寄付総額
目標金額 3,000,000円
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劇団たんぽぽは、1946年設立以来74年
「すべての子どもたちに夢を!」の実現を目指して、たんぽぽの綿毛のように日本全国を飛び回ってきました。累計公演回数は、4万4千回に上ります。
しかし、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、4月以降の公演の延期やキャンセルの問い合わせが続いています。
劇団たんぽぽ、存続の危機。
日常に戻った時に、子どもたちに笑顔を届けるために。
劇団員をここに集結!そして、設立から1世紀経っても、変わらず子どもたちの生きる力を育む舞台を届け続けるために、私たちの公演と縁したみなさまと一緒に、この時を乗り越えていきたい。
【2020年6月26日追記:達成御礼!ネクストゴールを設定いたしました。】
お陰様で、第一目標金額を達成することができました。9月以降に予定してくださっている公演先へ向かうための準備資金、運転資金として使わせていただきたいと思います。本当にありがとうございます。
皆様の温かい応援と励ましのお言葉をこれからの活動のエネルギーとして次の目標を500万円と設定させていただきます。
今後いただいたご支援は、新しい作品の制作、それを広めていくために使わせていただきたいと思います。(詳細はこちら)
どうか最終日まで、変わらぬご支援をよろしくお願い申し上げます!
劇団たんぽぽは、1946年(昭和21年)、女優の小百合葉子が疎開先の長野県で設立した児童劇団です。今から73年前、戦後の混乱が冷めやらぬ中、「子どもの笑顔を取り戻したい!子どもたちに夢と希望の種を!」と旗揚げされました。
1953年(昭和28)に、活動の拠点を浜松市に移してからは、北海道から沖縄まで全国へ活動の幅を広げています。特に沖縄県へは、返還前から現在まで毎年公演を続けています。創立以来、これまで約44,000回公演を行い、海外公演で中国や韓国に訪れたこともあります。
2012年(平成24年)には、心豊かで、たくましい子どもたちの育成に貢献してきたことを評価され、児童演劇を上演する劇団としては、全国で唯一の公益社団法人に認定されました。
現在、劇団は、浜組、松組、風組の3班体制で構成され、小中学校での公演を始め、幼稚園や親子、高校生以上の一般を対象とした演劇公演や、表現教室などを行っています。
劇を通し、人の痛みを感じることができる子ども、生きる力のあふれる子どもに育ってほしいという願いは、創設時からすべての劇団員に引き継がれ、子どもたちがいるところへなら、どこへでも飛んでいきます。
10人ほどの少人数の学校でも、1,000人を超える大きな学校でも、できる限り同じ公演を届けています。時には、出演者の数が、子どもたちより多かったことも。
子どもたちのための演劇をしていますが、子ども向けを意識しすぎた芝居作りはせず、常に、今の子どもたちと演劇を通して何を語り合おうということを考えて作っています。そのため、劇団たんぽぽの作品は、子どもだけでなく、大人が観ても心に響くという声をたくさんいただきます。
歴史ある劇団のため、子どものときに観た劇団たんぽぽのお芝居の印象がとても強く残っているという年配の方が多く、幅広い層のファンに支えられています。これほど幅広い層の人たちに認知されている劇団は、少ないと思います。
また、劇団たんぽぽは、教育演劇研究協会を母体としているため、常に演劇と教育を結び付け、演劇鑑賞教室を通して、子どもたちに、登場人物たちの気持ちや感情を感じ取ってもらうだけでなく、子どもたち自身にも表現を楽しんでもらえるようなワークショップを行っています。先生方とのコミュニケーションを図りながら、子どもたちに向き合うための勉強会なども行っている点も劇団たんぽぽならでは。
そして、劇団員は、入団すると3年間、寮で共同生活を送ります。寮とはいっても、お風呂もトイレも共同の一軒家。また、全国各地での公演をするため、旅公演の間、劇団員たちは、寝食を共にし、長い時間を一緒に過ごします。そうして築き上げた劇団員の結束は固く、温かく、家族のようにアットホームな雰囲気があります。大変な時こそ、一緒に乗り越えようとする思い、子どもたちの元へ、演劇を届けたいという思いを共有し、一つになれるところは、劇団たんぽぽの魅力です。
