現地で育てたカカオを使ったチョコを広めてアマゾンの環境を守りたい

現地で育てたカカオを使ったチョコを広めてアマゾンの環境を守りたい

支援総額

1,040,000

目標金額 1,000,000円

支援者
61人
募集終了日
2024年9月30日

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プロジェクト本文

アマゾンの自然環境を守り、持続可能な社会作りを

 

森林破壊が進む南米のアマゾンの熱帯雨林。そこには豊かな生物多様性があり、先住民をはじめとした独立小規模農家が自然環境を大切にしながら生活を営んでいます。

 

しかし、違法伐採等による森林破壊が進む中でなんとかしなければならないと思い、農業と林業を組み合わせた環境負荷の少ない「アグロフォレストリー」で森林保全に貢献しながら、先住民の手によるカカオ豆の栽培・チョコレートへの加工を行い、生計の向上や女性の自立支援に貢献する活動を始めました。

 

幻のカカオと呼ばれる「クリオロ種」を使用したGreen God & Friendsのチョコレートをもっと多くの方に届けて、関わる人の生活を安定させたい。そしてチョコレートを通じて、アマゾンの環境を守り、幸せの循環を広げていきたい。

 

いただいたご支援はチョコレートの生産・販売に必要な費用として活用させていただきます。ご支援、ご協力をどうぞよろしくお願いいたします。

 

 

|今回プロジェクトに取り組む人:Tetsu Kubotaについて

 

Tetsu Kubota/窪田哲治は1977年 滋賀県生まれ。千葉県、茨城県で学生生活を送り、1994年よりオーストラリアの高校、大学で学びました。

 

パリ、ロンドン、東京、NYのそれぞれを拠点としたフォトグラファーとして活躍し、2014年に初めてペルーアマゾンを訪れます。

 

現在、フォトグラファーとして活動する傍ら、現地の先住民族であるアシャニンカ族などとともに、ペルー原産のカカオ(クリオロ種)を使ったチョコレートを生産・販売することでペルーアマゾンの環境/生物多様性を保護する取り組みを行っています。

 

右上が本人

 

 

アマゾンの自然環境を守るために

 

フォトグラファーとしてニューヨークに住んでいたころ(2014年)、アマゾン(ペルー)に行った際に、プラスティックごみなどがひどく、ショックを受けました。

 

大規模な森林伐採、鉱物の採掘、入植者による森林破壊を目の当たりにし、何とかしなければならないと感じました。それと同時に現地労働者(先住民)がゴムのプランテーションで奴隷のように扱われてきた歴史を知り、環境保護を意識するようになりました。

 

当初は高いコーヒー*を売り、その収益で森を買って森林環境を守ることも考えましたが、先住民族が自身の手で守っていくほうが正しく、且つ合理的で効率的ではないかと思い、自然な形でカカオを栽培し、チョコを作って売ることを考えました。

*鼻熊が食べていた実です。鼻熊は完熟したよいコーヒーの実のみを選んで食べる習性があります。

 

アマゾンからアンデスの間の山間地はカカオの原産地であり、インカ文明に代表されるように先住民族は古くからカカオを栽培してきました。

 

世界的にも非常に質の高い原種が自然栽培できるので、先住民族がカカオを栽培して、自分はこれまでの経験を活かして写真を撮ってチョコを売る手助けをすることで、彼らが「アグロフォレストリー」で森林を保護再生することに貢献できると考えたのです。

 

アグロフォレストリーとは、Agriculture(農業)とForestry(林業)を組み合わせた言葉で、森をつくりながら農作をする方法です。収穫期が異なる熱帯作物(カカオ豆)と樹木を混植することで、農業と森林の保護・再生の両方が可能となり、アマゾン地域の森林保全に貢献することができます。

 

 

 

Green God & Friendsのチョコレート

 

現地に入り込み、先住民族の方々と一緒に進めながらチョコの生産、販売ができるようになるまでは、国民性や言語の違いなどからさまざまな問題が発生しました。それらの問題は話し合いで解決してきましたが、生産や発注などに関する問題では、その都度のタイミングややり方でカバーしたり、実際に窪田が損害を被ったりする苦労がありました。

 

また、治安の悪さの問題が常に付きまといます。生産工場がある街ではコロナ後に一時期暴動が起きたり、カカオの生産地はペルーでも有名なコカインの生産地且つゲリラの活動地区なので常に注意が必要です。

 

さまざまな問題を一つひとつクリアしていき、現在チョコは「Green God & Friends」というブランド名で販売を行っています。Green God & Friendsが使用するカカオ豆は、アマゾンの先住民族をはじめとする提携農家により環境保護(森林保護)に適した自然栽培で大事に育てられます。

 

 

Green God & Friendsのチョコレートの特徴

 

 

・幻のカカオ「クリオロ種」を使用

チョコレートに使用するカカオ豆は、生産量が全体の約3-5%といわれる、幻のカカオ「クリオロ種」を使用しています。クリオロ種は、フレーバーが豊かですが、病害虫に弱いため栽培しにくく、それゆえに幻のカカオと呼ばれています。

