サッカーを通じてインド貧困地域の子ども達に笑顔と未来を！

 

 

 

 

 

 

大分トリニータサポーターの皆さん、こんにちは！

 

インドの最貧州ビハール州で、貧困地域の子ども達、孤児、囚人にサッカーを教える活動を行う萩原望と申します！

 

大分の皆さん、まずはJ開幕2連勝おめでとうございます！
 

今日は、大分トリニータサポーターの皆さんに、私が現在行っているクラウドファンディングへのご支援をお願いしたく、このような文章を書かせて頂きました。

 

サッカーを通じてインド貧困地域の子ども達に笑顔と未来を！（FCNono (代表：萩原 望） 2023/02/06 公開） - クラウドファンディング READYFOR

 

私は2009年から2012年までの三年間を、大分トリニータユースのメンバーとして過ごしました。その時の3年間で得た経験と培ったものは間違いなく、現在の自分の礎となっており、その後の学生生活や、現在のインドでの活動にも沢山活きている点があります。　

 

 

大分で与えて頂いたものを、インドの現地の人々に還元していく、そして大分の皆さんにも少しでもインドの活動を知って頂き、サポート頂ければ　という想いで、メッセージを書かせて頂きました。少し長くなりますが、御覧頂けたら幸いです！

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私は地元・岡山県で3歳より倉敷市のオオタFCというチームでサッカーをはじめ、サッカー選手になることを夢見てサッカーを続けてきました。

 

実は、現在セレッソ大阪でプレーを行う為田大貴選手はその時からのチームメイトです。（彼は中学生の頃に、お父さんの仕事の都合で長崎に戻りましたが、高校時代に再会を果たす事になりました。）

 

地元岡山県近くを拠点とするサンフレッチェ広島や、京都サンガ、ヴィッセル神戸などのJユースチームへの練習参加を行いながら、高校の進路選択を考えていた中で、当時の大分アカデミーのスカウトの方に声をかけて頂き、大分ユースの練習に参加する機会を頂きました。

 

大分ユースの練習参加した当時には、3年生に東 慶悟くん（現FC東京）、2年生に刀根亮輔くん、1年生に松原健くん（現マリノス）がプレーしていました。　

 

中学3年生として、ユースに練習参加した当時は2008年、カメナチオとして鉄壁の守備を誇った大分のトップチームが、ナビスコカップを優勝し、J1リーグでは4位と過去最高成績を納めていた時代でした。

 

梅崎司くんや西川周作くんはもちろん、清武弘嗣くんや小手川くんなど多くの優秀な選手を輩出していた大分アカデミーの育成組織がとても魅力的で、地元を離れての入団を決意しました。

 

当時の明野の来夢寮には、清武くんや金崎夢生くんも生活しており、

ユースの先輩として話しかけやすかった清武君にお願いをして夢生君のサインを貰ったことを覚えています。

 

Ｊリーグチームの練習といえば、エリートのチームのように優雅に練習をするのだろうと想像していましたが、蓋を開けてみると真反対でした。

 

当時のユースの村田監督や吉坂コーチは国見出身、強化部のファンボさんは非常に厳しい方で、想像の10倍の量のフィジカルトレーニングを課されました。

 

特に、毎週の火曜日の大分ガスグランドでのフィジカルトレーニングの日を迎えることが本当に憂鬱だったことを今でも覚えています...

 

明野から大分東明高校までを自転車で往復し、明野から松岡の練習場までは走って往復、寮に帰ってから筋トレ、夏の練習の時には血を吐く仲間がいたり、熱中症で痙攣起こす先輩もいました。　

 

高尾山での階段上り、ホームスタジアム周辺の外周走、思い出すだけで胃が痛くなります。（現在もユースで、そのような練習は行われているのでしょうか？）

 

それでもトップチームに上がりたい一心で、仲間と励まし合いながら、（時には愚痴もこぼしながら?）厳しい練習を乗り切ってきました。

 

（かなりぶれていますが、左下が私で、その左にいるのが為田、右下には後藤、その上には茂がいます。）

 

そんな日々を過ごす中、国際的に活動してきた両親（父親はフランス文学の准教授、母親は英語の通訳）の影響もあり、寮の食堂で世界の戦争や紛争、自然災害のニュースを見るたびに、「世界にはこのような環境で生活をする人たちがいるんだな」と思っていました。

 

サッカー選手になることしか考えていなかった当時の自分は、「国際協力の舞台で仕事をしたい」とは1ミリも思いませんでしたが、自分の想像を超える環境で「死ぬ気で生きる」「今日明日を生きる」という人間の安全保障に係る状況で生活を行う人々がいることを意識し始めたのはこの頃だったと思います。

 

なので、厳しいトレーニングと指導の中で妥協しそうになるたびに、

心の中で、「世界には走りたくても自由に走ることが出来ない人々がいる。そんな中で自由に思い切り走ることが出来る自分が、恵まれた環境の中で夢を追いかけることが出来る自分が妥協してどうするんだ」

と自分自身を鼓舞しながら、乗り切っていました。

 

そして、そのような厳しい環境と生活の中で、大分の方々には本当に沢山支えられてきました。

 

ユースサポのえいじさん、お好み焼き宮島のおばちゃん、焼き鳥とりとんのおじちゃん、唐揚げぽっぽおじさんの店員さん、大砲ラーメンの店員さん、鳴門うどんの店員さん、府内焼きの店員さん、明野温泉、

（ほとんどご飯屋さんですね、、お恥ずかしいです）皆さんには特に色んな形でサポート頂き、アカデミーも含めた、トリニータというチームへの県民の方々の想いと愛情を、私自身もたくさん受けてきました。

