藤原義久作品演奏会　「雨上がりの夜のレクイエム」東北初演を！

▼自己紹介

 

藤原義久の作品を歌う会

　「藤原義久（ふじはら よしひさ）の作品を歌う会」は、藤原義久先生の作品を愛する演奏家や教え子を中心とした団体です。

　

　藤原義久先生は、1939年東京都出身。

東京芸術大学作曲科を卒業後、フランス政府招聘留学生としてパリ音楽院に留学。

学習院中・高等科教諭を経て、1980年〜2004年　山形大学教育学部（現:地域教育文化学部）音楽科教授。

学習院大学、東北芸術工科大学、東京音楽大学等でも後進を指導。

現在、山形大学名誉教授。

 

　

　藤原先生は、学生と常に真摯に向き合い、一人一人の力を引き出し育ててくださいました。

現在、多くの教え子が、演奏家や教員として山形県内外の音楽界を支えています。

 

 

 

▼プロジェクトを立ち上げたきっかけ

 

カンタータ「別れの時に」～雨上がりの夜のレクイエム〜

　東日本大震災被災者への鎮魂がきっかけとなって作曲された藤原義久先生の「カンタータ『別れの時に』～雨上がりの夜のレクイエム～」の東北初演を実現したいという声が集まり、本演奏会が企画されました。

 

　この作品は、2016年に名古屋市で初演されました。

初演時の「混声合唱および独唱とオーケストラ」という演奏形態から、小規模に編曲し、「女声合唱および独唱とエレクトーン、ピアノ、打楽器」の形で今回は演奏します。

 

 

 

▼プロジェクトの内容

 

作曲家　藤原義久の世界　～東北の地に歌う～　軌跡・奇跡

　2024年10月13日（日）14時から山形市民会館大ホールにおいて、「作曲家　藤原義久の世界　～東北の地に歌う～　軌跡・奇跡」と題する演奏会を実施します。

　藤原先生の作品演奏に造詣の深い、名古屋市の指揮者永友博信氏と合唱団2団体をお招きし、「カンタータ『別れの時に』～雨上がりののレクイエム～」を東北初演します。

 

 

 

 

　過去に名古屋市で本作品の演奏経験がある指揮者永友博信氏と２つの合唱団（コーロ・エミナース、ヴォーチ・アミーケ）と共演することにより、山形での演奏がより良いものになることを期待し、来県をお願いしました。

　しかし、演奏会開催だけでなく、事前の山形市での練習の実施にも多額の経費が必要となり、クラウドファンディングによる資金調達に

挑戦することにいたしました。

その資金を活用できれば、入場料を比較的安価に抑えることができ、多くの方々にご来場いただくことにつながると思われます。

 

 

 

 

▼プロジェクトの展望・ビジョン

　この演奏会をきっかけとして、藤原先生を中心にたくさんの人々が集い、音楽を愛しみ、交流が広がっていくことを願っています。

学生時代に藤原先生の薫陶を受け、現在、山形の音楽界や音楽教育を支える人たちのつながりを再構築する機会にもなると期待しています。

　

　カンタータ「別れの時に　～雨上がりの夜のレクイエム～」作曲の動機について、藤原先生は次のように語っています。

 

　「東日本大震災をきっかけに、現代日本人を追悼するに相応しい音楽は？またそのような音楽を日本の作曲家はどれぐらい作曲したか、と折りにふれて自問自答するようになりました。

明治維新以降、東洋的な感性と西洋的な知性が急速に混交した日本人、その精神に訴える鎮魂の音楽を私なりに考え、その結果生まれた作品です。

人の生涯の中で最も深く信仰に関わる事柄を、できる限り宗教色の薄い単語や概念で表現しようとした試みです。」

　

　藤原先生の作品を東北の地で多くの方に聴いていただき、復興の長き道のりの道標となることを願っております。

 

※プロジェクト成立後、天災等やむを得ない事情（緊急事態宣言などコロナウイルスによる影響を含む）によりイベントが開催できなかった場合、返金します。

※プロジェクトページに使用している画像について、藤原義久氏より掲載許諾取得済みです。