デザイナーの卵、救ってください!!

支援総額

581,000

目標金額 500,000円

支援者
30人
募集終了日
2020年6月19日

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プロジェクト本文

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▼自己紹介

 

 知人に土下座をしてまで入学金を工面してくれた父の恩に報いたい!! 

 

 

はじめまして本多 拍と申します。

 

僕のプロジェクトに関心を持っていただき本当にありがとうございます。僕は7人兄妹の次男なのですが、2年前に高校を卒業して一旦、地元の企業に就職をしました。本当は服飾系の専門学校に進学してデザインの基礎を学びたかったのですが、兄が浪人中で弟が大学進学を希望していたので、両親に負担を掛けたくないと考えて働くことを選びました。

 

しかし仕事に慣れるに従って、このまま夢を追うことに目をつぶって、心を殺して働くことに堪らない焦りのようなものを感じ、気持ちを偽ることに限界が来ました。しかし我が家は大家族で大変に家計も苦しく、兄も私立大学への進学が決まり、弟も私立大学に合格して、両親に仕事を辞めて東京の専門学校に行きたいとは言い出せませんでした。奨学金を利用したとしても入学金も用意出来ないし、実家を出て一人暮らしをする費用も有りませんでした。

 

 

 

 

僕の浮かない表情に気づいた父が「どうしたんだ?」と聞いてくれました。既に察してくれていたようです。父は「お前が、やってみたいなら挑戦すると良い」と即答してくれました。「金のことは心配するな」と笑ってくれました。ですが、そんなお金は我が家には1円も無いことは僕は知っていました。貯金もありません。金融機関からも借りられませんでした。父が一人で悩んでいるのを何度も見ました。入学金の納入期限が迫ってきました。僕は仕事を辞めてしまいましたが、無理ならば学校は諦めようと考えていました。

 

しかし納入期限の前日に、父が「間に合ったぞ!!」と言って連絡をくれました。例えようも無いくらいに嬉しかったです。腹の底から父に感謝しました。顔が熱くなって涙が出たのを一生忘れないと思います。そして、なんとか兄弟3人、同時に進学する事が出来ました。しかし兄は千葉にアパートを借りることが出来ましたが、弟は家を出る事が出来ずに自宅から通学することになりました。僕の家は山間部に有るので地元の大学でも市街地にアパートを借りて通学するのが理想でした。僕もアパートは借りる事が出来なかったので、友人の1Rに居候をさせてもらうことで何とか学校に通えることになり、家を出ました。19年間、大家族の中で育ったので、いざ家を出ることが決まると不安と離れがたい気持ちも湧いて出ましたが、それでも晴れてデザイナーへの道の一歩が踏み出せると思うと気持ちは奮い立ちました。

 

 

 

 

 問題山積の東京暮らし 

 

実家からの仕送りは全く無いので食費や通学費、教材費などは、アルバイトで賄うしかありませんでした。奨学金が支給されるようになって、少しだけ余裕が出来たのですが、生まれて初めての一人暮らしで中々生活のリズムが作れず、深夜までバイトをして学校を休む事が多くなりました。

服飾系の学校なのでミシンが必要なのですが、ミシンを購入するお金が中々工面できず、課題の提出も遅れがちでした。自宅で裁縫が出来ないので学校に残ってミシンを借りてやっていたのですが、もう必要な単位を取得するギリギリの状態でした。秋になってアルバイトの収入と奨学金をやりくりして貯めたお金でアパートを借りる事が出来ました。友人には本当に感謝しています。念願かなって一人暮らしを始められたのですが、家賃と光熱費が一気に負担になり、それまでよりもバイトに費やす時間が増えました。益々、通学が大変になりましたが、何とか前期は乗り切って新年を迎える事が出来ました。

 

 

 

 

 壊れたミシン 

 

深夜帯のバイトのシフトを増やした御蔭で「まかない」で夕飯を済ませる事が出来るようになりました。浮いた食費を貯めてネットのフリマで中古のミシンを買うことが出来ました。しかし完動品ということで購入したのに壊れていて使い物になりませんでした。もうその時点で高額な修理代を出せる状態に無くなってしまいました。最後に提出しなければならない課題が一つだけ残っていましたが、ミシンが手に入れば何とか1年次の全ての単位を取得できると思っていたのですが、完全に当てが外れてしまいました。こうなったら学校でミシンを借りて仕上げるしかないと、何度も担任の先生に頭を下げて提出期限を延ばして頂けるようにお願いしました。先生も毎日、進行状態をチェックすることを条件に提出を待つことを承諾してくださいました。成人式を済ませ、両親には頑張って進級することを約束して帰京しました。全て上手く行くと思っていました。

 

 

 

 

 全てを狂わせたコロナ 

 

コロナが世間を騒がせ始めた3月、一番下の妹の小学校の卒業式のために帰省しました。僕の卒業した小学校は当時、全校生徒5人の小さな学校で、僕と弟と妹たちが転校してこなければ廃校になってしまう運命でした。僕が卒業した後も弟、妹たちが順番に卒業して行き、どんどん生徒は減り、今年の卒業式で学校は廃校になると言われていました。お世話になった地域の方も参列する最後の卒業式に、どうしても出たくて帰省しました。地域のお年寄りの方からも東京での暮らしの事を聞かれ、青息吐息でも夢を目指して頑張っていると見栄を張って答えると「頑張りなよ!!」と口々に言って頂き、大勢のおばあちゃん達に肩を叩かれました。僕の事を孫のように可愛がってくれた人たちばかりです。

 

 

