前橋空襲を風化させない市民ミュージカル「灰になった街」公演に支援を

 

 

♦ 子どもたちの未来のために

 

昭和20年8月5日、群馬県前橋市はアメリカ軍の空襲により全市が焦土と化し、1万1518戸が全半焼し、535人が死亡し、600人以上が負傷しました。

 

悲惨な戦争を2度と繰り返したくない、歴史を風化させたくない、そんな想いからまえばし市民ミュージカルは2014年に発足しました。

 

 

 

ご挨拶

 

2015年に「灰になった街」、17年に「我愛你」、19年「鎮魂華」の前橋空襲三部作を上演しました。「灰になった街」を2021年に再演しようと2019年12月に実行委員会を発足しました。

 

しかし、コロナ禍で1年延び、さらに「2022年こそ」との想いもむなしくコロナは終息せず延期をせざるを得ませんでした。

 

やっと新型コロナへの対応が進捗し2023年8月の再演を目指して活動を開始しました。

群馬県内を中心に一般市民から募り、2022年8月7日にオーディションを行い、出演メンバーが決まりました。

 

このミュージカルには、プロの俳優はいません。10歳から60代半ばを超える人まで幅広い年齢層の一般市民だけで構成されています。同8月25日に発会式、8月31日から練習を開始、公演成功を目指してスタートしました。

 

 

 

プロジェクトを立ち上げたきっかけ

 

世界では今なお戦争や紛争が続いている地域があります。こんな時代だからこそ、ミュージカルを通して前橋空襲の悲劇を追体験し、改めて平和の尊さを感じてほしいという熱い想いがあります。

 

子どもたちの未来のために、平和への願いを込めて「灰になった街」を再演します。

 

 

 

♦ まえばし市民ミュージカル「灰になった街」のストーリー

 

昭和 16 年 12 月、真珠湾攻撃大勝利の報に、日本中は沸き返っていた。それは関東の一角、群馬県前橋市も例外ではなかった。子どもや大人達の活気で賑わいを見せる桑町商店街の人々。日夜研究に明け暮れる理研研究室の研究員達。そして、少女らしい夢を見ながら健気に学校生活を送る前橋高等女学校生達・・・。

 

しかし、昭和 17 年も半ばを過ぎると戦局はすでに陰りを見せ始め、全ての資源が不足していくだけでなく、戦局の悪化は人々の生活を瞬く間に圧迫していった。

 

そんな過酷な状況の中、理研研究員達が考え出したのは、奇想天外な新兵器だった。昭和 20 年 8 月 5 日夜、B29 の大編隊が前橋の街に襲いかかろうとしている。大混乱に陥る桑町商店街。空襲のさなか、女学生、研究員、街の人々は・・・。焼け跡の中、彼らに残された希望とは・・・

 

本作品は、昭和 20 年 8 月 5 日の前橋空襲の悲劇をテーマとしたミュージカルです。内容はフィクションですが、史実を基に組み立てられています。およそミュージカルらしからぬシリアスな内容ではありますが、笑いあり、涙あり、ロマンスありの楽しく心ときめく場面もあります。作品に触れていただいた方々の心の中に、今一度、故郷への尊い思いが芽生える、そんな作品になることを祈っています。

 

※このストーリーの骨格となる、前橋高等女学校、桑町商店街、理研前橋工場、堤ヶ岡飛行場、比刀根橋防空壕などは、いずれも前橋ゆかりの地です。

 

 

♦ プレ公演決定～開催

 

8月の本公演のお知らせを兼ねて、4月23日（日）13:30から前橋プラザ元気２１（前橋中央公民館）3階のホールで第1幕の部分をプレ公演をおこないました。

多くの方々がご来場くださり、あたたかいご支援のお言葉をいただきました。

 

 

プレ公演の案内、「広報まえばし」4月1日号の掲載されました。

 

 

4月23日（日）に多くのお客様をお迎えしプレ公演を開催することができました。

全2幕のうちの前半の1幕を披露しましたが、「感動して涙が止まらなかった」、「ぜひ本公演を見に行きたい」とのお声をたくさんいただきました。

　

 

 

プロジェクトの内容

 

一般市民のオーディションを経て、2022年8月から練習を開始し、2023年8月5日（土）・6日（日）に、昌賢学園まえばしホール（前橋市民文化会館）大ホールで市民ミュージカル「灰になった街」を公演します。

 

 

今回上演する「灰になった街」は小学生から60代までの一般市民のみで構成されています。この中にプロの俳優はおりません。

 

若い世代が戦争のミュージカルを演じることにより、皆様にも平和の大切さを感じていただけることを願ってます。

 

平和な日本に暮らしていることの幸せをかみしめ、ウクライナや未だ内戦が続いている国々の人々の苦しみに心を寄せていただければと思います。

 

ぜひ、ご支援をいただきたくお願いいたします。

 

成功を目指し、全メンバーが歌に、踊りに、芝居にと、

全てに全力を注いでいます。

　　　　　

 

　　　　　　　

 

■延期や中止の可能性について

新型コロナの感染状況などに鑑み、中止の可能性があります。

その際には、公演を1年延期します。

いただいた支援金は延期した公演のために使用させていただきます。

 

クラウドファンディングに期待する理由

 

皆様から頂いたご支援は、2023年8月5日・6日に予定している公演開催まで活動費・公演費の一部に充てさせていただきます。

 

団体の運営には、練習場所代、台本、楽譜、大道具・小道具の費用、編曲、著作権料等約500万円の経費が必要です。前3回の公演では地域の人々に支えられほぼ満席の観客の皆様の前で公演できました。

 

いま、コロナ禍をへて、今回行う8年ぶりの「灰の街」再演は、今までにない素晴らしい舞台を目指して準備を進めているわけです。これまでは市からの多額の支援がありましたので公演できましたが、支援縮小で経費を賄うのが厳しい状況です。

 

皆様のご支援により、多くの人たちに私たちの舞台の感動を届け、地域の歴史を風化させない、さらにその先にある豊かな芸術にあふれた地域社会を目指すためことができることを共有したいと願っています。

 

ご支援のプランは『チケットリターンプラン』と『広告プラン』、返礼品の無いご支援のみの『応援サポートプラン』をご用意しました。

 

 

今後の展望

 

4月23日のプレ公演をご鑑賞いただいた方々からは、

「観客の筈が、いつの間にか気持ちが取り込まれてしまい、涙が出てきて困ってしまいました」「忘れ掛けてた、戦争の悲惨さを感じました」「フィナーレ感動です。泣かされました」などたくさんの方から感動のお言葉をいただきました。

 

8月の本公演では、一層の練習と精進を重ね、さらなる感動を皆様に提供できるよう頑張っていきます。

 

本公演がより質の高いものになるよう努力します。皆様の応援が私たちの力になります。

ぜひご支援くださいますようお願い申し上げます。

 

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