沖縄タイムス阿部岳記者の講演会に取り組んで

　私は、10月16日開催の劇団石(トル)の公演に向けて、多くの方々と学びや活動を共にすることで、人として成長したいとの思いで実行委員会に参加しています。今回は、ヘイトスピーチの事を学びました。

ご参加いただいた皆さん、心を寄せていただいた皆さんに感謝いたします。

 

（報告　その一）

　講演会を開催するにあたって、様々な場所で宣伝をしてきました。

　子育て中の若い方、所属する団体、元職の同僚、これまでの活動でお知り合いになった方など、年齢を問わず１００人位の方のラインやメールにメッセージを入れさせていただきました。大きな労働組合や団体も訪問して案内しました。

・ヘイトスピーチってなに？

・福岡に朝鮮学校があるの？

・劇団「石（トル）」って、どこの国の劇団？

・きむきがんさんって聞いたことないね

・子どもの同級生に在日の人がいて仲良く遊んでいた

などなどの声を聞きました。

 

聞いて聞いて

　先日、私が所属する「新日本婦人の会」の班会で、阿部記者の講演会を紹介しました。その折に、ヘイトスピーチに対する怒りと合わせて、会員の方が、数十年前に勤務していた保育園でのエピソードを語ってくださいました。

　なぜ、聞くに堪えない言葉を発して相手を攻撃するのか、幼い頃からの教育が大きいのではないかなど意見交換しました。

　発言してくださった山下和子さんからメッセージを頂きました。
（ー韓国の山登りの経験を省略－）
　保育士をしていた私には、こんな体験があります。
　年長児を担任していた時の事。

　ある時、韓国から九大への留学生として、お子さんを園に預けておられるお母さんが、子どもたちに韓国の話をしてくださいました。そして持参した晴れ着を一人ずつ着せてくださったのです。
　それはそれは、それぞれのお国の色彩感覚の違いが明確で、華やかで眩しいほど美しいものでした。子どもたちの喜びようといったら❗️
　自分の番が来るのが待ちきれず、自分のまわりをぴょんぴょん跳んだりぐるぐる回ったり、男の子たちは照れくさそうにしながらも、それなりの嬉しそうな表情を見せてくれていました。韓国のお菓子も持参してくださっていたように記憶しています楽しい思い出です。
　おーい❗️と呼べば声が届くくらい近い国なのに、どうして仲良くできないのか不思議です。ヘイトスピーチなど耳にしたくもありません。

 

講演会を終えて

　阿部記者は、ご自宅から参加でした。

　知人からの感想

　「阿部さんをはじめ、ヘイトスピーチ集団とたたかっている人たちがいらっしゃることに感動しました。勇気がいることですね。声をかけていただきありがとうございました」

 

　私が学んだこと

・無関心ではなく、たたかう姿勢を見せる事

・差別者は笑っている

・傍観者が怖い

（東京でのオスプレイの配備に反対するデモに参加した翁長知事のコメント）

・みんな偏ってみんないい

（人は学べば真実がわかり、変わっていく）

・被害者の側にたつこと

（沖縄、朝鮮をはじめ、歴史を知る）

・差別する側に立っているという自覚

 

 

詳細の報告は、（報告　その二）に繋ぎます。　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（嶽村久美子が書きました）