こんなちっちゃい体のどこにこんなパワーがあるんだろう?」とびっくりするくらい彼女のエネルギーはその場を一瞬で高め、そして人々を巻き込んでいくのです。

 

生きていくための芸術、マダン劇とは?

 

「マダン」とは、庭や広場を表す言葉です。そして「マダン劇」とは、朝鮮半島の農村で貴族や権力者を風刺した伝統芸能「仮面劇」の流れを汲み、出演者と観客が車座になって苦しみや喜びなどを表現する芝居の形態を言います。

「演者と観客が同じ呼吸になり共感が残る。社会をより良いものにする手立て」

きむきがんは、そう説明します。

そんな、”演者・観客とが即興を交えてつくり上げていく芝居” と、こどもたちとの相性は抜群です。きむきがんと同じ舞台に立った子どもたちは、まるで息吹が吹き込まれたかのようにそれぞれの個性を炸裂させていきます。

即興なのに、いえ、即興だからこそ、その場に居合わせた人たちの純粋な意思がオリジナルな空間を形づくっていくのです。お腹がよじれ涙がちょちょぎれるまで、笑いに笑った子どもたちの幼い心には、きっと、かけがえのない体験が深く刻み込まれることでしょう

 

だから、きむきがんのお芝居を子どもたちに!

「優れた芸術表現に触れて心が動く体験なくして 豊かな表現力は育まれないでしょう」 日本芸能実演家団体協議会

演劇鑑賞は、学力では測ることのできない共感力や社会性などを養う絶好の機会であり、子どもの感受性や感情表現に良い影響をもたらします。

演劇は、関係が生み出す複合の芸術です。舞台で起きる出来事に呼応するように「(まるで)ぼくみたい」「(もし)わたしだったら」と自分を投影させることが、子どもの情動機能を活性化させます。ましてや、自分のルーツとなる伝統芸能の中で仲間と芝居をいっしょに「創り上げる」となれば、より大きな達成感と結束力と同時に、包み込まれるような自己肯定感も味わえ、それはアイデンティティーの礎(いしずえ)となっていくのでは、と私たちは考えます。

ひとたび現実に目を向ければ、コロナ禍で人々の息苦しさは加速化されていっています。今後も激しく変化していくであろう社会において、幼少期に培われた感受性と心が揺さぶられた感動体験は、きっと大きな意味を持つはずです。なぜならそれは、成長とともに豊かな感性を働かせ、よりよい社会を目指す力、試行錯誤しながら問題を発見・解決する力、新たな価値を創造する力につながっていくと思えるからです。

劇団の名称について、きむきがんは語ります。

「”トル”は朝鮮語で”石”という意味。これは、私たちの暮らしにある様々な矛盾や差別にお芝居でもって一”石”投じたいとか、ゴツゴツしていた人々がぶつかり合って丸くなり、仲の良い一粒の”石”になってほしいなとか、いろんな想いを込めて。」

この「石(トル)」の意味に込められた願いのように、子どもたちが未来を切り拓く力となる体験を、きむきがんのお芝居という形で、福岡朝鮮初級学校の子どもたちにプレゼントします。

そしてそれを私たち市民の手で届けることで、温かく丸いつながりの輪が世の中に大きく広がることを強く強く願います。

<ここまでの文は深水登志子が担当しました>

 

朝鮮学校に通う子ども達の尊厳を守るために、あなたの力を貸してください

 

10月20日、劇団石(トル)によるお芝居「カンアジトン(こいぬのうんち)」を、福岡朝鮮初級学校体育館で上演します。子どもたちは、朝鮮半島の伝統芸能「マダン劇」をきむきがんといっしょに創り上げる、という体験ができます。

これは、朝鮮学校に通う子どもたちの尊厳に寄り添い心の成長を応援するプロジェクトです。

そのための費用を、皆様にご支援いただきます。集まる資金が多ければ、観劇のための環境整備費の他、体育館や校舎の補修などに活用します。

体育館の備品である合唱台は、観劇の際には子どもたちのベンチに

破れたり、縫い合わされてたりしている、体育館のステージカーテン

 

<資金使途>

劇団石(トル)公演料         500,000円

観劇のための環境整備費 500,000円

※新型コロナウイルスの影響により公演が中止となった場合には、公演が可能な状況になった時に必ず再公演を行います。集まった資金は再公演で使用させていただきます。

 

