蓄音機コンサートを開催しました

台風24号の爪痕(倒木)も学内にまだ残る10月3日、蓄音機コンサート「第1回 野澤コレクションでたどるヴァイオリン演奏の系譜」を開催しました。

今回のコンサートは、野澤コレクションにあるヴァイオリン音源を使用し、二〇世紀前半のヴァイオリン演奏の歴史的変遷を明らかにする研究プロジェクト立ち上げのお披露目の意味があります。プロジェクトの代表者、大角欣矢教授と共同研究者の澤和樹学長の挨拶でいよいよコンサート開始です。

これまで10回以上蓄音機コンサートの司会を務められている大角先生の的確な進行と、ユーモアを交えつつ演奏技法の解説や演奏家のエピソード、そして自身の思い出話「私が若い頃に参加したコンクールの審査委員長がこの方でした。予選で落とされましてね…」などと語られる澤学長のコンビでコンサートはなごやかに進みます。

最後にアンコールとして夭折した天才ヴァイオリニスト、ヨーゼフ・ハシッドが弾く「ウィーン奇想曲」(HMV C.3208 1940年)をかけてコンサートは終了しました。

今回のコンサートは、知る人ぞ知る、といったヴァイオリニストが多かったのですが、先生方のおかげでとても興味深い内容になりました。コンサートで必要なヴァイオリニストのレコードを簡単に探せるようになったのも、皆様からのご支援で購入した保存箱のおかげです。クラウドファンディング実行前のコンサート企画時に、澤学長から「ヨーゼフ・ハシッドをかけたいけど、ありますか?」と聞かれて、探してもみつからず、結局そのコンサートでは使わなかったということがありましたが、今回のコンサートではそのハシッドを使うことができました。ご支援くださった皆様に心からの感謝を申し上げます。

この蓄音機コンサートシリーズ「野澤コレクションでたどるヴァイオリン演奏の系譜」は、5年の研究期間の間、年1~2回のペースで継続していく予定です。今後ともどうぞよろしくお願いします。

「第1回 野澤コレクションでたどるヴァイオリン演奏の系譜」
日 時:2018年10月3日(水)18:30-20:30
会 場:音楽学部 第6ホール
解 説:澤和樹学長(ヴァイオリニスト)
司 会:大角欣矢教授(音楽学部楽理科)
観客数:64名

Facebookページでおすすめプロジェクトを毎日配信しています