成立

みんなで調べよう！福井県産つばめの巣

出口翔大

支援総額

341,000円

目標金額 300,000円

支援者: 64人

募集終了日: 2023年5月31日

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プロジェクト本文

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▼自己紹介

　ふくい鳥の研究室「イロドリ」代表の出口翔大とトリルラボ代表の大坂英樹です。現在、世界規模で急速に失われつつある生物多様性を回復させるには、大勢の人々が失われつつある身近な自然に気付き、愛着を持ってもらうことが重要であると私たちは考えます。そこで私たちは地域の自然に関心を持ち、そのファンを増やすべく、拠点を置く福井を中心に野鳥の魅力を伝える観察会、魅力を発掘する調査研究活動を行っています。

▼プロジェクトを立ち上げたきっかけ

　福井県内にはツバメ、イワツバメ、コシアカツバメの3種の”つばめ”が東南アジアから渡ってきて繁殖します。しかし近年、これら3種のつばめは全国的に減少しており、特にコシアカツバメは福井県内における減少が心配されています。福井県におけるこれらつばめの分布調査は1998年に実施されたきりで、現在の状況は不明でした。そこで一般の参加者が調査を通してツバメに目を向け、地域の自然に愛着を持ってもらうことを目的として、2022年に誰もがスマホを使って参加できる市民調査「みんなでつくろう！ツバメの巣マップ調査」を福井市で実施しました。その結果、福井市では約２４１件の情報が集まり、つばめたちの生息状況や生息環境が浮き彫りになりました。また、対象としなかった福井県内の他市町からも100件近くの情報が寄せられ、つばめや本調査の関心の高さがうかがえました。

2022年調査結果の概要http://www.nature.museum.city.fukui.fukui.jp/gyoji/2022/tubame_result_gaiyou.pdf.

そこで、今度は調査対象を福井県全域に拡大し、より多くの方々につばめを通して地域の自然に愛着を持ってもらい、かつ、より詳細に福井県内のつばめの生息状況や生息環境などを明らかにしたいと本プロジェクトを立ち上げました。

▼プロジェクトの内容

　2023年5月1日～７月31日の期間に福井県全域と石川県の南加賀地域のつばめ3種の巣の分布を市民参加型の市民調査で明らかにします。どなたでもスマホを使って気軽に参加できます。その間、福井県内の小中高等学校などと協同で、生徒たちと地域のツバメ3種の巣の分布について調査するワークショップも実施します。

▼プロジェクトの展望・ビジョン

　本プロジェクトでお寄せいただいた情報をもとに、まずつばめ３種の巣の分布マップをつくります。次により詳細に巣周辺の環境などを解析し、つばめ３種がどういった環境を好んで巣をつくっているのかを明らかにしたいと思います。これら調査成果はインターネット上で公開するほか、印刷物の作製、配布による広報も実施予定です。市民協同による本調査は翌年以降も継続し、多くの方の自然に対する興味関心の醸成、つばめ３種の保全のための基礎情報の蓄積と発信を続け、長期的には生物多様性を回復できる社会づくりを市民の方々と構築したいと考えます。

そこでつばめが好きな人、つばめに気に入ってもらった家の人、つばめに好かれたい人、のみならず、ヒトの存続を願うか方々にご支援いただけたらと思います。どうぞサポートお願いいたします。

プロジェクト実行責任者：: ふくい鳥の研究室「イロドリ」・トリルラボ
プロジェクト実施完了日：: 2023年12月31日

プロジェクト概要と集めた資金の使途

2023年5月1日から7月31日までの期間で福井県内においてつばめの巣の市民調査を実施し、8月から12月の間に結果を取りまとめ解析し、報告書を作成します。集まった資金はスマホのアプリ使用料に3万円、調査実費に3万円、観察用具購入費に5万円、チラシなど広告作製費に5万円、リターン作製費に8万円、データ解析に3万円を使用させていただく予定です。