差別なく安心して暮らせる平和な社会の実現をめざして

 

様々な困難の中、日本社会で暮らす在日コリアンとして民族的アイデンティティーを育みつつ、日本と韓国・朝鮮そして世界を股にかけて活躍しうる人材を育成する朝鮮学校の存在と意義を、多様化の時代の今こそ私たちはもっと知り、支えなければなりません。

朝鮮学校の子どもたちがヘイトや差別を受けることのない社会、誰かが誰かを差別したり貶めたりすることのない社会の実現が、平和につながるのではないでしょうか。

福岡朝鮮初級学校には幼稚園も併設されており、もちろん園児たちも観劇に参加する

 

校舎や体育館の老朽化

 

1973年4月に建設され、築48年を越えた校舎や体育館は、老朽化の一途をたどっています。そのため、例えば大雨が降ると、教員総出で雨樋を掃除して水の流れを確保し、雨漏り対策に20か所以上バケツを配置する必要があります。

見上げると目に飛び込んでくる、体育館の屋根の雨漏りのシミ

コンクリートの床には、穴やひびが何か所も点在する

ワイヤーが腐食しているため、天井に取り付けられたままのバスケットゴール

穴があいたままになっている天井

体育館内のいたるところで老朽化が進む

 

朝鮮学校には公的支援がほとんどありません。校舎・体育館の補修をはじめ、何者かに割られたガラスの交換さえもすべて、保護者や在日同胞、日本の支援者の寄付に頼っています。

羽アリによる被害もかなり大きい

校舎内の壁も、雨漏りのシミや剥がれが目立つ

セメントでつぎはぎされた床板

来客を招き入れる応接室の床も

幼稚園児たちの外用の出入り口

朝鮮学校の美化活動には日本の市民も参加できる

作業終に、みんなで七輪を囲んで焼肉やキムチに舌鼓を打つのが最高!

 

子どもたちが安心できる環境の中での観劇が実現できるよう、皆様からいただいた資金は、体育館をはじめ校舎の補修にも充てさせていただきます。

<ここまでの文は後藤富和が担当しました>

 

すべては子どもたちの幸せと成長のために

 

福岡朝鮮初級学校校長 趙星来(チョ・ソンレ)からのメッセージです。

福岡朝鮮初級学校の教職員のみなさん

在日1世で朝鮮学校の教員を務めた父と、筑豊で育った日本学校出身者の在日2世の母の子として北九州市で生まれ、幼稚園から大学まで朝鮮学校に通いました。

日本の市民と仲良く暮らすことを望んだ両親の意向で、小学校の頃、町内のソフトボールチームに所属、書道やそろばん、ピアノ教室でも素敵な日本の人たちと出会いました。それが、日本の市民との交流を大切にしたいと思う、今の自分に繋がっています。

しかし、朝鮮学校の教員となって30年が過ぎた今も、朝鮮学校を取り巻く環境は依然「差別的」で「不平等・不公平・理不尽」であると言わざるを得ません。それがエスカレートしていると感じるのは自分だけでしょうか。

地球上にいる子どもたちは「みんな宝」です

劇団石(トル)ときむきがんさんの熱意と情があふれるお芝居の上演が、「すべては子どもたちの幸せと成長のために」をモットーに創立61年を迎えた本校に対する理解と朝鮮学校に通う子どもたちに対する支援へと拡がることを、切に願います。

 

実行委員会のメンバー紹介

 

実行委員会メンバーの一部を紹介します。

嶽村久美子(共同代表)

転勤族で、福岡、小倉、長崎と移動しました。

幼稚園生の頃から幼稚園の先生になると決めていて、幸い、幼稚園教諭になることができました。

西南学院舞鶴幼稚園では、育児休暇を取得しながら20年間勤務しました。舞鶴幼稚園は、福岡市内でいち早く障がいのある幼児を受け入れた統合保育を実践しています。

退職後は自宅を文庫として開放し35年になります。コロナ禍までは、子どもたちや、子育て中のお母さんお父さんで賑わっていました。コロナ禍の中、子どもたちは自由に遊ぶこともできず苦しいでしょうね。

現在、福岡県保育センターに勤務しながら、町内会長や校区の人権尊重推進協議会会長として、差別や偏見がなく助け合える社会の実現に取り組んでいます。

子どもたちに緑と文化を残したいとの思いで、動物園移転反対運動や、六本松九大跡地を緑と文化の杜に運動などに取り組んできました。

国籍や出身で子どもたちを差別することは、絶対に許せません。

 

