ゲノム医療が安心して受けられるために、遺伝カウンセラーの養成を

寄付総額

7,110,000

目標金額 3,000,000円

寄付者
171人
募集終了日
2022年3月31日

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プロジェクト本文

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【第二目標達成のお礼とサードゴールについて】

 

 

お陰様で開始から公開終了まで残り3日となった3月29日に、第二目標となる600万円を達成することができました。本当に多くの皆様に応援して頂き、感謝の気持ちでいっぱいです。本プロジェクトにご寄付を頂いた方々、ご紹介頂いた方々に心より感謝申し上げます。


残すところわずかな期間となりますが第三目標(目標800万円)を最後の期間で目指してまいります。


当初、第二目標を最終目的としていましたが、3月1日に政府が外国人の新規入国制限の緩和措置を実施することとなり、コロナ禍のため自国で待機していた留学生(1名)が2022年度から広島大学の遺伝カウンセリング養成コースに参加の見通しとなりました。


そこで留学生のサポートに必要な費用を追加して、800万円をサードゴールとして設定させていただきました。


少しでも多く認定遺伝カウンセラーの資格保有者を増やし、日本のみならず世界で活躍できる人材育成を進めてまいりたいと考えておりますので、最後まで皆様のご寄付・応援よろしくお願いいたします。 


2022年3月29日
広島大学病院 ゲノム医療センター・遺伝子診療科
檜井孝夫

 

 

ヒロシマを拠点に、世界に羽ばたく

認定遺伝カウンセラーの育成を! 

 

2021年4月、広島大学は認定遺伝カウンセラー養成コースを開設いたしました。

 

認定遺伝カウンセラーは、世界中で急速に進展し続けている遺伝学領域において、日々の情報アップデートや研鑽を怠らずに、医療現場に従事して、病気と闘う患者さまやご家族をサポートできる専門家です。

 

これからのがんゲノム診療に呼応した必要不可欠な人材の養成には、まだまだ環境整備が追いついていない現状があります。

 

どうぞ皆様の温かいご寄付のほど何卒よろしくお願いいたします。

 

 

今回のプロジェクトの概要

 

広島大学病院遺伝子診療科の檜井孝夫です。

 

1989年広島大学医学部卒業後、外科医として多くのがん患者さんの治療に携わってきましたが、がんの根本的な治療を開発する目的で、がん遺伝子の基礎研究や、最先端のがん研究に従事し、大腸癌の診断や治療に役立つ検査薬や遺伝子を発見してきました。*1

*1) Hinoi T, Akyol A, Fearon ER et al, Cancer Res. 67:9721-30, 2007、Akyol A, Hinoi T, Fearon ER et al, Nat Methods. 5:231-3, 2008、Takakura Y, Hinoi T, Ohdan H et al, Cancer Res. 70:6767-78, 2010、Kochi M, Hinoi T, Ohdan H et al, Cancer Sci. 111:3540-3549, 2020

 

現在、がんの薬物療法や低侵襲の外科手術、そして若い年代でがんになる遺伝性腫瘍の研究や診療を続けていくうちに、2019年からがんゲノム医療に携わることとなり、広島大学病院遺伝子診療科で働いています。

 

 

遺伝子診療の領域では、がんゲノム医療や遺伝性腫瘍以外にも、難病や先天性の病気、周産期の診断などさまざまな領域の患者さんの相談に対応しています。

 

そのため、遺伝子診療を専門的な知識とカウンセリングによってサポートしてくれる「遺伝カウンセラー」を育成していくことの必要性を痛感するようになりました。

 

そのような課題から2021年4月、広島大学大学院に認定遺伝カウンセラー養成コースを立ち上げて、これからの遺伝子診療を支えていく人材の育成に取り組んでいます。

 

しかし、学内だけで経験が積めることにも限りがあり、学生には外部の施設に実習へ行くなど、入学後も多くの費用がかかってきます。コースの院生たちは、社会人から、仕事を休職または退職して大学院に入っており、家庭を持っている院生もいて、経済的な負担がかかっています。 

 