新型コロナウイルス感染拡大防止の影響で、公演のキャンセルや延期が相次ぎ、2月下旬から6月までの公演がすべてなくなっていまいました。劇団たんぽぽの収入源が絶たれ、存続の危機に直面しています。
現在は、緊急事態宣言が解除され、学校も再開されましたが、いつ第二波、第三波がくるかもしれないという不安を抱えながら、コロナに振り回される子どもたちや先生たちの大変さを思うと、何としてでも演劇をやってくださいと訴えることはできません。
しかし、授業日数の確保ができず、運動会や文化的行事などが、どんどん削られていく中で、やはり机に向かう学習だけでなく、心や体を豊かにする時間はとても大切だと思います。
ただでさえ、新しい環境に戸惑いが生まれる新学期に、通常のスタートがきれなかったことで、関係づくりがうまくいかない、学校生活になじめないなど、少なからず、影響が出てくると危惧しています。特に、新一年生(小、中、高)にとっては、心が不安定になりやすいのではないかと思います。
そういう時にこそ、演劇の力で、少しでも心を明るくできたらと思っています。
しかし、演劇を上演するうえで、「3つの密」を避けることが非常に難しいという今の状況では、すぐに劇団たんぽぽのお芝居を届けにいくことはできません。
早くこの状況が収束して、子どもたちの元へ飛んでいきたい。子どもたちの笑顔がみたい。いつかマスクを外して、心から笑い合える時がくることを願って。そんな笑顔に支えられ続けてきた劇団たんぽぽですから。
収入源が絶たれ、劇団員たちは、それぞれにアルバイトを始めました。長い歴史の中で、初めての事態です。劇団員が集まることができず、公演の稽古は、止まっている状況です。ただ、お芝居に対するモチベーションを保つために、それぞれが、個々でできる稽古をしています。また、3密を避けてできる体操や表現のレクチャー動画を作ることも始めています。
コロナウイルス感染拡大防止措置を取りながら、どのような演劇を届けることができるのか、これからの活動について模索を続けています。
「自分が子供のころに観ていた、たんぽぽの劇。今、自分に子どもが生まれ、この子にもたんぽぽの劇を観せてあげたい。どうか、この困難を乗り越えて!」この状況になってから、そんな温かい声をたくさんいただきます。なんとしても、存続させなければ!
この危機を何とか乗り越え、74年続いてきた劇団たんぽぽの演劇を子どもたちの元へ届け続けるために、今、乗り越える力が必要です。
現在、8月までの公演が、ほぼキャンセル。9月、10月の公演にも影響がではじめています。
私たちは、営利を目的としない公益法人のため、蓄えがありません。ご寄付をまずは、運転資金、運営資金として使わせていただきながら、皆様に届けるための作品づくりへとつなげていきたいと思います。
第一目標:300万円
まずは、9月以降に予定してくださっている公演先へ向かうための準備資金、運転資金として使わせていただきたいと思います。
第二目標:500万円(+200万円)
第一目標が、達成できたら、さらなる目標として、新しい作品の制作、それを広めていくために使わせていただきたいと思います。
▼新しい舞台の製作の工程
7月:クラウドファンディング達成
状況をみながら、新作舞台へ向け、製作準備に入ります。
作品の選定(感染拡大防止のガイドラインに沿った上演が可能かを検討)
稽古日の確保、公演会場の設定
2021年2月:新作舞台の稽古開始
2021年3月:完成予定
みなさまからのご寄付は、再会を思い描きながら製作する舞台を公演できるまで、劇団たんぽぽの活動を支える活動費として大切に使わせていただきます。
「演劇を通して、人の痛みを感じることのできる子ども、生きる力のあふれる子どもに育ってほしい」
その想いで、74年間走り抜いてきました。
学校が再開し、演劇鑑賞教室を実施できる状況になったら、多くの子どもたちの元へ、演劇を届けにいきたい。その想いでいっぱいです。
コロナの影響で、経済的にも、精神的にも、肉体的にも、大変な思いをされている方は、私たちだけではありません。医療従事者の方を始め、私たちの生活を支えてくださっている職業の方、お子さんを抱えながら働かなければいけない方、さまざまいらっしゃると思います。
