『福山わいん工房』立ち退きから再建へ挑戦！もう一度ワインを造りたい

 

 

 

 

 

 

広島県はとても安定した地中海性気候のため温暖で過ごしやすく、中でも福山市が位置する広島県東部は葡萄栽培が盛んな土地で、福山の葡萄の歴史は約100年にもなります。

2014年に栽培を始めた自社葡萄園は約0.7ヘクタールで、マスカットベーリーAをはじめ、シャルドネ、ピノノワール、ソーヴィニヨンブラン、甲州、リースリング、ピノグリ等少しずつ品種も増やしながら栽培をしてきました。自然との共存を心がけて、様々な試行錯誤を繰りしながら、農薬の散布回数、希釈濃度、散布量などを最小限に抑えた栽培を続けています。

 

 

この自社葡萄と福山の葡萄農家さんが栽培するマスカットベーリーAをメインに僕たちのワインは醸造をしており、スパークリングワインを中心としつつ、スティルワインも少量造っています。

僕たち夫婦はフランスに滞在していたことがあり、当時私は料理、妻は語学を学んでいましたが、ワインに大変興味を持っていたため、週末にはワイナリーを訪問して醸造家、葡萄栽培者に話を聞きにいっていました。

 

帰国後もワイン醸造のテクニックや葡萄栽培の話を深く聞くために、度々フランスのワイナリーを訪れて、そこでの経験を活かしながらワイナリー運営を行っています。

 

 

 

 

醸造を始めて9年目となる、2024年2月。

 

民間企業の土地買収のため、家主よりワイナリー立ち退きを言い渡されました。

ワイナリーのある商店街は、もともと商店も少なく、年々寂れていっていました。ただ近年は、新たな店がポツポツと生まれ、周辺もエリアも開発されて、これから盛り上がりを見せる機運が高まっていました。

そんな中、とある民間企業が、商店街の約1/4程度の土地を買収しました。そのエリアの中に福山わいん工房も入っていたため、家主より立ち退きを言い渡されたのです。

 

あまりに突然の出来事に、私たちは言葉も出ませんでした。

 

また、家主からは、当初、立ち退きにあたって一定の立退き費用を支払うとの話をされていましたので、当社としても移転する方向で動くこととしました。 しかし、後になって家主の方で何か事情が変わったのか、立ち退き費用を支払うことはできないと言われました。 この時点で既に移転に向けた準備をある程度進めていましたので、今さら移転を止めるということは難しく、かといって補償なしでの立ち退きになど到底応じることはできません。

どうするか悩んだ末、弁護士に委任し交渉してもらい、幾分かは支払いに応じてもらえることになりました。しかし、ワイナリーを立ち退くために必要な資金、2024年シーズンの醸造ができないための営業補償、当面の運転資金などを賄えるような金額には程遠く、ほとんど運転資金でなくなってしまうくらいの金額でした。

 

 

 

 

2024年7月31日。
ついに、商店街で営んできたワイナリーを完全退去…

 

2024年シーズンのワイン醸造は諦めざるを得なくなってしまいました。

 

資金の補填もほどんどない中ではありましたが、立ち退きの要請を受けてから、現在のようにJR福山駅近隣の街中で移転先がないか？と日々必死に探しました。

 

しかし、ワイナリーができるような物件がなかなか見つからず、方向転換を決意。自社畑の近くにワイナリー新設のための土地を探すことに舵を切り直したのです。

そんな時、現在畑を貸してくださっている方が、今回の立ち退きの件を耳にし、ワイナリー用の土地を貸してもよいと仰ってくださり、現在は畑のそばにワイナリーを新設することを目標に動いています。

在庫のワインの販売や醸造機器の一時保管のための倉庫などを提供してくださる方などたくさんの方に支えていただきながら、次に向けた準備を進めているフェーズです。

 

 

 

ワイナリーの立ち退きは、私たちの想像を絶するほど大変過酷なものでした。

大きな機械の搬出、移転先のワイナリー予定地の策定、各種行政手続き等....やっとコロナも落ち着き世の中が活況を取り戻し、これから頑張っていこうというタイミングでの立ち退きは、私たちにはダメージが大きすぎました。

 

このようなことになるとは全く想像もしていなかったため、資金の確保はありませんでした。土地は建築資材も高騰しており、ワイナリー新設は大変苦しい試練の連続となっています。

 