 

（えいじさんと、宮島のおばちゃんと）

 

（当時、竹田市にて農業体験もさせて頂きました。）

 

卒業してからもそれは変わらずで、ライターの、ひぐらしひなつさんや、TOS大分、大分合同新聞の皆さん、トップチームのスタッフの方々にも沢山励まして頂いています。

 

（2022年7月　憧れの先輩刀根君と恐怖の吉坂コーチと。刀根君は私が1年生の時の3年生でキャプテンでした。広報の古澤さん撮影ありがとうございました！）

 

地域の人々に支えられる、所属コミュニティを元気にすることに少しでも貢献する

といったことは、まさしく大分での生活で学ばせて頂きました。

 

その後、京都の立命館大学体育会サッカー部でプレーを続け（茂平選手はユースから立命館大学へ同時に進学しました）卒業後に就職したトヨタ自動車でも充実した生活を過ごしていましたが、その時も、「テレビの向こうの世界の問題」に関する関心は高いままでした。

 

“努力が報われる世界を目指して”
サッカーを通じてインドの社会問題解決に挑戦する卒業生　萩原望さん ｜立命館大学 (ritsumei.ac.jp)

 

むしろ、社会人になって、「働く」　「自分の価値を考える」　「どのような場所でどのような人々と係るのか」　「どのように社会を良くすることに貢献するのか」

といったことを以前より考えるようになり、途上国で起きている問題も前より真剣に考えている自分がいました。

 

そしてその想いが大きく膨らみ、会社を退職して、インドの地に降り立つ事になりました。

 

元トヨタ社員、インド北部で子どもサッカーチーム結成　夢は日本への遠征 | ほ・とせなNEWS (hotosena.com)

 

はじめは外務省の農村開発事業を管理するために降り立ったこのインドの農村部で、

サッカーを中心に、インドの子ども達の夢の実現をサポートする活動を行っていますが、インドの田舎での活動は楽なことばかりではありません。
 

食事は何を食べても辛いですし、夏場は45度を超える日も少なくありません。

それでも、大分ガスグランドでのフィジカルトレーニングを思い出せば、乗り切れます。

 

 

そして何より、子ども達は逞しく、サッカーをすることを楽しんでいます！

世界銀行の定める絶対的貧困（1日あたり2USドル）を下回る中で生活する子どもも少なくありませんが、サッカーをする時の子ども達の笑顔は最高です。

 

 

現在に至るまで、外資系の会計監査法人のインドオフィスで働く傍ら、こちらのサッカーチームを個人のボランティア活動として運営してきました。

 

チームの運営や資金繰りは決して簡単ではありませんが、特に難しいと感じているのは、海の向こうのインドの問題を、どのように日本の方々にも知って頂くことが出来るのか、という広報の点です。

 

そこで、まずは同期の為田大貴選手に相談をしてみました。

彼自身、社会問題の改善に取り組むことに、元々は感心が高かった訳ではありませんでしたが、私の話を親身に聞いてくれ、「そんな世界があるのは知らなかったし、自分に出来ることは出来る限りしたい」と伝えてくれました。　

 

そして「自分よりもっと影響力のある弘嗣（清武）君に相談してみようぜ」と言ってくれました。そして、ユース時代から親しくさせて頂いていた、これまた大先輩の井上裕大君も、インドでの活動初期より話を親身に聞いてくださっていました。　井上裕大君も同様に、「キヨには話してみるわ！」とコミュニケーションのサポートをしてくださりました。

 

私自身、ユースの大先輩である清武くんは、もちろん自分の事は認識していないし、どのようなリアクションになるか不安に思っていましたが、

 

世代が被っていない後輩の話をZoomで親身に聞いて下さり、即答で「いいよ、何ができるかな？」とサポートを快諾してくださりました。

 

その中で司君にも話を繋げてくださり、司くんも同様に親切に話を聞いて下さりました。

（司君と井上裕大くんと。司君、お寿司ありがとうございました！）

 

この記事を御覧になってくださっている方の中には、既に下の動画をご覧になってくださった方々もいらっしゃるかと思いますが、そのような大先輩との関わりの中で共同の取材が実現致しました。

 

https://youtu.be/mK3_5UJkOZ8

 

上に出た以外にも、一つ下の後輩の國分選手や、同期の後藤選手、そして民間企業で勤める大分ユースの先輩までも、インドの話を聞いて相談に乗ってくださり、周作君へと話しを繋いでくださりました。

 

 

このようにして今回のクラウドファンディングを開始するに至り、上の皆さんが動画の応援メッセージやSNSを通じて広報のサポートしてくださっていますが、現実は甘くありません。

 

目標金額5,790,000円に対して、2月27日時点で1,240,000円（全体目標に対して21％）、そしてファンディング期間が残り1週間と、実は大変厳しい状況にあります。目標達成が現実的ではないかもしれませんが、ここで諦める訳にはいきません。

 

そして、どうにか、この文章とメッセージが大分サポーターの皆さんの目に留まり、

少しでも支援を頂けないかと願っております！！

 

こちらの記事及び、今回のクラウドファンディングの内容サッカーを通じてインド貧困地域の子ども達に笑顔と未来を！（FCNono (代表：萩原 望） 2023/02/06 公開） - クラウドファンディング READYFOR

をご覧頂き、もしご賛同頂けそうでしたら、是非ご支援の程宜しくお願い致します！

 

お一人3000円の寄付でも、万が一1500人の大分サポーターの方にご支援頂くことが出来れば、目標達成までの残額4,550,000円をクリアすることが出来ます!!

 

 

お力添えを、どうぞよろしくお願い致します！！

 

 

萩原望

 

 

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