プロジェクト概要

プロジェクトの終了が報告されました

 

不登校の子どもの「二重の苦しみ」を生み出す社会を変えていきたい

 

 

はじめまして、松島裕之です。私自身小学校4年生から不登校になり、中学校は入学式から3日間だけ出席、高校は受験もせず、中卒のまま生きています。

 

私の場合幸い家族はわりと早めに「無理して学校に行かなくても良い」と理解をしてくれました。それでも実際に不登校をしている同年代の仲間たちに出会うまでは、自分ひとりだけが世界から取り残されてしまったような感覚を持ったり、このままで自分は将来生きていけるのだろうかという不安も持ちながら生活していました。

 

 

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不登校の子どもの「二重の苦しみ」を生み出す社会を変えていきたい

 

 

学校で嫌なことやつらいことがあって学校に行けなく(行かなく)なった後、そのことを周囲の人に責められたり、自分をダメな人間だと思ってしまったり、将来に希望が持てなかったりという「二重の苦しみ」を負っているのが昔から変わらない不登校の子どもの苦しさです。

 

自分が不登校をしたせいで親を悲しませてしまっているという自責の念を持ったり、逆に親の理解を得られず悲しむ子どもたちにもたくさん出会ってきました。

 

この苦しさを解消していくためには、フリースクールのような場で子どもとじかに関わる人たちの活動も大切だけど、学校に行かなくなった後にやってくる苦しみを生み出す社会の仕組みそのものを変えたいと思い、活動を続けています。

 

今回のプロジェクトは、今の社会を変えるために活動している私たち【NPO法人フリースクール全国ネットワーク】の活動費(全国行脚費用、事務所強化費用)に充てさせていただきます。

 

どうかご支援宜しくお願い致します。

 

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2016年12月の院内集会。国会議員の中にも、応援してくださる方がだんだん増えてきています

 

 

社会の仕組みを変えていくことが必要だというのが、この仕事に10年関わっている今のモチベーション

 

今、フリースクール等に対する公的な支援はほとんどなく、多くは通っている人たちが払う月謝(学費)で運営を維持しています。今フリースクール等に通っている子どもたちの中にも「普通の学校に通えればタダなのに、自分が不登校をしたせいで親に負担をかけているな」と思う子どももたくさんいます。

 

つまり、「お金がないから」と本当はフリースクール等に通いたいと思っていてもあきらめてしまっている子もいるでしょう。

 

フリースクール等、学校以外の場所で学び・育つことがきちんと社会に位置づき、経済的な負担も少なくなれば、学校以外の場所で学び・育つ子どもはもっと増えていくでしょう。

 

そしてその情報が社会に広がっていけば、不登校の子どもや親が感じている漠然とした不安は具体的な情報がある中で将来をどう描いていくかという課題に変えることができる、具体的な課題ならば人はその解決策を考えていくことができるし、無用に親子が傷つけあう必要もなくなります。

 

そのためには社会の仕組みを変えていくことが必要だというのが、この仕事に10年関わっている今のモチベーションです。

 

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小さなデスクですが、ここから全国に向けて情報を発信しています

 

 

2016年12月7日 不登校の子どもの「学校外の学び」を応援する法律ができました

 

 

2016年12月7日、不登校の子どもの学校外の学び」を応援する新しい法律が成立しました。「義務教育の段階における普通教育に相当する教育の機会の確保等に関する法律(教育機会確保法)」という名前の法律です。

 

私たちフリースクール全国ネットワークも2009年に「フリースクールからの政策提言」を採択、学校外で学ぶ子どもたちの応援をするための法律づくりを求めてきました。

 

2012年からはサドベリー学校やシュタイナー学校、インターナショナルスクールやブラジル学校、フレネ教育やホームエデュケーションの関係者とも協力して具体的な法律案を国会議員に届けたこともあり、それがきっかけで法律づくりが始まりました。

 

そのかいもあって、今回の条文には「子どもの権利条約等の趣旨に則り」「年齢や国籍に関わらず」教育を受ける機会が確保されるようにうたわれており、具体的な手段として「学校以外の場で行う多様で適切な学習活動」を支援することが盛り込まれました。

 

それと同時に休息の必要性も認められるなど、不登校の子どもが安心して学校以外の場で過ごし、育ち、学んでいくための大きな助けになる法律です。

 

この法律ができたことを多くの人に伝え、特に今学校に行けずに悩んでいる人、学校に入っているけど苦しい思いを抱えている人が、安心して学校を休んだり、別の道を選ぶためのお手伝いをしたいと考えています。 

 

また、同時に「不登校の子を応援しよう」と思いながら、本人の意思に反して学校に連れて行こうとしたり、無理やり勉強をさせたりする人が現れないための情報発信もしていかないといけないと考えています。

 

 

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2016年12月7日 不登校の子どもの「学校外の学び」を応援する法律ができました

 

 

命まで失うような事にはならずにすむのではないか

 

 

かつて、日本も含め世界のほとんどの国は、自分がどんな職業について、どんな相手と結婚して、どんな人生を歩んでいくか、選ぶことができないのが普通でした。

 

だけど、今はそれは違います、自分がどんな人生を歩んでいくかは社会が決めることではなく自分で決めることです。しかし、教育だけは今でも自分で選ぶことができません。人がどのように生きていくかを考える時、教育はその土台になるものです、ならばそれもひとりひとりが自ら考え、選び、決めることができるようになるべきではないかと私たちは考えています。

 

また、学校でのいじめや体罰をきっかけとした若い人たちの自殺もこの国には多くあります。

 

学校からいじめや体罰をなくすることももちろん大切ですが、そのようなつらい状況におかれた時「つらい時には無理に学校に行かなくても良い」「学校以外にも道はある」というメッセージがしっかりとひとりひとりの心に届けば、命まで失うような事にはならずにすむのではないかとも考えています。

 

 

3年後の法律改正に向けて、私たちは進む。

 

 

法律ができたあとは、その具体的な運用のための「基本指針」を文部科学省がつくっていくことになっています。 具体的に、どのような場所で、どのような方法で指針がつくられていくのかはまだわかりません。

 

この「基本指針」作りには、不登校の子どもを支援する民間団体等の意見を反映させるという事が法律で決まっています。

 

今どんな議論がされていて、そこに対してどんな意見を出していったらいいのか、情報収集と発信をして、多くの人に意見を出してもらえるようにしたいと考えています。

 

 また、私たち自身も、全国のフリースクール等の皆様と相談しながら、みんなが納得できる意見を出していきたいと考えています。そのために必要なのは、日々の地道な作業をこなしていく人手と、しっかり腰を据えて議論をするための時間です。そして、法律は、最後に「3年後に施行の状況件とし、必要な見直しをする」とも書いてあります。

 

新しい法律にはまだまだ改善の余地があり、3年後を見据えた取り組みも今後しっかり続けていきたいと考えています。 

 

直近の動きとしては(2017年度中)、法律について知っていただいて、みんなで学校外の学びや育ちについて考えるイベントの開催や、法律について解り易く解説する冊子づくり等も検討しています。 

 

今回のプロジェクトに多くのご支援が集まれば、取り組みにスピード感を持つことができ、目指したい世界の構築に近づく自負があります。

 

ご協力、どうぞよろしくお願いいたします。

 

ご協力、どうぞよろしくお願いいたします。



 

 

 

資金使途

 

❏ 人件費用

❏ 事務所強化費用

❏ その他諸費用
 

 


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