手間のかかったデニムリードは魅力がいっぱい

こんにちは、プロジェクトがスタートして10日ほど経ちました。

多数の方に興味を持っていただき、閲覧・支援していただきましてありがとうございます。

閲覧してしていただいた方の中から、リードの内容をもう少し教えてほしいとのお話をいただきましたので、今回はリターン品にもなっているデニムリードについてお話しします。

 

デニムならではの工程や手作業などあまり公にしたくないところではありますが、このリードの魅力をお伝えしたいので是非ご覧になってください。

 

 

このリードは皆さんが普段はいているジーンズのベルトループから発想して生まれたものです。

 

リードができるまで

ジーンズのベルトループは専用のミシンに効率よく一定巾で縫えるようにラッパというアタッチメントを付けてテープ状に縫っていきます。

 

縫いあがったベルトループはとても長い1本のテープ状のひものような状態です。デニム生地には効率よく縫う為に糊付けされているのでこの段階は少し硬い状態です。

 

また、このナマといわれる状態のデニム生地は色移りしやすく、少し擦っても手やほかのものにインディゴが色移りします。ジーンズでも色移りを防ぐのに洗い加工をしますが 、今回はリード用ということで濃淡2色に洗い分けます。

 

この状態まで出来たら編みの工程に入ります。

SS/Sはサイズによって違う巾のループを濃淡1本ずつ、Ｍサイズは3本、Lサイズは4本をナスカンに通して編んでいきます。とても手間のかかる作業です。

 

指定の長さまで編みあがったところで、ループの余った部分を別のリードに通して編みあがっている部分に再度編み込んでいきます。細かい作業ですが伸縮性のない素材なので以外に力が要ります。

最後に余分なループをカットして上から熱圧着チューブで固定して出来上がりです。

 

 

ハンドル部の特徴

通常のリードとして使うのに、一方のナスカンにハンドルを付けます。

ハンドル部のDカンが付いている部分はとても厚みがあり、デニムなど厚物を縫う専用ミシンでないと縫えません。ジーンズに使うリベットで補強もしています。

もちろんハンドル部も洗い加工がかかっています。

また、愛犬を引く際に負荷がかかるネームがついている部分には中綿のクッション材が入っています。

 

 

愛犬と育つリード

このデニムリードは作成段階で洗い加工をしていますが、デニム生地の特性上、使っているうちに色合いや表情が変わってきます。

「愛犬とともに育つ」とはそのことで、使い込むほどにアジがでて愛着が湧いてくるリードです。

画像ではわかりにくいですが上は新品、下は2か月ほど使ったものです。

 

 

以上のように思いのほか手が込んでいるリードです。

皆さんに愛着をもって使い込んでもらう為に1本1本丁寧に生産しております。

一人でも多くの愛犬家の方たちに知っていただき、愛用していただければと思っておりますので是非ともご支援のほどよろしくお願いいたします。