瀬戸内の島の健康教室

支援総額

184,000

目標金額 150,000円

支援者
28人
募集終了日
2019年10月31日

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プロジェクト本文

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▼自己紹介

救急診療部長になってめざめたこと

ページを見ていただき、ありがとうございます。

われらはふるさと医療応援団の平出敦と申します。2019年7月に、このNPOを立ち上げました。長年、救急医療に携わってきましたが、10年前に大学の救急診療部長となってからは、救急医療におけるマンパワーの不足に悩まされてきました。ある日、地域で働く救急医に、大学に戻って手伝ってほしいと説得したところ、思いがけない言葉が返ってきました。

「ひとりだけの救急医として、地域でがんばっていると、学会に行くのにも休暇を取るのにも苦労します。とても大学の支援をする余裕はありません。」

そうですよね。当然ですよね。でも、当時はそのような当たり前のことが、目に見えていなかったのですね。今では、そう言ってくれた彼に感謝しています。通常は、大学教授を目の前にして差しさわりのない別の理由をのべて場を取り繕うことが多い中で、正論を言ってくれたのですから。

それから地方をまわって

それから、地方をまわって、状況を見てきました。ボランティアで、時間外の診療支援をしたこともありました。写真は、青森県西津軽郡の深浦町で撮影したものです。町から医師がいなくなって、一時、有名になったところです。現在も苦労されています。

五能線沿いの観光地ではありますが、冬はご覧のように、日本海の風をうけて、厳しい季節となります。こうした地域で、医療を守る医療従事者こそ、私どもが支援しなければならない方々だとあらためて実感しました。われらはふるさと医療応援団とは、そのような地域で医療を守る医療従事者を支援するためのNPOです。

年齢なき医師団

NPO設立の背景には、地方の医師不足の状況を助けるのに、退職したばかりの元気な医師がよいのではないというアイデアがありました。病院を退職した医師にとって、クリニックを開業することは、とてもリスクが高いことです。こうした医師の多くは、しかし、まだ活力にあふれていますので、こうした医師たちに、へき地に行っていただく仕組みがなんとかできないかという考えがはじまりです。皆さんは「国境なき医師団」をご存知でしょうか。国境を越えて医療支援をおこなう医師団は有名で、ノーベル平和賞にも輝きました。わたくしどもは年齢を越えた医師団でありたいと考えました。でも、志を支持する仲間たちと話し合った結果、退職したばかりの医師だけではなく出産や子育てをしている女性医師も大歓迎だし、さらには医師だけではなくもっと広く支援する者たちが集まったらいいねということになって、「われらはふるさと医療応援団」という名称になりました。このことは、今回のプロジェクトにおいても重要なことです。

 

▼プロジェクトを立ち上げたきっかけ

瀬戸内の島から

瀬戸内の海に島々が浮かぶ風景は、写真のように、とても美しいです。しかし、美しい島の中では、人が生きていくための営みがあり、営みを維持していくために乗り越えなくてはならない課題があります。特に医療は、支援すべき課題は少なくありません。

広島県福山市内海町の、いちかわ診療所では、医師の市川勉先生を中心に、島の住民の外来診療、在宅診療、介護施設での診療をはじめ、まさに地域包括のケアが実践されています。大学の研修医を研修に派遣したところ、皆、感銘を受けて帰ってきています。いちかわ診療所には、写真のようなボタンが入り口にあって、いつでも住民の皆さんの健康に配慮しています。診療所入り口の、急患用のコールボタンを撮影してきました。使い込んだクリップボードに、簡易の通報ボタンをとりつけて、テープで張り付けてありました。そのテープが少し黄ばんでいました。手作り感のあふれた島の診療所、通報システムです。

本当のニーズとは

へき地で、がんばっておられるこのような医師、およびスタッフを支援することはすばらしいことです。実際、上記の「みどりのボタン」ではありませんが、へき地の医師は、常に現地に拘束されているので、なかなか休暇をとる余裕がなく、自分自身の健康診断すら難しいという現状があります。しかし、一方、現地の住民の皆さんと、医師は強い絆で結ばれていて、外からいきなり別の医師がきて簡単に肩代わりをするということが、本当の意味で支援につながるかどうかということも事実です。写真は、このあたりの課題を検討している時のものです。

そこで、まずは、市川先生を支援するにはどうしたらよいかを検討しました。写真は、現地を訪れて、中央の市川先生を中心に、何をすることが最も現場のニーズにあっているかを検討している時のものです。

