プロジェクト終了報告とご寄付へのお礼
こんにちは、ゴールドリボン・ネットワークです。
この度は、小児がん経験者の進学を応援する「はばたけ!ゴールドリボン奨学金」クラウドファンディング(CF)へのご協力、ありがとうございました。
この度、2022年度奨学生(8期生)たちの進学先が決まりましたのでプロジェクトの終了報告をさせていただきます。
プロジェクトの結果
&寄付金の使用状況について
2021年9月9日~10月31日に実施した今回のCFでは、392名の方々にご支援いただき、目標金額の500万円大きく超えて、総額645万2,000円のご寄付が集まりました。
2020年に引き続き2回目のクラウドファンディングとなる今回、再び関心をもっていただけるか、応援していただけるか…、不安を抱えての挑戦でした。
いざスタートすると、前回寄付者の皆さま、いつもゴールドリボン・ネットワークを支えてくださるゴールドリボン会員の皆さま、SNSで情報を拡散してくださった方々、温かい応援のメッセージをお寄せくださった方々…多くの方々のたくさんのご協力によって、今回のCFも無事に目標を達成することができました。
なかには期間中に5回もくりかえし寄付をしてくださった方も…。
皆さまの温かいご支援に、心から深く感謝申し上げます。
寄付金は、2021年12月10日に、READYFOR株式会社に支払う手数料99万3,608円を除き、545万8,392円がゴールドリボン・ネットワークに入金されました。
同社に支払った手数料は、東京都の「クラウドファンディング活用助成金」を活用し、50万円が助成金として戻りました。
《クラウドファンディング実施にかかる収支》
ご寄付総額 6,452,000円
READYFORシステム利用手数料 -993,608円
東京都CF活用助成金 500,000円
計 5,958,392円
595万8,392円で、4年制大学に進学する奨学生3名分の卒業までの奨学金を賄うことができ、さらに奨学生1人に約5か月分の奨学金を届けることができます。
ゴールドリボン・ネットワークでは、奨学生が卒業するまで確実に奨学金を届けるために、その資金を『小児がん経験者奨学金基金』として積み立て、他の資産と区別して管理しています。
今回のCFで集まったご寄付は、2021年12月27日にこの奨学金基金に積み立てており、2022年度の奨学金予算に充てる予定です。
ギフトの発送について
寄付金受領書や奨学生からのメッセージ、ゴールドリボンバッジなどのギフトは、2022年1月に発送を完了しました。万が一、お手元に届いていない場合は、本ページ末尾の連絡先へご連絡ください。
14名の小児がん経験者を、
奨学生8期生(2022年4月入学)として採用
2021年6~10月に実施した8期生の募集では、過去最多の応募となった昨年(48名)よりもさらに多い、50名からの応募を受け付けました。
そして、12月に外部委員を交えて実施した選考委員会にて選考を行い、14名を2022年4月採用の奨学生8期生として内定しました。
当初は10名程度の採用を予定していましたが、クラウドファンディングにご協力いただいた皆さまのおかげで、予定よりも採用人数を増やすことができました。
ありがとうございます。
14名の8期生のうち、11名が4年制大学へ、3名が2年制の短期大学・専門学校へ進学し、未来を切り開いて行きます。
この春に進学する8期生から皆さまへのメッセージをご紹介します。
奨学金事業のこれから
小児がん経験者同士の「つながり」をつくる支援
この4月から新たに奨学生となる8期生14名を迎え、2022年度は合計53名の奨学生を支えていく予定です(4月1日現在)。
6月からは、2023年度採用の奨学生(9期生)の募集も開始する予定です。
小児がんを経験した子どもたちが夢をもって未来に向かって進むことができるよう、サポートを続けていきます。
また、奨学金事業を続けるなかで、入学後に晩期合併症(後遺症)による体調悪化やがんの再発などにより休学・退学を余儀なくされてしまったり、就職・結婚などの将来への不安など、小児がん経験者特有のさまざまな困難・悩みを抱えながら生きる奨学生がいることが見えてきました。
そうしたことから、同じ経験をした仲間と悩みや想いを共有し「つながる」ことで、自分が孤独ではないことを知り、自立する力を育むことを目指し、昨年2021年、奨学生対象の交流会をオンラインで実施しました。
2022年も交流会を計画しており、状況が許せば一部対面での実施も検討しています。
治療が終わっても、小児がんとのたたかいは終わりではない。
子どもたちを支え続けるために、
これからも応援をお願いします。
小児がんは、日本における子どもの病死原因1位である一方、医療の進歩により治癒率は7~9割に向上し「治る病気」になりつつあります。
しかし、いったん治療が成功を収めても、約半数の経験者に晩期合併症と呼ばれる後遺症が生じ、それは治療の数か月後から現われるものもあれば、何年もたってから発症することもあります。
子ども時代にがんを患った若者は、成長するにつれて、受験や就職、結婚などのライフイベントの際に、がん経験者特有の悩みに向き合います。
また、18歳からはそれまで利用できた医療費の公的助成が対象外*になり自己負担となるため、経済負担も大きくなります。
*引き続き治療が必要だと認められる場合は20歳まで
私たちゴールドリボン・ネットワークは、小児がんと生きて向き合う子どもたちを、子どもたちのライフステージの変化に応じ、その時々に必要な支援を届けていきます。
小児がんの子どもたちを支え続けるために、これからも応援よろしくお願いします。
ゴールドリボン・ネットワークを寄付で応援する
改めて、この度のクラウドファンディングにご協力いただいたすべての皆さまに、深く御礼申し上げます。
これからも私たちは「小児がんの子どもたちが、安心して笑顔で生活できる社会」の実現に向けて、努力してまいります。ありがとうございました。
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