たくさんの方に応援を頂きましてありがとうございます。2週間という短い期間の間に、こんなにも多くの方からこれだけの大きな支援をいただけた事、心より感謝しております。

泣いても笑っても、今日で最後となりましたが、支援を表明して頂いた皆様も、陰ながら応援をしてくださっている皆様も、本当にありがとうございます。

 

僕が最初の図書館を作ったのは2006年の春でした。当時まだ大学生で、片道2時間以上の道のりを電車で通い、毎日の読書タイムが充分に取れる生活を送っていました。しかし、我が理工学部には専門書ばかりの図書室しかなく、大学から地元に戻ると既に公立図書館は閉まっている時間。かと言って毎日本屋さんで買うなんて夢のまた夢、という貧乏学生の僕は「もっと便利な図書館が欲しい!」その一心でボランティア図書館を作ったのです。

 

利便性を求めて作った図書館は、多くの方が本を寄贈してくれて、多くの方がボランティアに参加してくれて、多くの方が本を借りてくれました。こうして、たくさんの方に支えられ、磨かれるうちに、自然とぬくもりが生まれてきたのです。ただ本を借りるだけでなく、人と人とが出会える場所。地域の交流空間となった図書館には、より多くの方が関わってくださるようになりました。

 

たくさんの協力があったからこそで、嬉しい悲鳴ではあるのですが、集まり過ぎた蔵書を置く場所が無く困っている僕らに、助け舟を出してくれたのはパン屋さんでした。お店の一角を空けてくれ、本棚と椅子を並べて図書館にしてくれたのです。お店で買ったパンを食べながら本を読める図書館。既存の枠にとらわれない民間図書館モデルが出来た瞬間です。

 

それ以降、僕らは「交流空間としての民間図書館」をPRし続け、現在までに25カ所を作る事ができました。それらのほとんどはNPOにお金を出して作ってくれる方がいたからです。僕らは図書館を売っています。大して儲かりはしません。でも、僕はできるだけ早くたくさんの図書館を作りたいと思っています。

 

僕らの図書館には現在、目指す役割が3つあります。

 

1つ目は、ボランティアの受け皿としての福祉的役割です。

これが最も、今すぐに図書館を増やしたい理由ですが、高齢化が進む現在、年々仕事を退職された方が増えています。今まで一生懸命に働き、家庭と日本を支えて来た人たちです。少しはゆっくりしたいという気持ちもあるでしょう。しかし、誰かの役に立ちたい、自分の役割が欲しいという気持ちは一生涯お持ちなはずです。そんな彼らが活躍できるのが地域のボランティア活動です。図書館でのボランティアは、誰もが参加しやすく、やりがいを感じ、長く続けられる活動です。そしてそこで、新たな出会いが生まれ、顔見知りや友人が増えれば、今まで以上に自分の街が好きになるはずです。

 

2つ目は、地域経済のポンプ役です。

皆さん地元の商店街が寂れていたら悲しくないですか?でも、皆さんが日常的に買い物をしないとお店は続けられないんです。通販や宅配サービスは便利ですが、街中は寂しくなる一方です。民間図書館では、本の貸出だけでなく、地域のお店やイベント等の情報も積極的に提供しています。加えて、本の貸出・返却のサイクルの中で皆さんが自然と家から出て、街中を歩くきっかけを増やしていきます。喫茶店でコーヒー一杯を飲むだけでも、皆がすれば街の姿は全く違います。自分たちの街は自分たちで守っていかなければいけません。

 

3つ目は、地域みんなで子供たちを育てていく教育的役割です。

最近は子供を保育園に預けるのは当たり前になっています。ともすると、生まれてから、小・中・高・大学まで約20年間を同い年の友人とだけ過ごし、家族や先生以外とは社会とほとんど接点を持たずに大人になってしまいます。しかし、現実社会では、様々な年代の方が色々なバックグラウンドをもって生活や仕事をしており、そんな中にいきなり放り込まれた若者たちは、コミュニケーションの取り方すら分からないまま、仕事を辞めてしまったり、心を病んでしまったりしてしまいます。学校教育も大事ですが、社会教育も大事なはずです。小さな頃から色々な人たちに囲まれて育った子は、より多くの物を吸収し、しなやかで立派な大人になれるでしょう。民間図書館は、誰でも無料で利用でき、利用者の年齢や収入を選ばない貴重な施設ですし、自然と多世代交流が生まれます。少子化が進む今、我が国にとって貴重な子供たちは親だけでなく、地域みんなで育まなければなりません。

 

いま図書館を作れば、たくさんの人に活躍の場を与え、健康で毎日を楽しく過ごせる機会を提供できます。

 

いま図書館を作れば、人口減少が進み日本中の街が縮小する中、僕らが生まれ育ったふるさとを守っていくスタートを切る事ができます。

 

いま図書館を作れば、イジメやうつ、ひきこもりや自殺など、様々な社会問題から僕らの子や孫を守り、彼らが大人になって明るい未来を作ってくれるのを見守れます。

 

誰かが無理をするのではなく、誰かが頑張るのではなく、皆が毎日を楽しく過ごしながら、地域を、そして未来を作っていく。その為に僕らは図書館を作ります。

 

皆さんにとって、家や職場に次ぐ3つ目の居場所となれるような交流空間を目指して・・・

 

情報ステーション 代表 岡直樹

 

【絵本の読み聞かせ会を開くと親子でたくさんの方が参加してくれます】

 

【みんなでパソコンを持ち寄って勉強会を開くことも@船橋北口図書館】

 

【夏休みや放課後を活用して高校生もボランティアに参加してくれます】

 

【老人ホームで絵本を読むと子供たちはお話に、おばあちゃんは子供たちに夢中です】

 

【夜の図書館は地域のボランティア団体が打合せなどで利用できます】

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