そのような中、私たちが、ご寄付を訴えることに、躊躇もありました。
しかし、この大変な状況が、落ち着いたとき、未来へ向かう子どもたちのために、それを支えるみんなのためにお芝居を届けたい。そのために、今、わたしたちは、この場所を守りつづけなくてはと思いました。
学校の体育館で演劇をする。子どもたちの元へ劇団がお芝居を持っていく。この演劇鑑賞教室は、日本独自の文化です。その草分け的存在であった劇団たんぽぽ。先輩たちが作ってくれたこの道を、途中で途切れさせてはいけないという思いでいっぱいです。
どうか日常が戻った時に、劇団たんぽぽの舞台がそこにあるように、この時を一緒に乗り越えていただけませんか。
再び、活動ができるようになったら、寄付をしてくださった皆様のところへ、私たちのお芝居を届けに飛んでいきます。待っていてください。
税額控除について
当協会は、税制上の優遇措置の対象となる『特定公益増進法人』です。当協会へ寄附された方は、確定申告により、寄付金控除を受けることができます。詳しくは、国税庁HP、もしくは、お近くの税務署へお問い合わせください。※2,000円以上の寄付が対象となります。
★個人での寄附・・・①所得控除か②税額控除のどちらか有利な方を選択できます。
①所得控除額=(寄付金合計額ー2,000円)×所得税率
②税額控除額=(寄付金合計額ー2,000円)×40%
※寄付金合計額は、年間所得の40%が限度となります。所得税率は、年間の所得金額に
よって異なります。
★法人での寄附・・・寄付金の合計額と寄付金の損金算入限度額のいずれか少ない金額が損金に
算入されます。
◎損金算入限度額={(資本金等の金額×0.375%)+所得金額×6.25%}÷2
劇団員:プロジェクトメンバー紹介
上保 節子(劇団たんぽぽ 代表)
観劇は、楽しみであり、驚きであり、共感、怒り、悲しみ、喜び、様々な感情を揺さぶります。
今、演劇を届けることのできないもどかしさでいっぱいですが、同時に劇団維持のための収入が絶たれ存続の危機にさらされています。どうか、皆様の浄財で、子どもたちに演劇を届けさせてください。
久野 由美(劇団たんぽぽ 事務局長)
私は、たんぽぽの劇を観て育ちました。私の両親も、たんぽぽの劇を観て育ちました。74年間たくさんの人たちに愛され続けたこの劇団の歩みを、止めるわけにはいきません。皆様、未来の子どもたちにも劇を届けられるよう、ご寄付をお願いいたします。
松下 哲子(劇団員)
「今日の劇を観て、私は私でいいんだ。学校へ行こうと思えました。」という手紙をもらったことがあります。演劇には、そんな不思議な力があります。少しでも、心の支えになるような、心を温かくするような演劇を届け続けるために、お力を貸してください。
秋山 友佳(劇団員)
小学校のときに観た劇団たんぽぽ。ラストシーン、燃える炎の中に立つ役者さんの姿は、今でも心に焼き付いて離れません。初めて“感動する” という体験をした瞬間でした。そして、子どもながらに感じていた閉塞感から心を自由にしてくれました。どうか、皆様に「劇団たんぽぽ」を知っていただき、お力をお借りしたいです。
佐藤 史織(劇団員)
このような状況になってから、劇団に届いた励ましや応援のお手紙を読んで、思わず涙が出てしまいました。何としてでも子どもたちへ舞台を届け続けたい。公演が再開できるようになった時には、皆様のお気持ちを必ず子どもたちへ届けます。よろしくお願いします。
受賞歴
1960年 静岡県教育功労賞(創設者 小百合葉子)
1963年 静岡県初の文化奨励賞、日本児童演劇協会奨励賞を受賞
1968年 藍綬褒章(小百合葉子)
浜松ユネスコ協会賞(小百合葉子)
1969年 吉川英治賞(小百合葉子)
1978年 文化庁創設十周年表彰
1980年 沖縄県知事感謝状(小百合葉子)
久留島武彦文化省(小百合葉子)
1982年 中日社会功労賞(小百合葉子)
勲四等瑞宝章(小百合葉子)
1985年 第一回 O夫人児童演劇賞(小百合葉子)
2008年 第17回 O夫人児童演劇賞(劇団代表 上保節子)
2019年 文化庁長官表彰(劇団員 上保正道)
※本プロジェクトのギフトのうち、【お名前掲載】に関する条件の詳細については、リンク先(https://readyfor.jp/terms_of_service#appendix)の「リターンに関するご留意事項」をご確認ください。
