福岡朝鮮初級学校の子ども達にお芝居を届けたい

　私事ですが、先日第53回全国保育団体合同研究集会IN広島集会をオンライン視聴しました。少し紹介させてください。

　「子どものいのちと　育ちと　平和のために　みんなで　チャレンジ！」

をテーマに、全国から8000人を超える方々が参加しました。

　今年の「基調報告」の末尾を紹介します。民間団体とはいえ、53年の歴史を重ね、全国に窓口をもち、月刊誌「ちいさいなかま」を発行する団体が発するコメント（意見表明）は重いです。私は、今回のクラウドファンディングに関わるに至り、“立場を超えて“　“どの子も差別されず”の意味を深く考える事になりました。（全文は、「全国保育団体連絡会」HPを参照してください）

①地域や園で立場や世代をこえて保育・子育て・子どもを語り、学びあう場を無数につくりましょう。その語り合い、 学び合いを通して思いや願いを共有し、声を上げていきましょう。

②どの子も差別されず、豊かな発達が保障され、どんな状況のもとでも格差のない平等な保育が保障されるよう、そのために必要な制度・政策の抜本的改善を求め 、保育条件・処遇の全体的な引き上げをすすめていきましょう。

③保育実践（研究運動）と保育運動（要求実現運動）を車の両輪に活動をすすめ、よりよい保育とそれを支える平和な社会の実現をめざしましょう。

　記念講演は　安田菜津紀さん

　　安田菜津紀さんは、NPO法人Dialogue for People（ダイアローグフォーピープル/D4P)所属のフォトジャーナリスト。「紛争地、被災地の声から平和を考える」をテーマに、東南アジア、中東、アフリカなどで貧困や難民問題などを取材し、発信し続けておられます。

　あっという間の75分でした。16歳の時に「国境なき子どもたち」友情のレポーターとしてカンボジアで貧困にさらされる子どもたちを取材したのがスタート。在日二世のお父さんを14歳の時に亡くします。

　講演では、紛争地で起こっている事の紹介と、2011年3月11日の東日本大震災の折の、陸前高田の病院に勤務する義理のお父さんが撮影された、津波が押し寄せる写真も紹介され、義理のお母さんを津波で亡くされたことも語られました。いくつもの試練を乗り越え、自分の目で見聞きしたことを語られる姿は、とても大きく、語られる一言一言が胸に響きました。

　私が受け止めた安田菜津紀さんからのメッセージは…

　・子どもは社会の指標です

　・不発弾で足を切断して入院している少女からのメッセージは、「大きい人に言いたい。戦争はやめて」

　・「無関心」を止めよう！足元から伝えあい、分かち合おう！

　・日本は誇れる国になっているのか？

   嶽村　久美子が担当しました