しかし、大変苦しい中ではありましたが、SNS等で状況報告をしていると、たくさんの方々から心温まるメッセージをいただきました。「クラウドファンディングをしないのか？」と尋ねられることも多く、本当にたくさんの方に支えられてワイナリーが運営できていたのだ、とあらためて感じることができました。

 

熟考した末、皆様の声に甘えクラウドファンディングで応援・支援していただけるよう、プロジェクトを立ち上げることを決めました。
 
私たちは今後も、愛する福山の地でワインをつくり続けていきたいと、心より願っています。
 
そのためには、2025年の醸造に向けて、新しいワイナリーの建設や設備の整備を行うための資金が必要なのです。

 

 

 

ワイナリーの移転に伴い、ワインのスタイルなどを大きく変えていこうと考えています。

今まではスパークリングワインを専門につくってきましたが、新設するワイナリーでは、マスカットベーリーAを軸にした赤ワイン、ロゼワイン、そして自社畑のヨーロッパ系品種での白ワインなど、スティルワインもつくっていきます。もちろん今までの経験を活かし、福山で穫れるぶどうに適した醸造方法でのスパークリングワインもつくります。

ワイナリーも温度管理や製品管理が今まで以上にしやすい設計にしていきます。そして、海外輸出も視野に入れ、今後のワイン業界のトレンドなども勉強しつつ、ワイナリーのブランディングを行いたいと思っています。

 

立ち退きという試練を逆に大きく羽ばたくチャンスと捉え、福山わいん工房のファンの皆様や、まだお飲みになっていない新規のお客様に、美味しいと言ってもらえるワイン造りをします。今回支援していただいた皆様から「支援してよかった」と言ってもらえるワイナリーになるよう努めてまいります。

 

私たちは、愛する福山という土地で、もう一度ぶどうを育てワインをつくりたいと、心から願っています。

 

私たち夫婦のワイナリーの第2章として、今まで以上にワインに誠実に、真摯に向き合い、ぶどうの声を聴きながら、新たなワイナリーのプロジェクトを進めていきたいと思います。

私たち夫婦の第2章にどうぞ、ご支援のほどよろしくお願いします。

 

 

 

 

鹿取 みゆき
ワインジャーナリスト　

 

当たり前のことですが、ワイン造りは1年で終わるものではありません。毎年続いていってこそのワイン造りだと思います。そのための重要な拠点となるのが、ワイナリー。そこは、ブドウからワインに醸造するだけでなく、タンクや樽や、瓶の中のワインを育てる（熟成させる）場所でもあるのです。
その場がなくなってしまったら、その年の仕込みが出来なくなるだけではなく、それまで積み上げてきたものまで手放さざるを得なくなってしまうかもしれません。
福山わいん工房の古川和秋さんと理香さん夫妻が経験したのが、まさにこれ。今年の2月、ワイナリーの土地の持ち主に突如その場を立ち退くように言われたのです。
古川夫妻のワイナリーがあるのは福山駅近くの商店街。設立したのは2016年。もう8年もその場所でワインを造り続けてきたんです。想像できますか？突然、立ち退けと言われた時のおふたりの気持ち。
タンクの中には熟成中のワイン、そして瓶内二次発酵中のワインもあります（古川さん夫妻は、瓶内二次発酵のワインにも力を入れているのです）。それに、すぐにワイナリーを建てる土地が見つかるわけでもありません。今年の仕込みはどうなるんだろう？？いろんな思いが交錯したはずです。
それから約半年、土地の持ち主との交渉の傍ら、ワインの売り先やワイナリー候補地探しに2人は奔走。7月31日に、ワイナリーはやむなく閉店となりましたが、どうにかワインの売り先とワイナリーを建てるための土地を見つけました。そこは古川さんたちがブドウを育てる畑の目の前。街中ワイナリーだった福山わいん工房は、ブドウ畑の中のワイナリーへと生まれ変わることになったのです！！
とはいえ、また新たにワイナリーを建てるためには膨大な資金が必要となります。
ワイン造りは土地に根ざして、続いていくものだと私は思います。
福山を愛し、福山の土地を映し出そうと奮闘するふたりに心からエールを送りたいと思うのです。
和秋さん、理香さん、がんばれ！！

 

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大木 貴之

FourHeartsCafe店主/一般社団法人ワインツーリズム代表 

 

