宮城県女川で醸造、ビールで人々を繋ぐ場を作る

 

 

ページをご覧いただきありがとうございます。宮城県女川町でガル屋というクラフトビール屋を営む木村優佑です。

 

東日本大震災が起き、生まれ故郷である女川を盛り上げたいと思い、帰ってきました。

 

東日本大震災では町の約8割が、津波で流されてしましました。

 

住宅や商店街、駅などの建物もすべて流され、私の記憶の中にある女川とは変わり、全く知らない町に姿を変えていました。

 

そんな状況の中で小学生が言った一言がとても心に残りました。

 

女川は流されたのではない、新しい町に生まれ変わるんだ

 

この言葉に触れて、「大人の私は何をしているんだ」と反省をしました。「あの何もかも流された町を見て小学生に何を言わせているのか」と。

 

前を向いた小学生がいることを心に留め、地元女川が新しい町へ生まれ変わる手助けができないかと考えるようになりました。

 

女川を盛り上げようと立ち上がる地元企業の方が、たくさんいることを震災から半年で知ることができました。

 

ただ、実際に女川へ来て、女川の人と話をしないと、そんな様子も伝わらないと感じ、「地元の人と会話することができるようにするには、どうすればいいのか？」と考えるようになりました。

 

そこでビールで人が繋がる体験を届けたいと思い、ビール屋を女川で作ることを決意しました。

 

 

 

 

震災が起きた2011年女川で何をしようか悩んでいました。 そんなことを考えているうちに、ビールイベントやビールバーなどでたくさん乾杯し、色々な人と仲良くなれることに気づきました。

 

同時に、大きな機材や場所がなくてもビールは醸造できることも知り、女川でビール屋を始めよう、観光や仕事で来る人と町内の方を繋ぎ、女川を伝え楽しんでもらえる場所をつくろうと決意しました。

 

そこからは実践的にノウハウを吸収できるようにアルバイトとして修業をしたり、関東近郊のマイクロブルワリーに通い、クラフトビールの研究を始めたりするようになりました。

 

その後、2013年に女川に戻り、醸造所を始める準備を開始。初めは醸造できる場所もなく、きぼうの鐘商店街という仮設商店街で、ガル屋をオープンしました。

 

 

最初は思った通りに人が集まってくれる場所になるか不安でした。

 

しかし、町内でも店の存在を知ってくれる人が少しずつ増え、観光や仕事で来る人も利用してくれる人が出てきました。たくさんの方に支えられ、当初思い描いていた「人をつなぎ、会話する場所」に少しずつなってきました。

 

 

その後、6年前に女川駅前商店街シーパルピア女川が完成し、本設の店舗を構えることができ、醸造に向けた準備が整ってきました。

 

プロジェクトの内容 宮城県牡鹿郡女川町の駅前商店街シーパルピア女川内に飲食と醸造所を構えることができました。

 

「とりあえず生！」「初めの一杯目はビール！」という方も多く、ビールは知らない方同士でも乾杯をしやすい状況をつくります。

 

ここで醸造したビールなどのお酒を飲むことによって、会話を弾ませ、女川町民と観光客の方をつなげる場を目指しております。

 

 

 

仮設から本設へ移動をし、資金の関係もあり醸造設備の完成が遅くなってしまいましたが、2021年7月に念願の発泡酒製造免許も取得でき、ついに念願の醸造場が完成いたしました！

 

 

 

せっかくできた場所で、女川らしいお酒を手に、女川を知り、女川の人と女川を訪れる人とのさらなる話題になるように、女川発の醸造を始めていきます。

 

 

ガル屋では醸造量の関係でビール免許ではなく発泡酒製造免許になっております。

 

ビールの醸造量は6万リットルと規模が大きく、店内だけでは消費できる量ではないです。

 

発泡酒の醸造量は6千リットルと、ビール1/10と小規模な店でも鮮度を落とさず販売でき、手作りすることによりお客さんとの距離を縮めることができるため、発泡酒製造免許を選択いたしました。

 

発泡酒の方が自由度も高く、果物をたくさん入れて仕込むことなどもできます。

 

ガル屋で作る発泡酒は、味の薄いものではなく、ビールの味に近いものになっています。

 

 

本来なら、やっと女川で私が醸造した商品を販売できることになり、ガル屋にて様々な方の出逢いと会話のきっかけになればよかったのですが、新型コロナウイルスの影響もあり、店内での消費が思うようにいかず、瓶での製造をすすめることにしました。

 

▼瓶ラベル案　女川のシーパルちゃん

※観光協会の許可をいただいています。

 

瓶の商品はいろいろな方に手に取ってもらうことができる一方、味の安定や品質を保持する工夫が必要で、醸造場に新たに設備の追加が必要になってしまいます。

 

今回は、こちらの瓶商品製造に向けてクラウドファンディングでプロジェクトを立ち上げました。 新型コロナウイルスの影響もあり、女川へ来られない方も多い中で、女川の味を楽しんでいただき、コロナ感染が落ち着いた頃にお越しくださる方のために、瓶商品の製造を始めています。

 

またガル屋にて多くの方が集い、新しい出会いと会話が生まれるきっかけに。 ご自宅でもガル屋の、女川の味を楽しんでいただけるように、ご支援いただけますと嬉しいです。

 

みなさまからのご支援は、瓶商品の製造や醸造の品質向上のために大切に使わせていただきます。

 

 

 

私は創業当初、「観光や仕事で来る人と町内の方を繋ぎ、女川を伝え楽しんでもらえる場所をつくろう」と思い、ガル屋を始めました。 そのなかで多くの方と女川の町で出逢い、会話してきました。

 

その思いは今も変わらず、これからもそんな場所でガル屋があり続けられればと思いますが、新しい挑戦として今回、瓶商品の製造に取り組んでまいります。

 

瓶商品を通じて、女川を知る・思い出す方が増え、行ってみたいと思っていただけるように。 女川以外でも、ビールを通じて、女川が話題に上がるように。

 

そんな未来のために挑戦をしていきます。

 

200万円達成で瓶商品製造を行います。また、300万達成で発酵室にプレハブ冷蔵庫購入し、品質のさらなる向上を目指していきます。 

 

どうか応援をよろしくお願いいたします。

 

 

【プロジェクトに関する留意事項】

・未成年者の飲酒は法律で禁止されています。このリターンは20歳以上の方に限りご支援いただけます。

 

・リターンの履行：発泡酒製造免許を取得しているため、醸造場からの通販は可能であることを税務署に確認済みです。

 

・本プロジェクトの履行に必要な飲食店営業許可/発泡酒製造免許は、すでに取得済みです。