 


・カカオ成分75%以上の「ハイカカオチョコ」

Green God & Friendsのチョコレートは全てカカオ成分75%の「ハイカカオチョコレート」で、原料であるカカオ特有の味わいが強く、甘さが控えめな点が大きな特徴です。ハイカカオチョコレートには、カカオに含まれるカカオポリフェノールが豊富で、便通効果や美容効果等があるといわれています。

 


・安心の「乳成分・添加物不使用」

Green God & Friendsのチョコレートは、乳成分・添加物(香料や保存料等)不使用なので安心してお召し上がりいただけます。
一般的なチョコレートには、保存性を高めたり、口当たりを良くしたりするために、植物性油脂や乳化剤が使われることが多いですが、Green God & Friendsのチョコレートは、カカオ本来のフレーバーを楽しみながら、安心して召し上がっていただけるよう、カカオ豆と未精製黒糖のみを使って仕上げています。

 

 

 

活動する中での課題

 

大規模な森林伐採、鉱物の採掘等での森林破壊を目の当たりにしショックを受けたこともあったので、これまでは商業主義からできるだけ遠ざかってきました。チョコの販売は知り合いへの直接販売や口コミ、ネット販売など、限られたルートでのみ行っていました。

 

しかし、昨今の円安、インフレ、カカオの高騰といった難題が山積する中で、今まで以上に栽培・生産を安定させないと、活動自体の継続が危ぶまれると感じています。

 

 

現状のカカオ農園では灌漑システムを入れておらず、自然の雨水に頼った栽培を行っています。 今後、生産量を上げ、安定的にカカオを供給するためには、土地の性質を踏まえ、水の蒸発量を考慮した栽培ができる灌漑システムが必須と感じています。

 

近年のカカオ高騰により、質の良いカカオがグローバルで争奪戦になっているため、自社農園を整備し、安定的に栽培していくことが今後より一層大切になってくるだけでなく、土壌保全にもつながると思っています。

 

 

今回のプロジェクトについて

 

今後もサステナブルな形で活動を継続していくために、チョコの年間生産量を現状の50㎏~100㎏から、将来的に1000㎏までに増やすことができれば、計画的な生産ができ活動に関わる人の生活も安定すると考えています。

 

そのためには、安定的なカカオ栽培のための灌漑システムや日本も含めた販路開拓が必要となってきます。さらには、カカオ/チョコの生産量をあげることでそこで働く現地の人たちが増え、収入源にもなります。

 

そこで、クラウドファンディングという形でチョコの生産・販売に必要な資金を応援いただくとともに、より多くの方にチョコを楽しんでいただき、さらにはアマゾンの森林環境や先住民について知っていただきたいと思います。

 

|クラウドファンディング概要

 

< 目標金額 >

・第一目標:100万円

・最終目標:300万円

 

皆さまからの想いを確実にプロジェクトにつなげていきたいため、第一目標金額は100万円として、下記の一部に充てさせていただき、最終的には300万円達成を目指します。

 

< 資金使途 :300万円>

・チョコ生産/調達:400,000円

・販路開拓渡航費:500,000円

・イベント出店費用:150,000円

・灌漑システム構築:1,200,000円

・ブックレット制作:250,000円

・ReadyFor手数料:600,000円

 

 

さいごに

 

今回のプロジェクトで、先住民(アシャニンカ族)が護っているアマゾンの広大な森林が違法伐採、金の採掘者たちから守られ、世界一と言われるペルーアマゾンの生物多様性も守られることを実現したいと思っています。また、チョコレートは災害時に家族や友人のための保存食にもなる「幸福の循環」をつくれるツールです。

 

環境負荷の少ないアグロフォレストリーを通じ、世界一ともいえる生物多様性を誇るペルーアマゾンの環境を守っていくこと、またその守るための一つのツールとして幸せ成分であるチョコレートを広めていくことで、ペルーアマゾンだけでなく、その影響・恩恵を受ける全世界に幸せの循環が広がることを願っています。

 

 

 

応援メッセージのご紹介

 

佐藤 伸彦 様

一般社団法人ものがたりの街 代表理事、医療法人社団ナラティブホーム 理事長

私達の人間社会は他の生物世界としての「自然」とは全く違う世界だと何の疑いもなく教え込まれてきたのだろう。人類は自然を支配し、利用する当然の権利があると多くの人が思っている。しかし、それは16世紀以降の資本主義の論理である。太古の昔から私達は、自然を私達の目的のために「奪い」「消費」することを良しとしていなかったのだろう。それどころか、共に助け合い共存する仲間と思ってきたに違いない。
 

この取り組みは、そこに警鐘を鳴らしている。生態系が破局に向かって進み続ける中で、私達は他の生物との関係性という、生命体のものがたりを再構築することが必要であると感じる。このペルー原産のカカオを使ったチョコレートを口にするたびに、人間と自然の共存の味を噛み締めることになるだろう。
 