これからの遺伝子診療を支える人材が学びやすい環境を作るため、どうぞ温かいご寄付のほど、何卒よろしくお願いいたします。

 


 

 

遺伝カウンセラーの重要性について

 

2019年にがんゲノム医療が保険診療で始まりました。その検査で判明する二次的所見(遺伝性腫瘍など)に対応するため、患者さんの症例検討会や結果説明の場に、遺伝カウンセラーの参加が制度上、必須となりました。

 

 一方で、当時、認定遺伝カウンセラーは全国に300名程度しかおらず、広島県内にも広島大学病院に勤務する1名のみでした。全国のがんゲノム医療関連病院(230施設)による認定遺伝カウンセラーの争奪戦が始まっていました。 

 

広島県では、がんゲノム医療に対する関心が高く、2021年4月には、県内にがんゲノム医療連携病院が11施設、指定されましたが、ゲノム医療や遺伝子診療は、これまでの医療と異なる専門知識や遺伝カウンセリング技術が必要であり、医師のみならず歯科医師、薬剤師、看護職、検査技師にいたるまで、その対応に難渋しているのが現状です。

 

「遺伝子」とか「ゲノム」と聞くだけで、拒否感を感じる医療スタッフも多く、患者さんに説明する上で、非常に大きなハードルとなっています。

 

 『説明が難しい』という理由で、患者さんにがんゲノム医療が提示されなかったり、患者さんから質問されても、相手にしてもらえなかったという事例もあり、せっかく、患者さん一人一人にあった個別化医療としてのがん治療が保険で受けられる活用されるべき制度であると考えておりますが、十分に活用されていないという実情があります。

 

どの領域でも人材育成には時間がかかりますが、認定遺伝カウンセラーの育成は喫緊の課題であり、それによって救われる命もあります。 

 

参考:遺伝カウンセラーの役割・業務について

 

(1)認定遺伝カウンセラーが必要となってきた背景

多くの疾患の原因が遺伝子レベルで解明されつつありますが、それらの研究成果を医療の現場で活かしていくためには、当事者である患者さんやご家族の方々が治療に関わる遺伝子の情報を理解した上で、自ら受けたい治療を選択することが必要です。

 

そのために、遺伝子に関する情報をわかりやすく説明し、理解していただくために力を尽くすことが認定遺伝カウンセラーの役目です。

 

▶︎具体的には、以下のような役割があります。

 ⚫︎遺伝子に関わる疾患や、遺伝子の検査についての情報提供

 ⚫︎遺伝子・遺伝性についての情報提供

 ⚫︎患者さま・ご家族の理解・自己決定に対するフォロー

 ⚫︎医療機関内や外部関連施設とのコーディネート

 ⚫︎遺伝子検査結果開示後の理解に対するフォロー

 ⚫︎生殖医療に関する情報提供や心理的ケア

 ⚫︎地域保健・福祉や患者会における情報提供やコーディネート 

 

▶︎さらに、当事者である患者さまやご家族の方々には見えない場所での役割もあります。

 ⚫︎遺伝領域における倫理的・法的・社会的な問題に関する情報取得と考察、情報提供

 ⚫︎社会に向けた遺伝学に関する情報の普及と啓発活動

 ⚫︎遺伝子やゲノムに関する研究や最新の情報取得

 ⚫︎疾患と遺伝子の関わりについて、日々アップデートされる情報を元に解釈・検討 

 


 

(2)患者さんやご家族、相談者に必要な、遺伝カウンセリングの役割 (具体例)

1. 出生前検査を考えている40歳でAさんの遺伝カウンセリング

認定遺伝カウンセラーは、検査を勧めることも止めることもありません。Aさんご夫婦が何を知りたくて出生前検査を受けたいのか、それを知ることでどんな安心が得られるのかを一緒に考えます。そのためには、どの検査で何がわかって何がわからないのかを理解していただき、ご夫婦の希望を尊重します。

 

