不当な扱いを受ける外国人労働者を救済したい

　ＧＵについて　

私たち外国人労働組合（通称；GU）は、不当な差別やパワハラを受けている在日外国人労働者への支援活動を行なっています。

現在、日本には182万人もの外国人労働者が働いており、その数は年々増加しています。

また、政府も技能実習制度から特定技能への移行に舵を切っている点からも今後日本における外国人労働者問題は顕著なものになることが予想されます。

しかし、外国人労働者の増加を踏まえた制度面でのサポートが欠落していることは明白であり、今後も我々「民間」のサポートが大きな役割を果たすことが示唆されます。

GUの主な活動は、トラブルを抱えた外国人労働者への個別相談の実施、また、他機関に対する調整等があります。これまで２０件以上の案件をサポートしてきており、賃金未払い、パワハラなどの問題を取り扱ってきました。１ヶ月で終了するものや中には１年以上かかる場合もあり、中・長期的な支援を行なっています。活動を通じて相談者の課題が解決できた際には一人の労働者を救えたことによる大きなやりがいを感じるとともに、労働環境改善の一歩となっていることを実感できます。

外国人労働者はもはや他人ではありません。今後人口減少が予想される日本では必要不可欠な人材であり、外国人労働者と共存する日本にする必要があります。技能実習生の立て続けの失踪や労働環境問題から日本は「魅力的」な国ではなく、「選ばれない国」になっていることを念頭に入れる必要があります。

今後の日本について考える上でこの外国人労働者の課題についても考えていただけると嬉しいです。