劇団たんぽぽは、全国各地の学校を回って、子どもたちへ演劇を届ける劇団です。 劇団ができたのは、今から70年以上も前。戦争が終わって笑顔の消えた子どもたちに少しでも夢を届けたいとの思いから立ち上がりました。その思いは、全国へと広がり、リュックサックにお芝居の道具を詰め込んで、返還前の沖縄(まだ渡航にパスポートが必要だった時代)から、北海道まで、公演活動を広げていきました。 それは、今現在でも変わらず続いています。 静岡県浜松市を拠点に、これまでの公演回数は延べ44,000回。 今の子どもたちに届けたいメッセージを常に考えながら、お芝居を作っています。 「龍の子太郎」「だいだらぼっち」などの民話、「ズッコケ三人組」「中岡はどこぜよ」「ルドルフとイッパイアッテナ」「100万回生きたねこ」などの児童書の舞台化、薬物問題を取り上げたオリジナル作品「距離」など、これまでの上演作品多数。
3,000円
■お礼のメール
■寄付受領書
10,000円
■劇団たんぽぽ劇団員の手書きイラスト入り色紙
■感謝の気持ちを込めて、劇団員からのメッセージ動画(URL)
■劇団たんぽぽクリアファイル
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■お礼のメール
■寄付受領書
10,000円
リターン経費が大きくかからないリターンのため、ご支援の大部分をプロジェクトに使用させていただきます。
■お礼のメール
■感謝の気持ちを込めて、劇団員からのメッセージ動画(URL)
■寄付受領書
*口数は、ご自由にご調整いただけます。
30,000円
■劇団たんぽぽHPに、支援者さまのお名前/企業名 掲載(希望者のみ)
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■お礼のメール
■劇団たんぽぽ劇団員の手書きイラスト入り色紙
■感謝の気持ちを込めて、劇団員からのメッセージ動画(URL)
■劇団たんぽぽクリアファイル
■寄付受領書
50,000円
※リターン内容は3万円のコースと同様ですが、その分いただいた資金は大切に使わせていただきます。
■お礼のメール
■劇団たんぽぽ劇団員の手書きイラスト入り色紙
■感謝の気持ちを込めて、劇団員からのメッセージ動画(URL)
■劇団たんぽぽHPに、支援者さまのお名前/企業名 掲載(希望者のみ)
■劇団たんぽぽクリアファイル
■寄付受領書
100,000円
※リターン内容は3万円のコースと同様ですが、その分いただいた資金は大切に使わせていただきます。
■お礼のメール
■劇団たんぽぽ劇団員の手書きイラスト入り色紙
■感謝の気持ちを込めて、劇団員からのメッセージ動画(URL)
■劇団たんぽぽHPに、支援者さまのお名前/企業名 掲載(希望者のみ)
■劇団たんぽぽクリアファイル
■寄付受領書
300,000円
※リターン内容は3万円のコースと同様ですが、その分いただいた資金は大切に使わせていただきます。
■お礼のメール
■劇団たんぽぽ劇団員の手書きイラスト入り色紙
■感謝の気持ちを込めて、劇団員からのメッセージ動画(URL)
■劇団たんぽぽHPに、支援者さまのお名前/企業名 掲載(希望者のみ)
■劇団たんぽぽクリアファイル
■寄付受領書
劇団たんぽぽは、全国各地の学校を回って、子どもたちへ演劇を届ける劇団です。 劇団ができたのは、今から70年以上も前。戦争が終わって笑顔の消えた子どもたちに少しでも夢を届けたいとの思いから立ち上がりました。その思いは、全国へと広がり、リュックサックにお芝居の道具を詰め込んで、返還前の沖縄(まだ渡航にパスポートが必要だった時代)から、北海道まで、公演活動を広げていきました。 それは、今現在でも変わらず続いています。 静岡県浜松市を拠点に、これまでの公演回数は延べ44,000回。 今の子どもたちに届けたいメッセージを常に考えながら、お芝居を作っています。 「龍の子太郎」「だいだらぼっち」などの民話、「ズッコケ三人組」「中岡はどこぜよ」「ルドルフとイッパイアッテナ」「100万回生きたねこ」などの児童書の舞台化、薬物問題を取り上げたオリジナル作品「距離」など、これまでの上演作品多数。