劇団たんぽぽ存続へ! これからも子どもたちに夢を!
【ご支援ありがとうございました。】
クラウドファンディングをやってみようと決めたのが、春先のことです。決まっていた公演が次々とキャンセルになり、月間スケジュールが次々と白紙になっていく中、劇団の存続危機が、現実のものとして、目の前に迫っていました。これまで、何度かあった危機も、何とか乗り越え74年、歴史を積み上げてきた劇団の最大の危機です。
世の中には、同じように、コロナの影響で苦しい思いをしていらっしゃる方々が、大勢います。でも、劇団たんぽぽをこれまで築き上げてきた先輩たちのためにも、劇団たんぽぽの劇だけが唯一の楽しみだったと覚えていてくださるご年配のファンの方のためにも、そして何より、未来へ進む子どもたちのために、ここで、歩みを止めることはできないと、覚悟を決めました。「とにかくやってみよう。そして、どんな批判も受け止めよう」と。
しかし、クラウドファンディングを実施してみると、届くのは、皆様からの温かいお言葉ばかり。こんなにも劇団たんぽぽが、みんなに愛されているんだという驚きと、自分たちが演劇を通して届けてきた想いをちゃんと受け取ってくれていたんだという嬉しさに、劇団員みんなで泣きました。そして、何より、自分たちは、何て大きなものを背負って活動しているんだという責任を改めて感じることができました。
皆様からは、支援金だけではなく、たくさんの励ましのお言葉にも大きなパワーをいただきました。本当にありがとうございました。皆様からいただいたお気持ちを力に変えて、劇団たんぽぽは、これからも前を向いて、歩いていきます。そして、このクラウドファンディングが、繋いでくれたご縁を大切にしていきたいと思います。
コロナ禍において、まだまだ、不安なことは、たくさんあります。それでも、私たち劇団たんぽぽは、明るい未来を信じて、子どもたちに、演劇を通して夢を届けつづけたいと思います。これからも、劇団たんぽぽを見守っていてください。そして、変わらぬ応援をよろしくお願いいたします。
「♪たんぽぽ たんぽぽ みんなのたんぽぽ 歌で明るい朝がくる♪」
(劇団たんぽぽの歌より)
【大切に使わせていただきます。】
おかげさまで、皆さまからいただいたご支援により、新作「海のこえがきこえる」を製作することができました。この作品は、今、社会問題となっている海洋ゴミ問題を考えるきっかけにと製作した作品です。今後、この作品をたくさんの子どもたちの元へ届けていきます。
新作「海のこえがきこえる」より
また、9月より、少しずつですが、学校公演も再開しました。皆さまからのご支援を元に、劇団員たちは、稽古に集中し、子どもたちの元へお芝居を届けにいくことができています。
普段では、1回公演の学校でも、感染防止のため、2回公演、3回公演になることもあり、1校で2~3日間かけて公演することもあります。学校での公演は、上演回数によって上演料が変わることがないため、負担は増えましたが、それでも、目の前にいる子どもたちの反応を見ながら演劇ができる喜びは、何にも代えがたいものがあります。
皆様からの応援や励ましの言葉を胸に刻みながら、いただいたご支援は、大切に使わせていただきます。
【公演再開のご報告】
学校公演再開した「くぐつね山の不思議な夏」より
公演再開した「100万回生きたねこ」より
【収支のご報告】
今回のクラウドファンディングでは、400名を超える方々から、ご支援をいただきました。第一目標としていた300万円は、全額、運営資金(公演先へ向かうための旅費交通費、人件費、劇団維持費)に充てさせていただきました。
また、ネクストゴールの+200万円は、新作「海のこえがきこえる」の製作費の一部として使用させていただきました。
学校公演実施には、学校側やPTAの皆さまのご理解や、様々な状況を考慮しての判断が必要になります。劇団員も、舞台設営から、公演、撤収まで、いつも以上の緊張感を持って行います。そのような中、実施してくださった学校では、子どもたちが、少しでも心を解放できる時間を作れたことを、とても喜んでくださいました。公演実施の叶わない学校でも、劇団たんぽぽのことを、大変気にかけてくださっています。日常生活が戻るには、まだまだ時間がかかりそうですが、待っていて下さる方々がいることを心に刻み、今できる公演を大切にしていきたいと思います。
【リターンの発送状況について】
リターンをご希望の皆さまには、9月中に発送させていただきましたが、一部の方と連絡が取れない状況となっております。劇団からのリターン、領収書、お礼のメール等がお手元に届いていらっしゃらない方は、お手数ですが、メッセージ機能などでご連絡をいただけますと幸いです。
【今後の劇団たんぽぽの活動情報】
学校公演が、戻ってきています。浜組、松組、風組、それぞれの班が、どこかの学校で子どもたちの前で、公演をやっている様子など、劇団ホームページやFacebook、Twitter等で発信していく予定です。
10月11日(日)(ふじのくに#エールアートプロジェクト)として、「海のこえがきこえる」を静岡県牧之原市で上演予定です。こちらは、後日アーカイブ配信も実施する予定です。初めて、配信に挑戦する実験的公演でもあります。
(この作品は、今年度より、浜松市内の小学校で、公演する予定があります。)
12月には、クリスマス公演「ウニマルじゃ!!」も予定しています。
プロジェクトページの新着情報ページでは、引き続き情報発信していきますので、併せてごらんください。
劇団たんぽぽでは、引き続き応援してくださるサポーター(賛助会員)も随時募集しています。今後も劇団たんぽぽと一緒に、子どもたちの元へ綿毛を飛ばしてくださる方、ぜひ、よろしくお願いいたします。詳しくは、劇団たんぽぽHPへ。
https://www.gekidan-tanpopo.com/
これからも、応援してくださった皆様のお気持ちに応えるよう、強い責任と感謝の気持ちを持って、活動を続けて参ります。皆様、本当にありがとうございました。