初めて伺ったとき、まちのど真ん中で1階2階を駆使してワインづくりをして、さらにその上の階で古川さんのワインと地元の魚とを楽しめるスペースまであって驚きました。 そして古川さんが車で畑に連れて行ってくれて、広大なマスカットベーリーAの畑を見て、福山がこんなにぶどうをつくっていることを知らずとても驚きました。 今回、立ち退きの話を聞いた時に、「ワイナリーの立ち退きなんて聞いたことがない」と驚きました。ワイナリーなんてずっとそこでやり続けられるものだと思っていたので、この問題にどうやって対処したらいいかわからないと感じました。 それでも古川さんは「燎（かがりび）」というワインを立ち退きの前につくりました。古川さんのワインへの情熱は消えないという意味を込めて。 ワインづくりや産地や福山のまちのことをずっと考えて実践してきた古川さんの情熱をここで消すわけにはいかないと思います。ぼくも力はないですが出来る限り応援します。皆さまの力が必要です。何卒応援のほどよろしくお願いします。

 

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藤丸 智史

フジマルグループ代表

 

古川さんとはレストランのシェフとワインショップという出会いからスタートし、もう10年以上前にもなるでしょうか。その後、同じようにワインショップやワイナリーを立ち上げられ、私たちと同じワイン業界内のマルチインダストリーな企業として活躍されてこられました。

 

そういった日ごろのお付き合いの中で、私が自信を持って言えることは、古川さんのワイン屋として最も大切なワインへの真摯な向き合い方、また経営者として必要な壁をクリアしていく情熱はこの業界内でもトップクラスだということです。きっと今回の『課題』も彼ららしい方法で乗り越えていくと思いますが、新しく生まれ変わるにあたり、そういった貴重な瞬間をお手伝いできることを嬉しく思います。

 

ワイナリーを2回造ることって普通のワインメーカーではあまりない経験です。きっと次に生まれるワイナリーはさらに素敵な空間になると信じています。頑張ってくださいね！

 

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本橋 健一郎

JULIA ソムリエ

 

ニューヨークのレストランにいた頃、ヘッドソムリエに「日本のワインってどうなの？君のワインリストには何本あるの？」と聞かれました。「1本もオンリストしてない」と答えると「日本人として、日本のワインを大切にした方がいい」とアドバイスを受けました。

 

帰国後に日本の美味しいスパークリングワインを探し回っていた時、偶然、福山わいん工房さんの甲州種のスパークリングワインに出会いました。キリッとした甲州種の特徴的な味わいとシャンパーニュにも負けないクリーミーな泡…コレだ！と思い大量に購入させていただきました。

 

是非、たくさんの方に福山わいん工房さんのワインたちを味わっていただきたいです！！

 

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渡邉 貴義

三代目 照寿司 

 

北九州の戸畑の地でお寿司を握り、世界最高のお寿司と厳選されたワインを提供しています。

その、ラインナップの中に「福山わいん工房」のスパークリングワインがオンリストされており、繊細な泡立ちと、しっかりとした果実味が、力強い「照寿司」のお寿司ともマリアージュしています。

 

そんなワインを造っている「福山わいん工房」が2024年突然の立ち退き。

 

これからと言う時の、この衝撃は計り知れないと思います。

 

そうです、これからです。彼らのこれからを支えるためにも、ぜひみんなで応援しなければなりません。

莫大な費用がかかるでしょう。しかし、皆さんの力でぜひ彼らの第2章を実現させましょう。

 

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貝原 大和

福山市議会議員 / 福山駅前商店会副会長 / 創業経営者
 

共に福山駅前を盛り上げてきた仲間として、古川和秋さんの次なる挑戦を心から応援しています！

 

福山わいん工房のこれまでの歩みは、福山とワインに対する情熱と愛の結晶だと思っています！そして、その情熱はこれからも形を変えながら、地域に根ざし、多くの人に感動を与え続けてくれました！

しかしながら、想定していなかった理由により、2016年より運営してきた、福山わいん工房を移転せざるを得ないという状況に追い込まれました。移転には当然莫大な資金が必要となります。福山駅前を盛り上げてきた同志として、古川さんと、古川さんを信じる仲間の力で、必ずやこの困難も乗り越えられると信じています。

 

古川さんのワインには、人と人、人と街をつなげる力があります！

そして、その力がこれからも多くの人々に広がっていくことを期待しています！

そのためにも、みんなで応援！！！！！

 

#今こそチャレンジ

 

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島田 宗輔

福山電業株式会社 代表取締役

 

福山で醸造所を作ろうとされていた古川さんと初めてお会いして、10年以上経ちます。まさにゼロからの挑戦だったようにお見受けしました。そこから着実に仲間を増やして夢を実現し、コロナ禍の禁酒令にも耐え、福山にワイン文化を広げていく様を父ともども拝見してきました。