検討の結果

その結果、まずは、毎年実施している島の健康教室を、診療で多忙な市川先生にかわって我々で担当させていただくことを考えました。すなわち瀬戸内の島で診療する多忙な診療所の医療スタッフにかわって、手始めに健康教室の開催を担当することになったというのがプロジェクト立ち上げたきっかけです。

 

▼プロジェクトの内容

役に立つ健康教室、楽しい健康教室

プロジェクトでは、「役に立つ健康教室」をめざしています。島には、2420人の方々が住まわれていますが、そのうち1210人が65歳以上であり、高齢化率は実に50%にも及んでいます。福山市全体では28%ですから、高齢化が島では特に進んでいることが明らかです。一方、0歳から19歳の未成年の方々が206人いることも、忘れてはならないことです(福山市ホームページ 2019年3月町別人口一覧表より

https://www.city.fukuyama.hiroshima.jp/site/opendata/88932.html)。診療所では、小児から高齢者まで多様な年齢層に対応しています。その中で、「役にたつ健康教室」では、島の高齢者の方々が、診療所まで来られるのに、しばしばかなりがまんしてしまうケースがあることを、考えねばなりません。

島の中から撮影した風景ですが、ごらんのように島の中は決して移動に便利なところばかりではありません。市川先生の話では、けがを放置していてかなりひどくなってから、感染が問題になる状態で診療所に来られる方もいます。けがでは、何が問題になるのか、自分で最初にすべき処置は何か、理解していただくことは健康教室の大事な目的です。また、けが以外の普段の健康管理では、何が必要なのかできるだけ具体的に、知っていただくことも重要です。診療へのアクセスは、他の地域で暮らす人々と同様ではありません。重症化して病院での診療を必要とする状態になる前に、できるだけ島で完結するためには、健康教室はアクセスが恵まれた他の地域以上に、とても大事なことなのです。

写真は、医療従事者向けに教室を開いているところで、いざという時にとるべき安全な体位について、お互いに実習しています。こんな形で、実践的な教室を進めるためには、どうしてもインストラクターが何人も必要になります。クラウドファンディングを考慮した理由の一つです。

このような形で、教室を進めることは教室に多く参加していただいている高齢者の方々にも、理解しやすい学びを推進できます。お話を聞くだけより、実践してみることは、身に付きますからね。

また、重症化する前に、診療所を受診していただくようになるだけでなく、健康を損ねる前から、養生を進めていただくことも、島で暮らす方々にとって大事です。特に普段は見過ごしがちな栄養についても栄養士のスタッフが、当日のためにプログラムを練っており、今後、継続的に進められると皆さんのニーズにあうと考えています。

診療な多忙な島の医師や診療所スタッフにかわって、少しでも実質的で楽しいものにすることは、島の皆さんの健康管理や健康増進に役立つものになるはずです。

 

▼プロジェクトの展望・ビジョン

ステップの向こう

楽しい健康教室で島の皆さんと接点をもつことは、今後の診療支援や医療支援の手がかりにもなることが期待されます。いきなり見知らぬ医師やスタッフがやってきて、診療をすることは、本当は島の住民には、受け入れにくいことかもしれません。少しでも接点をもち、健康教室のような催しで、できるだけ多くの皆さんに我々を知っていただくことは効果的です。

今回は、ことはじめの第一歩ですが、今回のステップの向こうに、こうした催しの継続とともに、さらに進んだ支援が見えてくることを期待しています。打ち合わせ時に、島の近くの自販機でイチジクを購入しました。自販機では、カボチャとイチジクを販売していました。

200円の一番下のスペースに少しイチジクが見えます。

甘味が上品なとてもおいしいイチジクでした。今回、ご協力いただいた方々へのリターン(返礼品)は、内容の量としては、おしるしばかりではありますが、現地の特産品です。少量でもこれを機会に手に取っていただき医療だけでなく、こうした形でも地域の活性化に微力ながら貢献できたらいいなと考えています。

 

 

 

 

 

プロジェクト終了要項

開催日時    
2019年11月26日(火)13時~14時30分

開催場所    
名称:瀬戸内の島の健康教室
URL:なし
住所:福山市内浦公民館(〒722-2631 広島県福山市内海町イ1973−3)

