シンバのてんかん発作と薬

長文になってしまいました。お時間の許す時にでもお読み頂ければ嬉しいです。

てんかん発作は、脳の損傷、病気、毒素などが原因になります。

また、発作自体は、脳機能の乱れにより起こり、その脳機能の乱れの要因は大きな音や強い光、不安や緊張状態がきっかけで起こるようです。あまり興奮させず、ストレスをかけない生活をさせてあげることが、大切になるそうです。

抗てんかん薬の多くは、脳の急激な働きを抑える作用がある為、飲むお薬の量によって、ふらつきや、ボーッとして元気がなくなるなどの副作用が出る場合があるとのことです。

シンバのてんかん発作は脳挫傷によるものです。野生動物に襲われた際にアテネがシンバを咥えて逃げる途中、どこかにシンバの頭をぶつけてしまったか、シンバが落ちてしまい負った脳挫傷ではないかと、保護した日に獣医師さんに言われました。

てんかん発作が起こる度に、「住処を野生動物に襲われ、我が子２匹を失ったアテネ…死物狂いで守り抜いたシンバがいつ虹の橋を渡ってもおかしくない状態…神様、これ以上の辛い試練をシンバとアテネに与えないでください。」と、願うばかりでした。

幸い、シンバに合う抗てんかん薬が見つかり、効力が出始め、発作が落ち着きました。ふらつきや、ボーッとして元気がなくなるような様子は見受けられません。

意識がしっかりしていて、動くものに敏感に反応します。薬が効き始めた当初、リラックスしているアテネの尻尾を狙ったり、アテネが睡眠中にピクピクするのを手でチョンチョン確認してみたりするシンバの姿を見て、とても嬉しく、ほっこりしました。

ケージに入れてあげたボールをジッと狙って飛びついたり、私のスリッパに被りついたり、普通の仔猫らしい反応が沢山見られるようになりました。

音に対しても、耳を澄ませてはピクピクしたり、しっかりと聞いているのが伝わってきました。

ある日、私のクシャミにシンバがビックリして倒れ、脚をバタつかせて倒れたまま、私の方を向いて唸り始めました。シンバが起こしていた発作とは様子が異なりましたが、自分のクシャミで、シンバが発作を起こしてしまったと思いショックで動揺しました…しかし、よく見ると、シンバは直ぐにスクッと立ち、私を威嚇して怒っていました。クシャミの音が怖かったのでしょう。こっちを向いて怒っているシンバが可愛くて仕方ありませんでした。

シンバは、１日朝晩２回の抗てんかん薬で猫らしい生活が送れています。

薬は擦り潰して粉にしたものをシンバの大好きな離乳食に混ぜて飲ませています。ただ、薬を混ぜた離乳食は、少し食い付きが悪くなります。混ぜる離乳食の量が少ないと、食べるのを躊躇します。

決して好きとは言えない投薬を頑張っているシンバの応援を引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。