 

この度のクラウドファンディングに至るまでも様々なご苦労があったかと思います。しかしまた、素敵なファンの方々や仲間の皆様と一緒に乗り越えていかれることと信じております。

 

そしてこの挑戦が、今後の更なる飛躍の機会となることをご祈念申し上げます。

応援してます！

 

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栁 佐織

LIFE with WINE 代表

 

古川さんと理香さんには、LIFE with WINEのイベントにご参加いただき、ワイナリーにもお邪魔させていただきました。日本では数少ないスパークリングワインに特化したワイナリー福山わいん工房は今、ワイナリー立ち退きから再建という大きな試練の真っただ中にいます。それでも、いつも前向きでクリエイティブな古川さんと理香さんなら、きっと乗り越えられると私は信じています。新しいワイナリーができた暁には、また素晴らしいワインをつくって私たち日本ワインLOVERSを感動させてください。みなさま、仲良し夫婦二人三脚で挑む、福山わいん工房の第2章に、あたたかい応援・ご支援をお願いいたします！

 

 

	リターン一覧	金額
ワ イ ン ・ シ | ド ル	【クラファン限定】移転後｜ファーストヴィンテージワイン	¥15,000
	【クラファン限定】移転後｜ファーストヴィンテージワイン／デニムコラボ	¥30,000
	【クラファン限定】移転後｜ファーストヴィンテージシードル	¥15,000
	【クラファン限定】移転後｜ファーストヴィンテージシードル／デザイナーコラボ	¥20,000
	【数量限定】2019-2023年｜ペルペチュエル 極甘口ワイン ハーフサイズ	¥10,000
	【数量限定】2016年｜瓶内二次発酵シードル	¥18,000
グ ッ ズ	【クラファン限定】オリジナルTシャツ マダム版	¥10,000
	【クラファン限定】オリジナルTシャツ 社長版	¥10,000
	【クラファン限定】オリジナルパーカー マダム版	¥30,000
	【クラファン限定】オリジナルパーカー 社長版	¥30,000
体 験	【2025年春実施予定】オープニングレセプションご招待（同伴者1名まで可能/食事＆ワイン付）	¥50,000
	ワイナリー見学ツアー/マダムコース	¥30,000
	ワイナリー見学ツアー/社長コース	¥30,000
	苗植え体験（お食事&ワイン付）	¥50,000
	醸造体験	¥50,000
命 名 権 ・ 応 援 コ ｜ ス	移転後｜ファーストヴィンテージワインの命名権	¥1,000,000
	移転後｜ファーストヴィンテージシードルの命名権	¥1,000,000
	【応援コース】新設したワイナリーにお名前掲載（ネームプレート/小サイズ）	¥100,000
	【法人の方へも！応援コース】新設したワイナリーにお名前掲載（ネームプレート/中サイズ）	¥500,000
	【法人の方へも！応援コース】新設したワイナリーにお名前掲載（ネームプレート/大サイズ）	¥1,000,000
	【純粋応援コース】5,000円	¥5,000
	【純粋応援コース】10,000円	¥10,000
	【純粋応援コース】50,000円	¥50,000
	【純粋応援コース】100,000円	¥100,000

 

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プロジェクトの留意事項

※リターンとして設定している体験等について、天災や社会情勢の変化により、中止・延期・内容の変更等が生じる可能性を予めご了承ください。

※ご支援確定後の返金やキャンセルは、ご対応致しかねますので、何卒ご了承ください。

※支援完了時に「応援コメント」としていただいたメッセージは、本プロジェクトの活動報告やSNS等発信などに利用させていただく場合がございます。

※20歳未満の方の飲酒は法律で禁止されています。酒類を含むリターンは、20歳未満の方はご支援いただけませんのでご注意ください。

※酒類を含むリターンに万が一、20歳未満の方の支援があった場合、お酒のリターンの提供はできず、その分の返金もいたしかねますのでご了承ください。 
※イベントの詳細は別途ご購入者様向けにご案内を予定しております。
※イベント当日飲酒をされる方につきましては公共交通機関等によるご移動をお願いいたします。

 

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20歳未満の者の飲酒は法律で禁止されています。

酒類販売管理者標識

販売場の名称及び所在地：WINE SHOP CHOISIR　広島県福山市伏見町３－２７

酒類販売管理者の氏名：古川和秋

酒類販売管理研修受講年月日：令和6年9月5日

次回研修の受講期限：令和9年9月4日

研修実施団体：福山小売酒販組合
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