主催者    
NPOわれらはふるさと医療応援団

イベント内容    
名称:瀬戸内の島の健康教室
URL:なし
イベント内容:島で毎年行われている健康教室を担当して、島の診療に多忙な診療所の医師やスタッフにかわって、島の住民の健康増進を推進する。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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リターン

1,000


プロジェクトのご報告

プロジェクトのご報告

ご支援いただいた皆さんに、プロジェクトである「島の健康教室」の様子をメールでお伝えします。写真等も入れさせていただきます。

支援者
4人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2019年12月

3,000


保命酒のど飴

保命酒のど飴

島の診療所から10Km程度の鞆の浦にある入江豊三郎商店の商品です。保命酒は江戸時代からの伝統のある特産品で、これをのど飴にしたものです。内容量80g×1袋と少量の返礼ですが、少しでも多くの方に知っていただければと考えました。

支援者
4人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2019年12月

3,000


入江の甘酒

入江の甘酒

江戸時代からの伝統のある特産品である保命酒を用いた甘酒です。入江豊三郎商店は地元の鞆でこの味を伝えています。粉末甘酒 内容量 80g(20g x 4袋) アルコール0.1%未満

支援者
4人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2019年12月

3,000


ぱんdeしょうが

ぱんdeしょうが

現地の生姜を原材料としています。生姜のスライスを、てんさい糖で煮出し、アクセントにレモンとシナモンと月桂樹を入れたものです。食パンなどにのせて食べたり、紅茶に浮かべ、生姜紅茶にしていただく生姜の甘煮です。内容量 70g。内容量は少量ですがこだわりの一品です。

支援者
3人
在庫数
7
発送完了予定月
2019年12月

5,000


田島漁港の 田島のり(袋セット)

田島漁港の 田島のり(袋セット)

プロジェクトを実施する田島では、のり養殖がさかんです。診療所スタッフの話では、このあたりの海苔の味は”濃厚で深い”ということです。

支援者
10人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2019年12月

5,000


いつでも生姜

いつでも生姜

現地の生姜は、香りが高く、辛味が強すぎず、まろやかな味だといわれています。生産者は減少傾向とのことですが、その良さを生かす目的で開発されたものです。生姜ごはんの素として最適です。生姜ごはんの素 2合用 内容量 155gです。

支援者
5人
在庫数
5
発送完了予定月
2019年12月

10,000


福山薔薇ラムネ

福山薔薇ラムネ

福山市のシンボル「ばら」を和菓子にしたもので、上品な品となっています。パッケージはもちろん木製の型も、この商品だけのオリジナルです。8個入り。

支援者
2人
在庫数
18
発送完了予定月
2019年12月

10,000


Tシャツ(われらはふるさと医療応援団)

Tシャツ(われらはふるさと医療応援団)

われらはふるさと医療応援団のスタッフが、プロジェクトで着用するTシャツです。写真ではNPOの医師スタッフがモデルとなって、着用しています。

支援者
1人
在庫数
99
発送完了予定月
2019年12月

20,000


生のり佃煮(柚子胡椒、しそ、山椒)3個セット(桐箱入り)

生のり佃煮(柚子胡椒、しそ、山椒)3個セット(桐箱入り)

原料にはやわらかい一番摘みの生のりを使い、調味料には高級砂糖の和三盆糖、小豆島産の無添加醤油、福山市鞆町の名産保命酒味醂を使用しています。一番摘みの生のり佃煮シリーズで桐箱入りです。

支援者
2人
在庫数
48
発送完了予定月
2019年12月

20,000


ジンジャーシロップ琥珀 200ml&ブラウニー5個

ジンジャーシロップ琥珀 200ml&ブラウニー5個

ジンジャーシロップ琥珀200mlが1本、農園菓子工房「ホトトギスファーム 」の米粉のブラウニーの「ダークチョコレート」と「黒きなこと抹茶」と「素焼きくるみ」の3種類5個が、ジンジャーダイヤモンドの焼き印が入った紙製のギフトボックスに入っています。

支援者
0人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2019年12月

50,000


味付のり1缶・焼きのり1缶・大判焼きのり・生のり佃煮3個詰合せ

味付のり1缶・焼きのり1缶・大判焼きのり・生のり佃煮3個詰合せ

小さく切って使いやすいサイズの味付海苔、焼き海苔と、巻き寿司や手巻き寿司にも使える大判サイズに、生のりの佃煮がセットになった、詰合せです。

支援者
0人
在庫数
50
発送完了予定月
2019年12月

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