2. 母親が卵巣がんになったことをきっかけに、親戚にも癌経験者が多いことに気づき、がん家系であることが心配になったBさんの遺伝カウンセリング

Bさんが心配されている家系内の癌経験者について詳しく話を聞きます。

癌と遺伝子の関係をわかりやすく説明し、どのような検査や検診が必要なのか、家系内で情報共有するメリットなどを話し合います。

 

3. 父親が遺伝性の難病と診断され、自分も将来同じ病気になるのかと心配するCさんの遺伝カウンセリング

お父様がどんな病気で、どのような遺伝形式の疾患なのかをわかりやすく説明します。

その上で、Cさんに遺伝する可能性を知る検査が可能かどうかをお話しし、さらに発症する可能性を知ることがCさんの今後にどのような影響が現れるのかを一緒に考えます。時間をかけて話し合い、Cさんの希望を尊重します。 

 

4. 第一子に障害があり、次子を望みながらも、妊娠を迷うFさんの遺伝カウンセリング

第一子の症状や診断を確認し、診断がついている場合はその疾患の遺伝性について説明し、次子を考える際に参考となり得る検査が可能であれば、その情報提供をする。時間をかけてFさんご夫婦と話し合うことで、お二人の希望を尊重し、必要に応じた方法をコーディネートします。

 

遺伝カウンセリングの風景
(右から認定遺伝カウンセラー養成コースの学生 M1、認定遺伝カウンセラー、臨床遺伝専門医)

 

(3)当事者である患者さんやご家族、相談者(クライアント)に見えない場所での役割

 ⚫︎遺伝領域における倫理的・法的・社会的な問題に関する情報取得と考察

 ⚫︎社会に向けた遺伝学に関する情報の普及と啓発活動

 ⚫︎遺伝子やゲノムに関する研究や最新の情報取得

 ⚫︎疾患と遺伝子の関わりについて、日々アップデートされる情報を元に解釈・検討する       

 

認定遺伝カウンセラーになるには大学院修士レベルの専門養成課程を修了し、認定試験に合格する必要があり、認定資格を取得後に医療現場において上記のような職務に従事します。

 

しかしながら、遺伝学領域は急速に進展し続けているため、医療現場においても日々の情報アップデートや研鑽が必要です。現在、認定遺伝カウンセラーは、病院やクリニックだけに留まらず、大学などの教育機関・研究機関、検査会社や製薬企業など、活躍の場を広げています。 

 

 

遺伝カウンセラー養成コース1期生の声

 

2021年4月に第一期生を迎え、今回その学生たちからも決意の言葉をもらっています。

 

第1期生のプロファイル

【Aさん】

大学卒業後、助産師として病棟勤務をしていました。

遺伝医療が進む中で、妊婦やその家族のニーズに応えるための知識を身に着けたいと思っていたところ、広島大学の養成コース開設を知り入学しました。将来は、自立した意思決定を支援できる、発展する遺伝医療について分かりやすく伝えられる認定遺伝カウンセラーになりたいと思います。

 

【Bさん】

現在、二人の子どもを育てながら勉強中です。これまで助産師として出生前診断、先天性疾患のあるお子さんの看護を主に担当してきました。妊婦さんにより良いサポートを行うために、遺伝カウンセリングの知識やスキルを身に着けたいと思い、広島大学の養成コースの開設前から入学の準備をしていました。

 

 

【Cさん】

学生の時から遺伝性疾患に興味があり、卒後、精神科の看護師をしながら、認定遺伝カウンセラーをめざしていたところ、広島大学での養成コース開設を知り入学しました。クライアントの困難にともに寄り添い、支援をしていくことができる認定遺伝カウンセラーを目指しています。

 

 

 

資金使途について

 

学生には、入学後さまざまなプログラムを受けるために多くの費用がかかっています。少しでも通いやすくし、できるだけ早く、優秀な認定遺伝カウンセラーを増やしていきたいと考えています。

 

 

 内訳と概算 

1|大学院生の教育・研究に必要な費用(約20万円/1人)

大学院生が資格取得のために学び続けるには、環境整備が欠かせません。また卒業時の論文制作など研究にかかる費用も自己負担の状況となっています。

 

2|学内での遺伝カウンセリング実習室の整備(約10万円/1人)

