看護師として。応援の想いと共に使い捨てガウンをコロナ最前線へ

 

 

初めまして、私は看護師として働いて9年になります。

 

今回新型コロナウィルス感染拡大を受けて、多くの医療現場において医療物資の不足が深刻化しました。

 

現在は日々の感染者数が減少し、緊急事態宣言も解除となり、都内においては新たに1300の新たな病床が確保されました。医療現場においての逼迫のピークは乗り越えられたように思われます。しかし感染者数の減少＝必要医療物資数の減少ではありません。病院で使用する使い捨てのガウンやフェースシールドなどの不足は解決しておらず、現在も深刻なままです。

 

 

前の職場や看護学校の同級生からも、いまだに物資が不足しているため手作りや再利用でなんとかしのいでいるという話を聞きます。マスクについてはメーカーの増産などで入手しつつありますが、一方で患者対応をする際に必要な、全身を覆いウィルスへの感染から身を守るための使い捨てのポリエステル製ガウンが不足しています。在庫がなくてゴミ袋を被って対応しているという人もいました。

 

また、ガウンは一度脱いでしまうと再利用できないので、限られた在庫を大切に使うため、できるだけ交換しなくて良いように水分摂取を控えトイレの回数を減らしています。ただでさえ患者対応に追われて大変な上に、ガウンやマスクで身体を覆いながら長時間働き、水分摂取ができないのは医療従事者にとって身体的に大きな負担がかかります。

 

このような状況に対して、同じ医療従事者としてできることはないかと考え、医療物資を仕入れられないか友人知人のつてを頼りにさまざまな業者へ連絡をしたところ、ポリエステル製の使い捨てガウンの仕入先を確保することができました。そして、東京都立墨東病院、公益財団法人東京都保健医療公社荏原病院 、社会医療法人神鋼記念会神鋼記念病院、他1件の病院に、寄贈を受け付けていただけることになりました。

 

 

しかし、私の資金だけでは仕入れることができる枚数は限られています。そこで、より多くの方にお力添えをいただき、毎日使い捨てで大量に必要になるガウンを届け、ぜひ医療関係者の方を一緒に応援していただけたらと思い、クラウドファンディングに挑戦することを決めました。

 

この挑戦は達成しなければ資金を受け取ることができないため、まずは最低限1件あたり500枚（病院の規模によりますが約半月分）のガウンを届けられるよう、100万円を目標に挑戦しますが、ご支援が集まれば集まるほど、より多くのガウンを届けることができます。温かいご支援をどうぞよろしくお願いいたします。

 

 

 

同じ医療従事者として、医療現場に関する新聞記事やニュース、ネットでの声をたくさん見ていました。また、前職の同僚や看護学校時代の友人からも、現場の大変な状況を話で聞いて、今自分が仲間たちにできることが何かあるはずだと思い、今回の挑戦を決めました。

 

 

1枚でも多くのガウンを届け、現状より少しでも感染予防ができる環境を整えるお手伝いができたらと思っています。また、皆様からの寄付でこのガウンを届けることで、たくさんの人の感謝と応援の気持ちを一緒に届けられたらと思います。

 

今回の寄贈先については、東京都の第一種感染指定医療機関や、都市圏を中心にコロナ対応をしている医療機関、ホームページやテレビ物資不足の現状や物資寄付のお願いを呼び掛けされていた病院にお電話させていただきました。その中で、寄贈の受付許可をいただけた順に4件の病院へ、ガウンを届けます。

 

 

 

 

必ずこの挑戦を成功させ、日々命がけで、コロナの最前線で闘う医療従事者に、1枚でも多くのガウンを届けたいと思っています。私1人でできることはとても小さいかもしれませんが、多くの方の力が集まれば、温かい応援の思いと共に、感染を食い止めるための大きな力を現場に届けることができます。温かいご支援をどうぞよろしくお願いいたします。

 

 

●応援メッセージ

 

李忠成さん(プロサッカー選手)

 

 

新型コロナウィルスと戦う医療機関において「フェイスシールドと医療用ガウン」が深刻な不足問題であることを知りました。特に一度脱いでしまうと再利用不可能な「医療用ガウン」が現在、最も不足している物資だと知りました。

 

私の知人は出来る限り再利用不可能な医療用ガウンを減らさないために、出来る限りの水分摂取を控えてトイレの回数を減らしてガウンの節約に努めています。現場では在庫がなくなりゴミ袋を被っている方もいます。今はマスク以外の医療用ガウンとフェイスシールドは国による確保も困難な状況です。

 

私はいま本当に必要なものを医療の最前線で新コロナウィルスと戦う医療従事者の方々へ届けたいと思います。一人でも多くの方々の支援が医療用ガウンの確保だけではなく、医療従事者の方々の心の支援にも繋がると思います。

 

クラウドファンディングを通じて現時点の本当の医療現場の実情と必需品を知り、今も感染の危険と隣り合わせの医療現場に立つ医療従事者の方々の助けになっていきましょう。「今」だから支援が必要です。