どのようにして４つの動的式が導かれたのでしょう？。

電気理論でおなじみの電場の登場です。
電場と同質の”電場の海”を想像しました。
このままでは連続体になるので、電場を”向素”と呼ぶきわめて小さい粒と仮定しました。
この粒自体は光速より遥かに早い速度で自由に移動する。
この電場の海に意識的に“背景向素体”と名付ける。
背景向素体は穏やかな状態にあり、平衡状態にあるとしました。
この穏やかな海こそが私たちが想像する宇宙であり、真空と呼ばれる状態なのです。
真空中の誘電率εを想像させる背景です。

平衡状態での特徴は向素の移動とは別に統計的な移動すなわち伝搬が起きていることです。
その伝搬速度は光速ｃ一定。

たとえばプールの水の中で声を発するとそれは音波として水中を伝わります。
この現象です。音波という別な物質があるわけではなく水の濃淡の塊が移動ではなくその状態で隣へ隣へと伝わっていく。これが伝搬現象です。
これとまったく同じことが背景電場でもおこなわれている。

この伝搬現象が起きていることを微分表現に書きあらわしたものが
“４つの動的式”
なのです。