コロナ禍以降、オンライン診療でのコミュニケーション環境もカウンセリングには大きな影響を与えるようになっています。そのためビデオカメラや、検討会のためのモニターやオンライン診療のトレーニングにつかうビデオ会議システムなどを、しっかりと各学生が実習室に整備し、遺伝カウンセリング技術の向上を目指しています。


3|国内のナショナルセンターへの出張・学習(約20万円/1人)

国内の様々な医療機関、ナショナルセンターへ学生実習(1〜2週間)を行い、最先端医療の現場における遺伝カウンセラーの仕事を学びます。そのための費用も全て学生負担となっています。

 

 

4|米国の遺伝カウンセリング技術を学ぶ(約50万円/1人)

ミシガン大学は、米国で最初に遺伝カウンセリングが行われ、人類遺伝学の分野では歴史と伝統のあるアカデミック研究施設で、海外からの学生の受け入れについても対応しています。

 

遺伝カウンセラーとしての2年目の夏休みには、米国の遺伝カウンセラー養成コースの見学やセミナーなどに積極的に参加し、米国における遺伝カウンセリングを学ぶとともに、英語での遺伝カウンセリング能力を身につけることを目指していきます。

 

同時に、ミシガン大学人類遺伝学講座のスタッフや遺伝カウンセラー養成コースの教員、学生と学術交流を深め、共同研究などを予定しており、国際的に活動できる遺伝カウンセラーの育成を目指します。

 

 

今後の展望

 

病院で遺伝性や先天性の病気や体質だと言われて、一人で悩んでいる方、家族で困っている方が沢山います。診断がついても、短い診察時間では、その受け入れについてのアドバイスやメンタル面での配慮までなかなか行き届かないのが現状です。

 

また、がんの診断、治療をはじめあらゆる医療の分野で、遺伝子の検査がどんどん増えていますが、遺伝や遺伝学に関する最新情報は日進月歩で新しくなっています。遺伝子診療については、医療者や医療機関の間での格差が広がる可能性があります。

 

そんな時、遺伝のことは院内にいる認定遺伝カウンセラー/臨床遺伝専門医に任せたり、遺伝子診療部門のある病院に紹介して対応してもらうことができます。

 

まずは、広島県に認定遺伝カウンセラーが3人しかいない現状を打破し、日本そして海外においても活躍できる遺伝カウンセラーの教育を目指します。そして日本全国で認定遺伝カウンセラーの存在が当たり前になるよう、養成を続けていきたいと考えています。

 

どうぞ温かいご寄付のほど何卒よろしくお願いいたします。

 

 

 

応援メッセージ

 

 大段 秀樹

 広島大学 副学長(研究開発担当)
 広島大学大学院 医系科学研究科 消化器・移植外科学 教授

 

 

 

 

 

広島大学では、現在、「がんゲノム医療」ならびに「臨床研究」の領域に力を注いでおり、これらの最新医療に必要な部門の整備を進めています。
同時に、このような先進医療においては、患者さんやその家族のゲノム情報に関連した診療や研究も増えてきており、それらに対応できる専門職である認定遺伝カウンセラーの果たす役割も非常に大きいと考え、広島大学大学院医系科学研究科の博士課程前期(マスターコース)に養成コースを立ち上げ、人材育成に貢献していきたいと考えています。
今回のクラウドファンディングによって、より多くの方に、遺伝カウンセラーの存在やその仕事を知り、関心をもっていただくことで、今後、益々活躍の場が増えてくると思います。皆様からの応援をよろしくお願いします。

 

丸山 博文

広島大学 副学長(医系科学担当)
広島大学大学院医系科学研究科長
広島大学大学院 医系科学研究科 脳神経内科学 教授

 

 

 

認定遺伝カウンセラーは遺伝医療を行う上で欠くことのできない専門職ですが、人数が少ないため拠点の病院に配属されているのみという現状です。今後がんゲノム医療の進展と共に、さらに必要性が高まる職種です。広島大学大学院では2021年度より遺伝カウンセラー養成コースを開設し、その養成に取り組んでいます。