私はアマゾンに行ったことはない。ペルーを訪れたこともない。でも、このプロジェクトから、名も知らない地球上で、私たちが思いつかなことが起きていることがわかる。それを現実のものとして教えてくれただけでもこのプロジェクトには意味がある。我がことではないことになかなか私達は想いを馳せることができない。知らないということは本当に罪深い。

 

毎日毎日自然を破壊、消費して生産する「製品」を私達は満足げに「所有」している。本当にこのまま地球や人類は持つのか。いつこの問題に気づき、どのように振り返れば良いのか。異常な猛暑である日本で、そんなことを思わせてくれるチョコレートだ。

 

加藤 喬大 様

明利酒類 常務取締役 高藏蒸留所

熱意ある経営者の先輩から紹介されたチョコレート。アマゾンの熱帯林の木々、風、日差し、動物たち。地球の裏側の壮大な自然を感じながら食べてみる。素朴で無駄なものを感じさせずに、カカオそのものをストレートに伝える味わい。私たちのウイスキーとも合わせて食べてみたい。応援しています!

 

土山 大典 様

球磨川温泉 鶴之湯旅館

 

私は熊本で温泉旅館をしている土山と申します。以前、アマゾンのカカオ豆を使ったチョコレートを食べさせていただき、チョコレートの美味しさと、アマゾンの現状を知りました。行った事もない南米アマゾンではありますが、美味しい恵みに触れたのがきっかけで、このプロジェクトを応援しようと思いました。

 

日本にいてもこのプロジェクトを応援する事で、アマゾンの熱帯雨林そして、原住民の方、自然環境を守ることができます。一人でも多くの方に応援していただければ幸いです。皆さんのご協力の程よろしくお願いいたします。

 


●プロジェクトに関するご留意事項

○本プロジェクトへのご支援は寄付金控除の対象にはなりませんので、予めご留意ください。

○ 支援完了時に「応援コメント」としていただいたメッセージは、本プロジェクトのPRのために利用させていただく場合があります。

○ リターンにつきましては、プロジェクト達成後は、既にご支援いただいたコースから別のコースに変更することはできませんので、ご了承ください。

○ 支援時に回答いただく質問項目への回答は支援確定後、変更できません。

○ ご支援に関するご質問は、こちらをご覧ください。

プロジェクト実行責任者:
株式会社MS&Co.
プロジェクト実施完了日:
2025年9月30日

プロジェクト概要と集めた資金の使途

チョコ生産/調達、販路開拓渡航費、イベント出店費用、灌漑システム構築、ブックレット制作、クラウドファンディング手数料

リスク&チャレンジ

プロジェクトに必要な金額と目標金額の差額について
必要金額と目標金額の差額は自己資金で補填します。

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リターン

5,000+システム利用料


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プロジェクト応援コース|5,000円(チョコレート付)

●お礼メール
●チョコレート1枚(希望制)
・カカオデオーロ全南米大会で2022年に優勝した農園のカカオ(一般的には流通しない品質です)。クリオロ種の中でもブラエム地区で見つかった単一品種で、一般的なカカオの苦味というものがないのが特徴です。
・2024年のクリスマス時期に発送予定

申込数
24
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2024年12月

10,000+システム利用料


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プロジェクト応援コース|10,000円(チョコレート1枚とブックレット付)

●お礼メール
●チョコレート1枚(希望制)
・カカオデオーロ全南米大会で2022年に優勝した農園のカカオ(一般的には流通しない品質です)。クリオロ種の中でもブラエム地区で見つかった単一品種で、一般的なカカオの苦味というものがないのが特徴です。
・2024年のクリスマス時期に発送予定
●ブックレット(希望制)
・フォトグラファー窪田哲治によるペルーの農園での写真を収めたブックレット(~20頁程度)を予定

申込数
19
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2024年12月

5,000+システム利用料


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プロジェクト応援コース|5,000円(チョコレート付)

●お礼メール
●チョコレート1枚(希望制)
・カカオデオーロ全南米大会で2022年に優勝した農園のカカオ(一般的には流通しない品質です)。クリオロ種の中でもブラエム地区で見つかった単一品種で、一般的なカカオの苦味というものがないのが特徴です。
・2024年のクリスマス時期に発送予定

申込数
24
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2024年12月

10,000+システム利用料


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プロジェクト応援コース|10,000円(チョコレート1枚とブックレット付)

●お礼メール
●チョコレート1枚(希望制)
・カカオデオーロ全南米大会で2022年に優勝した農園のカカオ(一般的には流通しない品質です)。クリオロ種の中でもブラエム地区で見つかった単一品種で、一般的なカカオの苦味というものがないのが特徴です。
・2024年のクリスマス時期に発送予定
●ブックレット(希望制)
・フォトグラファー窪田哲治によるペルーの農園での写真を収めたブックレット(~20頁程度)を予定

申込数
19
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2024年12月
1 ~ 1/ 9

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