プロジェクト概要

「家庭」という当たり前をもたない子ども達に、

先輩たちからのメッセージを届けたい!


皆様初めまして!NPO法人フェアスタートサポート代表の永岡鉄平です。

私たちフェアスタートサポートは児童養護施設などで暮らす子ども達、施設から巣立った若者達の就労支援に特化したNPO法人です。任意団体時代を含めると活動は3年目に入ります。


皆さんは児童養護施設という場所について聞いた事があるでしょうか。児童養護施設は虐待、育児放棄、親との死別、貧困などの理由で親元で暮らすことができない2歳から18歳までの子ども達が集団で生活をする場所です。法律により高校を卒業する18歳の時点で施設を卒園、その後の人生を親に頼ることなく自ら働いて稼いで生きていく宿命にあります。


そんな彼ら彼女らを応援する為、私達は去年1年間をかけて冊子「エール」を作成しました。年代はそれぞれバラバラですが、いずれも施設出身の若者たち、大人たちが同じ境遇から社会へ巣立つ子ども達へ自らの経験から得た教訓やメッセージ、そして精いっぱいのエールを送ってくれている内容です。

「社会へ出て働いておとなになるって楽しい!」そんなメッセージをひとりでも多くの子ども達へ届けたい。私達は作成したエールを全国の施設へ配送し、子ども達へ未来への希望を届け、たくさんの施設さんから好評を頂きました。

 

もっとたくさんの先輩からのメッセージを子ども達へ届けたい!との思いから、第2号の発行をするべくREADYFOR?へ挑戦する事になりました。第2号の作成の為、皆様のご支援をお願いします。

 

(「エール」第1号。施設を卒園した1年目社会人のインタビューページ)

 

「18歳での自立を宿命とする子ども達」との出会いと私達の取り組み

 

様々な理由で親元で暮らせない子ども達を国や社会が育てる仕組みを「社会的養護」といい、社会的養護の子ども達は主に「児童養護施設」という施設で集団で暮らしています。

平成25年3月現在、児童養護施設は全国に589カ所、施設で生活している子どもの数は約3万人です。(参照元:厚生労働省ホームページ)

 

子ども達は法律により高校を卒業する18歳で施設から卒園、その多くが親に頼ることなく自ら働いて生き、自立する宿命にあります。しかし、18歳という若さで初めての一人暮らしと仕事。自立と自活に同時に迫られ、頼るべき家族やよりどころとなる家庭を持たない彼らの離職率は一般家庭の子ども達よりもぐっと高いです。アルバイト、日雇い労働、水商売、生きる為に必死で働いているにも関わらず正社員の機会に恵まれずワーキングプアとなる施設出身者が数多く存在します。

 

一方で、企業の求人広告の営業をしていた私は、常々「今の大卒若手社会人の働く意欲の薄さ」に課題を感じていました。そして2010年5月、ふとしたきっかけで出会った施設の子ども達の「生きる為に働くことが当たり前」と考える価値観に強い魅力を感じ、彼らが社会で活躍の場を与えられていない現状を「もったいない」と強く感じたのがこの事業の始まりとなりました。

フェアスタートサポートはそれ以降以下の2つの活動に取り組んでいます。
・施設へ入所している子ども達へのキャリア教育
・施設を卒園して働く若者たちへのアフターフォロー
18歳での自立へ向けて仕事を子ども達ひとりひとりが選ぶ環境を整え、そして働き出した後は社会人の仲間として共に支えていくという2本の活動を継続中です。

 

(キャリア教育のひとつ、施設で開催しているパソコン教室の様子)

 

「エール」を通じて子ども達へ伝えたいことは、

「未来に夢を持って生きよう」ということです。

 

活動を通じて出会う子ども達は様々な子がいます。中には厳しい家庭環境の中生きてきて、施設へ入った時点で「自分の人生はもう終わった」と言う子もいます。「夢なんて考えた事もない」、「社会へ出たって自分に何もできると思わない」...。