本クラウドファンディングで得られた資金により、環境整備を図り、かつ国際的な活動も可能にできれば、広島大学のテーマである国際化にも資するものとなることが期待されます。皆様方のご理解と温かいご寄付をよろしくお願い申し上げます。 

 

 

スタッフからのメッセージ

 

 宮下 美香

 認定遺伝カウンセラー養成コース担当教員(保健科学プログラム)
 広島大学大学院医系科学研究科 老年・がん看護開発学 教授
 専門領域:がん看護(乳がん治療に関連した認識機能障害の研究、AYA世代のがん、高齢者のがんなど)

 

 


がんゲノム医療の保険収載により認定遺伝カウンセラーの需要が高まり、2021年4月、広島大学において養成コースがスタートしました。教職員一同、最適な学習環境を整え、学生へ教育支援を行うべく、日々努めております。

特に、日本だけでなく海外での学習の機会を提供することにより、国際感覚を養い確かな知識・技術を身に付けることを支援したいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
 

 大平 光子

 認定遺伝カウンセラー養成コース担当教員(保健科学プログラム)
 広島大学大学院医系科学研究科 助産・母性看護開発学 教授
 専門領域:助産・母性看護学(女性の健康や妊娠・出産・育児に関わる看護、セクシュアル・リプロダクティブヘルス/ライツに関わる看護)

 

 

 

遺伝カウンセリングを必要とする方々は多くの診療科にわたります。看護職を背景に持つ認定遺伝カウンセラーは、人々の身体・心理社会的側面の健康や健康障害と向き合ってきた経験を活かして遺伝カウンセリングにおいても力を発揮しています。

患者さん一人ひとりにあったゲノム医療を安心して受けていただくための認定遺伝カウンセラーの養成に、皆様の御協力をよろしくお願いいたします。

 

 岡田 賢

 認定遺伝カウンセラー養成コース担当教員(生命医療科学プログラム)
広島大学大学院医系科学研究科 小児科学 教授

 

 

 

 

 

広島大学病院では、遺伝性難病を持つ患者の遺伝カウンセリングに積極的に取り組んでいます。

小児期の患者様とそのご両親が多く受診され、認定遺伝カウンセラーによる親身の対応がなされています。認定遺伝カウンセラーのニーズは急速に増えており、広島に根ざす方々の育成に尽力します。

 

 

ご留意事項

 

・新型コロナウイルス感染症の影響によっては、国内・海外の学会に参加することができなくなります。その場合は、新型コロナウイルスが落ち着いたタイミングを見計らって、いただいた寄付金をご使用いたします。

 

・寄付完了時に「応援コメント」としていただいたメッセージは、本プロジェクトのご寄付獲得の

PRのために利用させていただく場合があります。

 

・ 本プロジェクトのリターンのうち、【お名前掲載】に関するリターンの条件詳細については、

リンク先(https://readyfor.jp/terms_of_service#appendix)の「支援契約」の中にある

「●命名権、メッセージの掲載その他これに類するリターン」をご確認ください。

 

 

税制上の優遇措置について

 

本学へのご寄附に対しましては、確定申告を行うことにより、税制上の優遇措置が受けられます。

 

寄附金領収書はREADYFOR株式会社を通じて寄附金が本学に入金された2022年5月付で発行いたします。なお、寄附金領収書の発送は2022年6月を予定しております

広島大学への入金は募集終了の翌々月になりますので、税制上の優遇措置をお考えの方は対象となる年にご注意ください。

※詳細はこちら:https://www.hiroshima-u.ac.jp/iagcc/kifu/tax

※今回のプロジェクトにおいては、寄附金領収書の日付は、2022年5月の日付となります。

 

 

