農家ｘITｘ食品の異業種混合チームで企画する農業体験プログラム！

▼自己紹介

古谷葡萄園は、甲府盆地の風景の中で、親子四代にわたって農業を営んできました。

1959年にぶどうの栽培を始め、今ではいちごの栽培も手がけています。

夏から秋にかけてはぶどう、冬から春にかけてはいちごの収穫に追われる日々です。 

 

【紹介動画】古谷葡萄園　4代続くぶどう農家

 

　

 

 

 

私たちは、近年の環境変化を肌で感じています。

農業の枠を超え、異業種との連携を図りながら、新しい時代にふさわしい農業の形を模索しています。

 2023年には、「農業x飲食業」の組み合わせで、直営店舗『CASA FRUTTA（カーザフルッタ）』を開業しました。

ここでは、農産物の加工、直売、そして飲食を提供しています。開業のきっかけは、環境変化による栽培環境の変化でした。

 

 

特にぶどうは、高温による着色不良や日焼けなどの影響を受けやすく、その被害は年々増加しています。 

日焼け果はその部分を取り除いて、また着色不良であっても食味はほぼ変わりません。

こうした房を無駄にすることがなくなってきたのも、農業ｘ飲食業の大きな成果の一つです。

 

 また環境変化への対策として、農業分野から脱炭素社会の実現を目指す取り組みである「4パーミル・イニシアチブ」に参加し、エフォートレベルの認証を得ました。

山梨県の４パーミル・イニシアチブの取り組み

 

 

今後も引き続き、農業を基盤としたさまざまな取り組みをしっかりと進めていきたいと考えています。

 

 

▼プロジェクトを立ち上げたきっかけ

食は心身を豊かにするものであり健康の源です。そして食を生み出す農業は大切な産業です。

農業を身近に知ってもらうための、農業体験プログラムを企画、開催しようと考えました。

そのプログラムの一つとして、カードゲームを通じてより幅広い年代の方が一年間の農作業や農業経営を楽しく学びながら疑似体験できるツールがほしいと考えました。

　

 

 

同時に加工場、店舗を持つことを活かし、オリジナルのパフェ作りも体験してもらい食にまつわる豊かな時間を過ごしてもらいたい、リアルの体験の場なので人的交流面でも学びや楽しさのある体験の場にしたいと考えました。

　

 

 

 

▼プロジェクトの内容

旬のフルーツやスイーツを製造、販売するのみではなく、農家として時期ごとにどんな仕事をしているかや、今後の山梨県における農業の展開など、食の根本である農業について関心をもってもらうためのイベントを企画、開催したいと考えました。

 

今回は、その第一歩として農業体験イベントを企画している内容になります。

チーム体制として、副業として古谷葡萄園に関わってくれている2名の方を交え、今年の6月から企画をスタートしました。

吉井さんは、IT企業に勤務しており、デジタルマーケティングの専門性の高い方で、農業にもご興味のある方です。

河東さんは、食品企業に勤務しており、過去にも農業関連のイベント企画、ボードゲーム開発に関わっている、食やデザインにも専門性の高い方です。 この二人がいてくれるおかげで、農家だけでは成し難いプログラムの企画が現在進行中です。

 

 

前置きが長くなりましたが、今回のプロジェクト内容としては、農業を身近に感じてもらえるプログラムを企画することです。

メインは二つ。

 

一つは、現在開発中のカードゲームをイベントにて試遊してもらい、その感想を集めてさらに良いものに仕上げることです。

 

もう一つは、普段店舗では提供していないオリジナルのパフェづくり体験です。

初の試みのため、どんな成果が生まれるか期待しているところですが、まずはこのイベントに多くの方に参加してもらい、率直なご意見を得ることで、次のステップにつなげていきたいと考えています。

　

 

 

 

ご支援いただいた金額の使途は次の通りです。

●食育イベント（オンライン・オフライン）コンテンツ制作費：10万円

●食材費・人件費：10万円

●食育×農業体験カードゲームのデザイン費：10万円

●開発・印刷費：20万円

 

プロジェクト成立後、天災等やむを得ない事情（緊急事態宣言などコロナウイルスによる影響を含む）によりイベントが開催できなかった場合、延期開催分として使用させていただきます。

 

 

▼プロジェクトの展望・ビジョン

イベント参加者が、体験プログラムを通してぶどう栽培・農業経営に対しプラスのイメージを持つこと、オリジナルパフェ作りを通して素材や盛り付け、食べることに興味・関心を持ち、楽しんでくれることを期待しています。

 

今後は開発したカードゲーム（2024年12月頃完成予定）やプログラムを、例えば教育現場においても、農業体験・食育体験・職業体験等、各学齢の学びの素材として提供していきたいと考えています。

次代を担う子ども達には、ゲームを楽しむだけでなく、人前で伝える力や、表現する力も鍛えられるよう、プログラムをブラッシュアップしていきます。

農作物を育てるのが専業ですが、人を育てることにも今後関わっていきたいと考えています。ちなみに妻は、2024年の春まで学習塾の指導者として約10年間教育に携わってきたことから、農業や食を通じた人材育成にも関心を高く持っています。

私たち夫婦は基盤は農業でありながらも、裾野の広い活動を展開していきたいと考えています。