残り３日！クラウドファンディングを通じて「動物福祉」をより多くの方々に知っていただきたい

 

NEXT GOALまであと１８６万円というところまでやってきました。皆様からの応援と期待を力に変えて、最終日の最後の１分１秒まで諦めることなく、できることを尽くして、やり抜きたいと思います。最後を皆様と一緒に笑顔で迎えられるように頑張りたいと思います。

 

風太が20歳になることを記念して企画されたクラウドファンディング。

レッサーパンダの20歳は人間の年齢に換算すると80歳にもなるおじいちゃんです。

 

 

人間が、高齢になれば、足腰が弱くなって歩きにくくなったり、身体のどこかを悪くして手術をしたり、やわらかくしたご飯を食べるようになったり、それらをサポートする必要性がありますが、レッサーパンダも同じようにこれまでできていたことができなくなり、サポートが必要になります。

 

 

風太の場合には、歯が抜けてなくなってしまったことや、口の中の手術を行ったので、若い他のレッサーパンダのように笹の餌をそのまま食べることが難しい状況にありました。そこで、笹を細かく粉砕する高齢個体用の食事作りのためのミル器の購入が必要になりました。

 

 

また、20歳を記念して対策を行う「環境エンリッチメント」として、猛暑が続く昨今の流れで、出力をパワーアップしたスポット冷風空調機器の設置をすることに決めました。新たな植樹による日陰作りも行います。

 

現在、上記の実施は、皆様のお力の温かいご支援のおかげで、ご支援金を充てることができました。第二目標では、恒久設置型自動ミスト装置の設置（レッサーパンダ舎全域）を行い、猛暑をより涼しく過ごせる環境を作れるようにし、加えて、レッサーパンダのガラス展示室への遮熱フィルムの装置をすることで、冷風空調機器の設置温度をできるだけ下げなくても涼しくなるように、環境に配慮したいと考えています。

 

環境エンリッチメント（environmental enrichment）とは、「動物福祉の立場から､飼育動物の “幸福な暮らし” を実現するための具体的な方策」のことを指します。動物園での飼育環境は、動物たちが長年かけて適応してきた本来の生息地の環境と比較すると、どうしても、狭く、単純で、変化が少ないものになりがちです。そこで、こうした飼育環境に工夫を加えて、環境（environmental）を豊かで充実（enrich）したものにしようという試みが環境エンリッチメントのことです。

（※参考：市民ZOOネットワーク、エンリッチメント概論）

 

今回、風太が長生きして、他のレッサーパンダも幸せに暮らせる環境を整えるために、ぜひご支援いただきたいと思っておりますが、今回のプロジェクトを通して、より多くの方に「動物福祉」について知っていただき、皆様とともに「動物福祉」に取り組むことができたらと思っています。

 

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