【個人の皆様】

◎税制上の優遇措置

1. 所得税の寄附金控除寄附された年の課税所得から控除を受けることができます。

【例1: 年収700万円、配偶者、子ども2名の家族構成の方が、本学へ50,000円寄附された場合】

  所得税率 10%   所得税の軽減額 =(50,000円 - 2,000円) × 10% = 4,800円

【例2: 年収500万円、配偶者、子ども2名の家族構成の方が、本学へ50,000円寄附された場合】

  所得税率  5%   所得税の軽減額 = (50,000円 - 2,000円) × 5% = 2,400円

*上記の金額はあくまでも目安です。実際には、収入金額や家族構成のほか各種の所得控除等により軽減される金額は異なりますので、ご注意ください。

※:寄附金額は、総所得金額等の40%が上限です。また,所得税額控除額は、その年の所得税額の25%が上限です。

※: 収入金額や家族構成のほか、各種の所得控除等により軽減される金額は異なりますので、ご注意ください。

 

 

2.個人住民税(道府県民税・市町村民税)の寄附金税額控除

寄附された翌年の個人住民税から控除を受けることができます。

税額控除額 = ( 寄附金額 - 2,000円 ) × 控除率※寄附金額は、総所得金額等の30%が上限です。※ 控除率は、以下のとおりです。

 

・都道府県から指定を受けた場合の控除率  4%

・市区町村から指定を受けた場合の控除率  6%

・都道府県・市区町村の両方から指定を受けた場合の控除率  10%(4% + 6%)

 

【例1: 広島県東広島市にお住まいの方が、本学へ50,000円寄附された場合】

税額控除額 = (50,000円 - 2,000円) × 10% = 4,800円(県民税:1,920円、市民税:2,880円)

【例2: 広島県A市にお住まいの方が、本学へ50,000円寄附された場合】

税額控除額 = (50,000円 - 2,000円) × 4% = 1,920円(県民税:1,920円)

 

◎個人住民税の税額控除を受けることができる方

寄附された年の翌年1月1日現在,指定団体(※)にお住まいの方は、個人住民税の寄附金税額控除の適用を受けることができます。

 

※指定団体について本学に対する寄附金を寄附金税額控除の対象として条例で指定している都道府県・市区町村 広島県、東広島市、広島市、福山市、三原市、廿日市市、北広島町今後、上記の地方団体以外からも指定を受ける可能性がありますので、お住まいの市区町村へお問い合わせください。

 

【法人の皆様】

寄附金の全額を損金算入することができます。

 

 

本プロジェクトページ掲載に係る内容に関してのお問い合わせ

 

本ページの記載内容に関しご不明な点などございましたら、下記までお問い合わせください。

 

お問い合わせ先:広島大学病院 遺伝子診療科 宛
電話番号   :082-257-2019
メールアドレス:idenshi@hiroshima-u.ac.jp

 

【第一目標達成のお礼とネクストゴールについて】

 

 

お陰様で開始から13日目の2月23日に、第一目標としていた300万円を達成することができました。この短期間で予想を超える多くの皆様に応援して頂き、感謝の気持ちでいっぱいです。本プロジェクトにご寄付を頂いた方々、ご紹介頂いた方々に心より感謝申し上げます。


たくさんの応援メッセージ、激励のお言葉、誠にありがとうございます。人材育成には多くの労力と歳月を要しますが、一旦、その体制が整えばネットワークが広がり、地域に根差すと共に、世界に発信できる教育成果が出てくることを確信しております。第一目標が達成されたことで、第1期生のメンバーは、皆様からの予想を上回るご寄付に身が引き締まる思いでプレッシャーも感じているようですが、さらにポテンシャルを上げてくれることと思います。


次の第二目標(目標600万円)を達成できた場合には、第2期生を、1年目から支援することができます。


第2期生のメンバーは、集団遺伝学や医療福祉、最先端医療など様々な領域で活躍されていた中、遺伝カウンセラーになる夢を実現させるため、広島大学の養成コースを選んでくれました。コロナ禍できなかった院外実習や県外の研修会も、来年度は再開が見込まれますので、1年目からより多くのことを学んでくれることが期待できます。

 


