プロジェクト概要

ラオスの子どもたちがより楽しく勉強できるように!1人1冊ずつの教科書で子どもたちの学習を充実させたい!

 

ページをご覧いただきありがとうございます。認定NPO法人日本ハビタット協会の太田祥歌です。当協会は、世界中の人々の「悪化した居住環境」を改善すべく、主に東南アジアやアフリカにおいてさまざまな事業を展開してきました。最近では、ラオスのルアンパバン県で植林による環境保全を実施し、人々の暮らしと自然が守られた持続的なまちづくりを行いました。また、その一環で「環境の大切さ」を次世代に語り継ぐ人材を育成する「教科書・絵本プロジェクト」というプロジェクトも行ってきました。

 

近年、隣国からさまざまな開発支援が入っているラオスですが、子どもたちの置かれている教育環境はまだまだ厳しい状況にあります。特に、農村部や山間部では、子どもの数も多く、教室数や教科書も足りていないのが現状です。そうした中で、子どもたちが最後まであきらめることなく学習に取り組み、将来の選択肢を広げられる環境を用意することは非常に重要だと考えています。今回、当協会がこれまで環境保全プロジェクトを行ってきたルアンパバン県で、教科書が不足する小学校12校、1年生から5年生の子どもたちへ1,000冊のラオス語の教科書を届けることができるよう資金を募集します。

 

みなさまの応援とともに、彼ら(彼女ら)に教科書という形で希望を届けたいと思います。みなさまのご支援を宜しくお願い申し上げます。

 

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多くの子どもたちが教科書を手にできますように。

 

 

ラオスの教育現場はさまざまな困難を抱えています。子どもたちにとって学校が安心して過ごせる居場所になるためにも、教科書は必要です。

 

当協会では、環境の大切さを次世代に語り継ぐ人材を育成すべく、2014年と2016年に「教科書・絵本プロジェクト」を実施してきました。このプロジェクトは、小中学校に学校の先生たちが選んだ絵本や必要とされるラオス語、算数、歴史の教科書を支援するというもので、これまで16校の小中学校へ2,020冊の教科書と絵本を支援してきました。

 

こうして学校での活動を行うなかで、ラオスの子どもたちを取り巻く学習環境に触れてきました。そこでわかったことは、ラオスでは、母国語であるラオス語の教科書でさえも十分に行き届いていないという現状です。子どもたち同士が時には後ろを向いて、4~5人で1冊の教科書をシェアしているのです。

 

5人の子どもたちが1冊の教科書を使用し勉強しています。

 

さらに、言葉をなくすような現状がまだまだあります。ルアンパバン県のシエングエン地区では、少数民族が多く住んでおり、女性の大半が、12歳や13歳で結婚してしまうことを目の当たりにしました。そのため、小学校を卒業しても進学しないケースが大半です。小学校を卒業しただけでは、働きたいと思っても選択の幅が非常に少なく、経済状況が安定しない上、時には安全でない仕事を選択せねばいけなくなるかもしれません。

 

校長先生によると、行政や学校は進学を勧めており、保護者も重要性を認識し、勉強を続けさせる程度の蓄えをしてます。それにもかかわらず、子どもたち自身が結婚を選択してしまうそうです。中には成績優秀な子も多く、小学校で勉強を終えてしまうことを校長先生も残念がっていました。早くに結婚することは、村の中で繰り返されてきた文化として浸透しています。自分たちの村での「居場所を求める」意味でも結婚を選択するのではないかと先生は続けました。

 

この問題は、5人、10人が抱える問題ではありません。

 

 

1,000冊のラオス語の教科書をルアンパバン県の小学校12校に届けます。

 

今回のプロジェクトでは、みなさまからのご支援で1,000冊のラオス語の教科書を購入し、ルアンパバン県の特に貧困地域であるポンサイ地区を中心に12校の小学校1~5年生に届けます。

 

教科書を送ることができれば、①子どもたちが授業に集中できるようになり②先生の教える効率がアップし③自宅での予習復習が可能になります。また、学校に自分の教科書が用意されていることで、子どもたちが学校を安心して学べる場所と感じることができます。学校がそうした場所になることで、これまで以上に勉強を続けるモチベーションも上がっていきます。

 

1,000冊の教科書を12校に届けることによって、すぐに、2,061人の子どもたちの学習環境を改善することができます。また、ラオスでは、基本的に教科書は学校が管理しており、1年間学んだ教科書は次の子どもたちへと引き継がれていきます。そのため、1冊の本で1人が勉強できるだけでなく、その後もその学校の子どもたちに大切に引き継がれていき、多くの子どもたちの力になることができるのです。

 

教室の棚で教科書を管理しています。

 

■スケジュール

2017年9月~10月

雨季が終わる、新学期の始まり(ラオスでは9月から新学期が始まります)に合わせ各学校に教科書を届けていきます。

 

■学校

ルアンパバン県ポンサイ地区

・Katasaleung小学校

・Huysiyua小学校

・Tatthoung小学校

・Chonchieng小学校

・Huyking小学校

・Sakuang小学校

・Longget小学校

・Patem小学校

 

ルアンパバン県シエングエン地区

・Silalek小学校

・Sen oudom小学校

・Putad小学校

・Pusuan小学校

 

■費用内訳

・教科書購入費(1,000冊)   
・教科書輸送費(12校分) 

 

教科書支援が子ども達の笑顔につながります。

 

学校や勉強を楽しくすることで、子どもたちの将来の可能性がぐんぐん広がっていくと信じています。

 

日本ハビタット協会は、2017年から3年にかけて毎年1,000冊ずつルアンパバン県の小学校にラオス語の教科書を支援します。今回、みなさまからご支援いただくのはその1年目の支援にあてさせていただき、ラオスの新学期に合わせ、9月に配布予定です。

 

ラオスの子どもたちの中には、小学校卒業後すぐに働いたり、結婚してしまう子もいます。その一方で、経済発展の波が押し寄せ勉強の重要性が増してきていることも事実です。子どもたちには、お医者さんになったり、先生になったり、これからさまざまな選択肢が待っています。少しでも多くの子どもたちが、将来の選択肢を広げていくためにも、母国語であるラオス語の教育は重要です。このプロジェクトは、そうした子どもたちの未来への一歩に貢献します。

 

1冊の本がたくさんの子ども達の豊かで明るい未来へと繋がります。どうか、みなさまのあたたかいご支援をお願いいたします。

 

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ロンオール小学校の子ども達。日本ハビタット協会が支援し、教科書を持ち帰れるようになりました。

 


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