そんな後ろ向きな考えから抜け出せない子ども達が大勢いました。

 

そこで私達が考えたのは、「活動を通じて知り合った社会で活躍する施設退所者の方に協力してもらい、先輩の姿、先輩からのメッセージを届けることで何か変えられるかもしれない」という事です。18歳からの自立という厳しい人生を生き抜き、立派な社会人として世の中へ貢献している退所者から後輩の子ども達へエールを届けてもらう、その仲介人をしようと思い立ちました。創刊号となった「エール」第1号の中にはこれからの未来を担う子ども達へのエールがあふれています。

 

(ライターとデザインチームの打ち合わせ)

 

エール第1号に登場した若手社会人の女の子のひとりには年の離れた弟がいますが、久しぶりに施設へ面会に行った際、「こないだお姉ちゃんのインタビュー読んだよ!お姉ちゃんらしさを感じたのといつもと違うってことを感じた。すごいって思った」ととても嬉しそうに報告されたそうです。
彼女自身は「もっと何かを伝えてあげたかった」と思うところもあったようですが、弟の心には、お姉さんの姿から何か残るものがあったようです。

 

施設へ配送された「エール」が子ども達の心へ希望を届け、多くの施設から好評を頂きました。施設で暮らす子ども達が18歳で「未来」を描く事は難しく、その中で実際に施設を先に退所した先輩の姿は唯一のロールモデルであり、子ども達の希望となり、前向きに社会へ出る準備を始められる子ども達を増やす事ができると私達は考えています。

 

(インタビューにこたえる施設を退所した社会人1年生)

 

本当の福祉は社会にある。より多くの方と共に子ども達を応援したい。

 

とある施設の職員さんの言葉で、「本当の福祉は施設の中ではなく社会にあると思います。」というものがありました。18歳までしか施設にいられない子ども達。その後の長い長い人生を支え、ひとりひとりの生活を充実させていくには、社会へ出た後の彼らを誰がどうやって応援していくのか。それが本当に大切なことであり、そこにこそたくさんの人の協力が必要です。

 

私達がREADYFOR?で集めた資金で「エール」第2号を発行したいのは、ひとりでも多くの一般の方と共に社会的養護の子ども達へエールを送りたいからです。第1号と大きく変わった点は、これまで公の場で、自身が施設出身者であることを明かしたことがなかった、施設出身の社会人のインタビューを盛り込んでいる点です。

 

 

施設出身者として公の場に出てくる方は、固定の方に限られることが多い中で、第2号でお話頂いた方は、普段は本当に普通の社会人としてしか生活されておらず、今回初めて施設にいらした経験を振返り、語っていただきました。講演などしたことがなく、ごくごく普通の生活をしている先輩社会人の話は、他の支援団体によるセミナーやパンフレットではあまり見かけない、
子どもたちにとって、より身近なロールモデルになるのではと考えております。

 

「社会的養護」の「社会」は施設だけでもなければ、NPO法人だけでもなく、同じ社会に生きる私達ひとりひとりの先輩社会人だからです。そこにはお寄せ頂く金額以上の大きな意味と意義があります。私達と一緒に「社会的養護」に参画し、後輩である子ども達を応援してください!

 

(イベントで集まった施設退所者とボランティア、スタッフ)

 

引換券について

 

支援いただいた方には以下のような商品をご用意させて頂く予定です。


1、情報誌「エール」第2号 完成品


2、子ども達がパソコンで作成した絵による2014年度版カレンダー(絵は、キャリア教育施設の一環として児童養護施設にて実施中のパソコン教室の生徒が描いたものとなります)

 

3、支援者として、「エール」本誌または団体ウェブサイトへのお名前掲載(ご希望による任意掲載)

 

(こちらの編集後記の部分を拡張し、お名前を掲載します。)


4、半年に1回の当団体活動報告会への優先ご招待席

 

5、情報誌「エール」第2号のインタビュー記事の生データ


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