遺伝カウンセラーの重要性につきましては、プロジェクト本文の「遺伝カウンセラーの重要性について」の項目に記載しておりますが、多岐にわたっております。


このクラウドファンディング期間中の2月18日にも、妊婦の血液から胎児の染色体以上を調べる新出生前診断(NIPT)について、日本医学会の新しい指針が発表され、来年度には年齢制限(35歳以上)が撤廃され全妊婦が検査可能となることが報道されました。適切な遺伝カウンセリングを通じて十分な情報提供を行うことが前提となっており、当事者や家族の理解を助け、自己決定に対するフォローや心理的ケアにおいて認定遺伝カウンセラーが果たす役割は大きいのですが、地域によっては絶対数が不足しております。


また、がんゲノム医療においても、現在、がん関連遺伝子(100-300種類)に絞っての遺伝子解析が行われていますが、今後、全ゲノム解析(約2万種類の遺伝子を含む全配列)が開始され、様々な遺伝性疾患が二次的所見として、予期せず診断される事例も増えてくることが予想されます。検査を受けられたご本人以外の血縁者も関わってくる遺伝情報ですので、臨床遺伝の専門家による対応が必要ですが、認定遺伝カウンセラーの不足が喫緊の課題となっております。


本プロジェクトによって一日も早く、ゲノム医療が社会実装され誰もが安心してそれを享受できる医療体制の基盤を整備し、社会全体における遺伝/ゲノムリテラシーの醸成に寄与できる人材育成を進めていきたいと考えています。


引き続き、多くの皆様に本プロジェクトの応援を宜しくお願いします。


2022年2月23日
広島大学病院 ゲノム医療センター・遺伝子診療科
檜井孝夫

プロジェクト実行責任者:
檜井 孝夫(広島大学病院 遺伝子診療科)
プロジェクト実施完了日:
2023年3月31日

プロジェクト概要と集めた資金の使途

【 実行主体 】檜井 孝夫(広島大学病院 遺伝子診療科) 【 実行期間 】2022年4月1日〜2023年3月31日 【 実行内容 】遺伝カウンセリングの技術を育てるため、研究教育支援、実習室の整備、国内留学、米国視察を実施します。 【 第一目標の資金使途 】研究教育支援費用×3名分、実習室の整備費用×3名分、国内留学費用×3名分、米国視察費用×3名分、クラウドファンディング手数料 他

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プロフィール

1989年 広島大学医学部卒. 消化器外科医, がん薬物療法専門医, 臨床遺伝専門医として消化器癌や遺伝性腫瘍の診療と研究に従事. 2019年より広島大学病院のがんゲノム医療と遺伝子診療の担当となる. 現在, 広島大学病院 遺伝子診療科 教授, 2021年4月に開設した広島大学大学院 医系科学研究科 博士課程前期 総合健康科学専攻 遺伝カウンセラー養成コースの認定課程責任者.

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ギフト

5,000


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5,000|遺伝カウンセラー養成を広げるために

● お礼のメール
● 寄附金領収書

※領収書の日付はREADYFORから広島大学に入金がある2022年5月の日付になります。
寄附金領収書のお名前は、ギフト送付先にご登録いただいたお名前となります。

寄付者
10人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年6月

10,000


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10,000|遺伝カウンセラー養成を広げるために

● お礼のメール
● 寄附金領収書
● 研究結果の報告レポートを送付
● 研究結果報告レポートヘお名前掲載(希望者)(小)
● オンライン報告会へ招待

※領収書の日付はREADYFORから広島大学に入金がある2022年5月の日付になります。寄附金領収書のお名前は、ギフト送付先にご登録いただいたお名前となります。
※報告レポートは2023年4月〜6月のメール送付を予定しております。
※オンライン報告会は、2023年4月〜6月のあいだに開催を予定しております。詳細はプロジェクト成立後に改めてご連絡いたします。

寄付者
65人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年6月

30,000


alt

30,000|遺伝カウンセラー養成を広げるために

● お礼のメール
● 寄附金領収書
● 研究結果の報告レポートを送付
● 研究結果報告レポートヘお名前掲載(希望者)(小)
● オンライン報告会へ招待

※領収書の日付はREADYFORから広島大学に入金がある2022年5月の日付になります。寄附金領収書のお名前は、ギフト送付先にご登録いただいたお名前となります。
※報告レポートは2023年4月〜6月のメール送付を予定しております。
※オンライン報告会は、2023年4月〜6月のあいだに開催を予定しております。詳細はプロジェクト成立後に改めてご連絡いたします。