後藤富和(共同代表)

小学生の頃、在日の子がいました。大人たちは「あの子とは遊びなさんな」と言います。僕はそれがとても嫌でした。

その子は大人になる前にビルから飛び降りました。

自殺の直接の原因は別にあるかもしれませんが、周りの大人たちや地域がその子を温かく包んでいれば、死を選ぶまでに追い詰められなかったかもしれません。

「あの子とは遊びなさんな」と言った大人たちにはこの子を追い詰めたという自覚はないでしょう。悪気はなかった、在日の歴史を知らなかった、と言うかも知れません。

でも、知らなかったですまされる話ではありません。

このような差別は今も続いています。

国籍や出身地で差別することは許せません。

そういう思いで2002年に「在日コリアンの子どもたちに対する嫌がらせを許さない若手弁護士の会・福岡」を立ち上げ、2013年、九州朝高生就学支援金差別国家賠償請求訴訟を提起しました。

弁護士・実行委員会共同代表・九州朝高生就学支援金差別国家賠償請求訴訟弁護団団長・九州弁護士会連合会人権擁護委員会委員・福岡大学非常勤講師・福岡市立警固中学校PTA元会長

 

柴田一裕

1966年生まれ。山口県下関市出身。

現職は印刷会社の営業職。福岡朝鮮初級学校 の近所に住む。

小学4年生のときに書店の外国語コーナーでたまたまハングル文字の存在を知り、また、ラジオから聞こえる韓国・朝鮮の放送を通じて、朝鮮半島のことに関心を持つ。

1981年(高校1年生)「日韓親善高校生交歓団」の一員として初訪韓。

1987年(大学4年生)「アジア平和の船」の一員として初訪朝。

これまでの人生の中で、縁あって幾人かの在日コリアンの方々に大変お世話になったが、とりわけ、大学生のときに、ある事情で窮地に陥っていた私を救ってくださった、ある在日一世の活動家の方のことが忘れられない。きちんと恩返しをすべきところを、しばらくお会いしていないうちに亡くなられていたことを後から知ったのが本当に残念だった。

1995年以降、沖縄の米軍基地問題に取り組むようになるが、その過程で、高江の米軍ヘリパッド建設阻止行動に参加していた劇団石(トル)主宰・きむきがんさんの存在を知り、現在に至る。

 

深水登志子

赤手拭(あかてのごい)だった祖父を持つ、博多っ子。

2016年にシュタイナー教育教員養成講座終了。2020年に公立小学校教員を辞職してからは、大地に根ざした学校を立ち上げるのに奔走する日々。

高校2年の修学旅行が初海外で初韓国。プサンの路地裏で写真に目覚め、芸術学部写真学科に進学。 都内の撮影スタジオ勤務後、カメラ片手に国内外を7年放浪。インド滞在中、パキスタンビザ取得の列で隣り合わせたパスポートの違う京都の子との出会いで、初めて在日コリアンを意識。

2013年、やんばるの森に移住。座り込みに来たきむきがんと出会い、劇団石(トル)のファンに。沖縄の端っこの高江で日本社会の差別的構造を実感。自分に何ができるのかを考えるように。

親の介護で福岡に帰郷後、劇団石(トル)と福岡朝鮮初級学校をつなげる役を買って出る。愛あふれる朝鮮学校にすっかり魅了され、現在に至る。 

 


【プロジェクト終了要項】

●開催日時    
2021年10月20日9:00-12:00

●開催場所    
福岡朝鮮初級学校体育館

●主催者    
福岡朝鮮初級学校

●イベント内容    
福岡朝鮮初級学校で児童を対象に、在日コリアン3世のきむきがん主宰 劇団石(トル)のお芝居「カンアジトン(こいぬのうんち)」を上演する。

 

 

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プロフィール

弁護士 大橋法律事務所(福岡市南区) 日弁連公害環境委員、九弁連環境委員長、県弁公害環境委員・人権擁護委員・憲法委員・LGBT委員・校則PT、警固中PTA元会長、福岡大学非常勤講師、中央区九条の会 terra cafe kenpou、市民連合ふくおか、プラン博多、九州SDGs、福岡地区朝鮮学校を支援する会共同代表

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応援3,000円コース

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2021年9月

3,000


手作り栞3,000円コース(数量限定)

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