しかし既に2月の下旬から「授業の停止」「校内立ち入り禁止」の通知が出されていました。僕は特別に1日1回の登校だけ許されていましたが、自粛要請で、とうとう登校は全面禁止になりました。ミシンが使えないどころか、課題を毎日点検するという条件も果たせなくなり、留年が決定しました。奨学金は打ち切られ、バイト先も閉店が決定し、自粛要請から緊急事態宣言が出され、東京にいることすら出来なくなってしまいました。完全に途方にくれました。

 

元々もっとしっかりとした計画で進学すれば良かったし、バイトが大変でも休まずに学校に行っていれば、コロナの影響が出ても進級できていたと自分でも分かっています。自業自得というやつです。奨学金なしに前期の授業料は納められないし、バイトの収入も無くなったので、もう生活すら出来ない、もう退学しかないと殆ど諦めかけていたときです。父が「何とかなる、夢を簡単に諦めるな」と言って、金策を始めてくれました。僕は根拠は無かったのですが、懸命になって授業料を集めてくれている父の事を思うと、辞めてもいいやなどとは口が裂けても言えませんでした。そもそもデザイナーになる決意は少しも揺らいではいませんでした。

 

そしてもうひとつ、どうしても学校に戻りたいという理由が有ります。同じ学校で出来た仲間と去年末ごろから、自分達で作った服を自分達で企画した、短期間のゲリラ的なブティックで売るという計画をしはじめたところだったのです。どうしても仲間との約束を果たしたいです。

 

万事休すと諦めかけていた時に政府が給付金を出すという決定を下し、あと少しお金が集まれば授業料が払えるという希望が見えたのです。休学か退学か留年か迷っていましたが、最後の望みをかけてクラウドファンディングで足りない分の前期授業料を集めたいと考えました。

 

大勢のみなさんからのご支援を頂きたいです。どうか僕をデザイナーにして下さい!!

宜しくお願いいたします!!

 

 

▼プロジェクトを立ち上げたきっかけ

 

 恥じも外聞もなく 

 

金策に行き詰った父を見て、もうなに振り構っていられないと思いました。このシステム上、僕の名前も公表されてしまって、家には迷惑をかけてしまう。でも、どんな形であれ、デザイナーになって支援してくれた親戚、ともだち、両親に恩返しをしたいと思いました。友達とのゲリラブティックの決行も絶対に果たしたいです。卒業までに何度もやって、仲間の名前をファッション業界に売り込みたいです。僕を慕って、信じて付いてきてくれた仲間を裏切れないと思いました。

 

そして僕が、どうしても成し遂げなければと思った決定的な理由があります。僕が東京に旅立った日は学校の入学式の日だったのですが、その日に父が書いたブログのURLを母がLINEで送ってきました。その記事を読んで、もう絶対に後戻りは出来ないと思ったからです。父のブログを読んだことは父は知りません。僕のことは全てお見通しなんだと愕然としました。親の愛は本当に有り難いと思いました。

 

父のブログ

 

▼プロジェクトの内容

 

専門学校の前期授業料の支払いです。前期に収めなければならない学費は684500円です。現時点で確定はしていませんが政府の給付金が20万円入るとしても納入期限に間に合う確証が無いので、サイトの利用料と現時点で担保出来ている金額を差し引いて50万円のご支援を募りたいと思います。

 

納入期限は6月30日までですが、サイトのシステム上、6月19日までに目標金額を達成しないと出席停止処分になってしまいます。どうかご理解とご協力を賜りたくお願い申し上げます。

 

 

▼プロジェクトの展望・ビジョン

 

授業料さえ納める事が出来れば、すでに取得している単位が物凄く有るので、バイトも出来ますし、同士と計画しているゲリラブティックの計画も真剣に取組む事が出来ます。両親にも人間万事塞翁が馬だと励まされました。僕もそれを聞いて、これはチャンスにかえる事が出来ると燃えてきました。業界の体質をぶち破って、人真似や利益率優先の、つまらないデザインだけのファッション業界に風穴を開けたいと本気で思っています。プロジェクトが成功して学校に在籍できることになったら、冬までには「第1回ゲリラブティック」を敢行したいと心に決めています。既に仲間と動いているので、僕の中では「実施不可」は有り得ません。デザイン画も描き続けています。

 

重ね重ねご支援のほど、よろしくお願い申し上げます!!

 

・プロジェクトの終了要項

運営期間

2020/06/12~2020/06/26

 

運営場所

本多 拍の自宅

 

運営主体

本多 拍

 

運営内容の詳細

前期授業料の納入

 

 

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プロフィール

2018年に高校を卒業して地元企業に就職しました。2019年に退社して東京都内の服飾専門学校に入学しました。7人兄妹の次男です。

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リターン

1,000


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支援者の方にお礼のメール

授業料を募るプロジェクトなので心苦しいのですが、金銭的、物質的なお礼は出来ません。差し支えなければインスタのフォロワーにもなって頂きたいです。

支援者
3人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年7月

3,000


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支援者の方にお礼のメール

授業料を募るプロジェクトなので心苦しいのですが、金銭的、物質的なお礼は出来ません。差し支えなければインスタのフォロワーにもなって頂きたいです。

支援者
1人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年7月

10,000


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支援者の方にお礼のメール

授業料を募るプロジェクトなので心苦しいのですが、金銭的、物質的なお礼は出来ません。差し支えなければインスタのフォロワーにもなって頂きたいです。

支援者
26人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年7月

プロフィール

2018年に高校を卒業して地元企業に就職しました。2019年に退社して東京都内の服飾専門学校に入学しました。7人兄妹の次男です。

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