寄付者
54人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年6月

50,000


alt

50,000|遺伝カウンセラー養成を広げるために

● お礼のメール
● 寄附金領収書
● 研究結果の報告レポートを送付
● 研究結果報告レポートヘお名前掲載(希望者)(中)
● オンライン報告会へ招待

※領収書の日付はREADYFORから広島大学に入金がある2022年5月の日付になります。寄附金領収書のお名前は、ギフト送付先にご登録いただいたお名前となります。
※報告レポートは2023年4月〜6月のメール送付を予定しております。
※オンライン報告会は、2023年4月〜6月のあいだに開催を予定しております。詳細はプロジェクト成立後に改めてご連絡いたします。

寄付者
22人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年6月

100,000


alt

100,000|遺伝カウンセラー養成を広げるために

● お礼のメール
● 寄附金領収書
● 研究結果の報告レポートを送付
● 研究結果報告レポートヘお名前掲載(希望者)(中)
● オンライン報告会へ招待

※領収書の日付はREADYFORから広島大学に入金がある2022年5月の日付になります。寄附金領収書のお名前は、ギフト送付先にご登録いただいたお名前となります。
※報告レポートは2023年4月〜6月のメール送付を予定しております。
※オンライン報告会は、2023年4月〜6月のあいだに開催を予定しております。詳細はプロジェクト成立後に改めてご連絡いたします。

寄付者
19人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年6月

300,000


alt

300,000|遺伝カウンセラー養成を広げるために

● お礼のメール
● 寄附金領収書
● 研究結果の報告レポートを送付
● 研究結果報告レポートヘお名前掲載(希望者)(大)
● オンライン報告会へ招待

※領収書の日付はREADYFORから広島大学に入金がある2022年5月の日付になります。寄附金領収書のお名前は、ギフト送付先にご登録いただいたお名前となります。
※報告レポートは2023年4月〜6月のメール送付を予定しております。
※オンライン報告会は、2023年4月〜6月のあいだに開催を予定しております。詳細はプロジェクト成立後に改めてご連絡いたします。

寄付者
5人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年6月

500,000


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500,000|遺伝カウンセラー養成を広げるために

● お礼のメール
● 寄附金領収書
● 研究結果の報告レポートを送付
● 研究結果報告レポートヘお名前掲載(希望者)(大)
● オンライン報告会へ招待

※領収書の日付はREADYFORから広島大学に入金がある2022年5月の日付になります。寄附金領収書のお名前は、ギフト送付先にご登録いただいたお名前となります。
※報告レポートは2023年4月〜6月のメール送付を予定しております。
※オンライン報告会は、2023年4月〜6月のあいだに開催を予定しております。詳細はプロジェクト成立後に改めてご連絡いたします。

寄付者
0人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年6月

1,000,000


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1,000,000|遺伝カウンセラー養成を広げるために

● お礼のメール
● 寄附金領収書
● 研究結果の報告レポートを送付
● 研究結果報告レポートヘお名前掲載(希望者)(特大)
● オンライン報告会へ招待

※領収書の日付はREADYFORから広島大学に入金がある2022年5月の日付になります。寄附金領収書のお名前は、ギフト送付先にご登録いただいたお名前となります。
※報告レポートは2023年4月〜6月のメール送付を予定しております。
※オンライン報告会は、2023年4月〜6月のあいだに開催を予定しております。詳細はプロジェクト成立後に改めてご連絡いたします。

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在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年6月

プロフィール

1989年 広島大学医学部卒. 消化器外科医, がん薬物療法専門医, 臨床遺伝専門医として消化器癌や遺伝性腫瘍の診療と研究に従事. 2019年より広島大学病院のがんゲノム医療と遺伝子診療の担当となる. 現在, 広島大学病院 遺伝子診療科 教授, 2021年4月に開設した広島大学大学院 医系科学研究科 博士課程前期 総合健康科学専攻 遺伝カウンセラー養成コースの認定課程責任者.

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