古き良き文化である五右衛門風呂や竈を通じて興居島を活性化したい！

【プロジェクト達成のお礼】　

 

この度は皆さまからの温かいご支援のおかげで、予定していた期間の約20日を残し目標を達成することができました。一人一人の温かい応援のメッセージ、そして支援や拡散をしていただいた皆さま、心から感謝申し上げます。本当にありがとうございました！

 

【ネクストゴールについて】

 

本プロジェクトは2023年1月28日（土）23時までとなります。残りの期間で、次の目標となるネクストゴールを60万円と設定し、挑戦を続けさせていただくことにしました。 ネクストゴールで集まった資金は引き続き五右衛門風呂と竈の修復に係る費用に一部に充てさせていただきたいと考えております。

このプロジェクトのリターンで特にご要望の多かった「ごごしま柑橘ジュース2本セット」と「宿泊体験」を追加させていただきます！
仮にネクストゴールの金額を達成できなかった場合も、自己資金をもとに実施はさせていただく予定ですが、 より大きなチャレンジに向けて皆さまからの多くのご支援いただけますと幸いです。 プロジェクトに向けてこれからもしっかりと励んでいきたいと思っていますので、どうぞ変わらぬご支援をよろしくお願いします！ （2023年1月6日追記） 

 

はじめに

はじめまして、大塚仁美（大塚仁美#離島での古民家生活｜note）と申します。私は愛媛県伊予市出身で現在はお隣の松山市に住んでおります。

14年前、【古材】という言葉に魅力を感じ、持続可能な循環型建築社会の実現を理念に掲げる今の会社に入社し、古材の再利用や古民家を残す活動をしております。そして一昨年、かねてよりの夢であった古民家を購入することができました。場所は松山市から一番近い島である興居島（ごごしま）です。

なんとこの古民家には五右衛門風呂や竈（かまど）が残されていました。しかしながら空き家の期間が長かったため現在のままでは使用することができません。この貴重な伝統文化をたくさんの人に見ていただき、実際に使っていただきたいと思い、修復工事をおこなうことにしました。五右衛門風呂や竈の修復は左官屋さんでも出来る人は限られているという現実があります。

今回この日本の古きよき文化がつまった古民家を民泊施設へ改修したいと考えています。その中でも五右衛門風呂と竈を復活させるため修復に係る費用の部分をご支援いただきたく、皆さまにご協力をお願いします。

2019年10月15日、希望の古民家との出会い

五右衛門風呂は釜と回りのコンクリートが割れ使える状態ではありませんでした。

竈も酷くひび割れ、このままでは使えない状態です。地域によっては「おくどさん」と呼ばれたりします。

 

興居島で民泊をしようと思ったきっかけ

松山市内から最も近い島、興居島…半世紀前では約6,000人いた島の人口は現在約1,000人と減少しています。人口が減少する半面、空き家の数は想像以上に増加しています。夏になると海の家もあり釣りやマリンスポーツを楽しむ人の姿を見ることができますが、年々島を訪れる人の数も減っています。島のレジャーを楽しむ施設（飲食店、宿泊施設）が圧倒的に少ないことも問題だと思っています。まだ訪れた事のない人が気軽に来れる島、また来たいと思ってくれる島にしたいと願い、幼い頃から慣れ親しんだ興居島で地域活性化に繋がることを目的に民泊施設を開業したいと考えています。

 

古民家の現状とこだわりポイント

これまでたくさんの古民家を見てきましたが、一方で解体を余儀なくされた古民家もたくさん見てきました。解体が決まった古民家の大きな梁や良い色になった柱を見ていると家が泣いているように感じ、とても悲しい気持ちになります。また空き家になった古民家もたくさんあります。家は人が済まなくなったら一気に痛みが進みます。

島での物件探しは実は2019年からおこなっていました。探すにあたっての古民家の条件は、土間がまだ残っていること、建具が木製であることといった、なるべく昔のまま残っている古民家でした。しかしながら先に述べたように空き家になって長い古民家は人が住める状態のものはほとんどありませんでした。

島でもたくさんの物件を見てきましたが一昨年の暮れ、いいご縁があり物件を購入することができました。

 

このプロジェクトで実現したいこと

この古民家に残された五右衛門風呂と竈の修復には職人不足も相まってたくさんの費用がかかります。

しかしながら、せっかく残っていた貴重な日本の文化や職人さんの技術をたくさんの人にも体験していただきたいと考えています。

今回、募集する資金はは以下の修復に係る費用の一部に使用させて頂きます。

・五右衛門風呂改修費/資材購入費 1,200,000円

・竈改修費/資材購入費 800,000円

・解体作業費/処分費 240,000円

 

棟梁と大工さんたち

 

このプロジェクトの目指すところ

1棟貸しの民泊施設として利用可能となります。今回のこの民泊施設のこだわりポイントはおくど竈・五右衛門風呂・木製建具・広い土間になります。昨今の住宅では決して味わえない、先人の知恵が詰まった古民家で古来より大切にされた日本の文化を堪能してもらいたいと考えています。島にはこれといった有名なレジャー施設はありませんが「何もない」幸せを感じていただきたいと考えています。

また企業さま向けに研修施設としての貸し出しも検討しております。従業員さまのリフレッシュの場としてご利用が可能です。

 

さいごに

私にとって海は小さいころから身近にあったものでした。母の実家は海が目の前だったし興居島には毎年海の家に訪れていました。海には不思議な力があると思っています。波の音を聞いていると心が穏やかになったり、防波堤に座って星を見上げたり、浜から吹く風を感じたり・・・いつもと違う日常を感じることができます。そんな島での時間をたくさんの人に体験してもらいたいのが素直な気持ちです。

現在興居島ではコーヒー屋さんやお弁当屋さん、うどん屋さんやカフェがあります。今後はその方々と連携してより良いサービスを提供していく予定です。

さらに宿泊いただき釣りを楽しみたい方へは釣り船のチャーター又は乗り合いにて利用できるよう現在協議を進めております。

また興居島は柑橘の栽培も盛んです。昔に比べて農家さんが減ってはいますが、興居島みかんは甘くてとても美味しく人気があります。農家さんと協力しながらみかん狩り体験や竹あかり制作、SUP体験など、豊かな自然を生かしたイベントをおこない、地域の方に愛される島になるよう、そしてたくさんの人が訪れる活気ある島にしていきたいと考えています。