初めまして、『FTM相談所』スタッフその1です。主な担当はwebサイトのコンテンツ
制作です。

私自身は90年代のゲイブームの中で「トランスジェンダー」という言葉を知り、2003
年の性同一性障害特例法の成立を目の当たりにし、いち当事者としてトランスジェン
ダーを取り巻く流れを体感して来ました。

自助グループやサークルやイベントといった当事者の集まりに参加する中で、当事者
はどんな立場にあっても悩みは尽きないと感じていました。性別を変えるまで悩み、
性別を変えるために悩み、性別を変えてもなお悩む。もちろん性別を変えなくても悩
む。

悩みの内容も様々です。最近よく聞くのは「典型的なFTMに当てはまらない自分はFTM
なのだろうか?」というものです。それくらい「典型的なFTM像」が一人歩きしてい
るのだと思います。

セクシュアリティは実に多様です。そして『FTM相談所』は、多様なセクシュアリ
ティを尊重しながら相談業務に当たってきました。性別を変えることを選んだ人も、
変えないことを選んだ人も、どんな性別が好きでも、好きでなくても。自助グループ
である『FTM/MX』を初め、電話、メール、スカイプ、対面相談、病院への付き添いな
ど、その相談形態は多岐に渡ります。

相談業務を請け負う当事者は過去にも何人もいましたが、継続して業務に当たること
は難しく、現れては消えて行く様子を見て来ました。その中でトランスジェンダーに
ついて13年間の蓄積を持つ自助グループ『FT/MX』は貴重な資源です。

しかし、私達の相談業務を安定して継続し、これまでの蓄積を生かして行くために、
ボランティアでは限界があるというのがスタッフ一同の認識です。法人格を取得する
ことで助成金などを得て、安心・安全な相談先を安定して作り上げて行きたい。

そのために皆さまの力をお借りしたいと考えています。よろしくお願いいたします。

 

 

(理由により匿名で掲載致します)