筑後で百年続く宿を改修し、九州のアーティストがつくるホテルへ

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さて、２番目にご紹介するアーティストは、鹿児島市在住の美術家の平川渚さんです。平川さんの作品（客室）名は、「今日の話、明日みる夢」。お一人でも、お二人でもご宿泊いただけるセミダブルです。織り上がった時に描き出される絵柄が、あらかじめ染め抜かれた久留米絣の経糸と緯糸。それは、いわば未来の記憶を内包した糸。宿泊客の今日一日の話が加わり、あらたな物語が描き出されていきます。夢を見た後の仕掛けも準備されている参加型の作品（客室）になります。今回のクラウド・ファンディングのリターンではこちらの作品に泊まれる「１泊＋筑後の美味しい朝食」と、「今日の話、明日みる夢」をご準備しています。ちなみに、平川さんの作品は主にインスタレーションでして、こうして作品を購入できる機会はとても貴重です。残り２点になっていますので、ご希望の方はお早めにお願いいいたします。

 

プロフィール

平川渚(美術家)

1979年大分県生まれ、鹿児島市在住。特定の場所に滞在しながら、手編みの手法を使い、透明感がありながらもダイナミックなインスタレーションを制作することで定評がある。場所の持つ記憶や意味を呼び起こし、そこに流れる見えない時間を丁寧に紡ぎだす。2008 年「おおいたの若い作家たち」大分県立芸術文化会館、個展「平川渚・冷泉荘に棲む」 冷泉荘(福岡)、2009 年「わくわく混浴アパートメント / 別府現代芸術フェスティバル 2009」別府、「VOCA 展2009 」 上野の森美術館(東京)、2010 年「糸の輪」 御霊社(湯布院)、2011 年「静岡アートドキュメント 2011」 旧マッケンジー邸(静岡)、「博多アートアクト 4th Act. SELECT　YUFUIN」福岡、「やねだん芸術祭 2011 」(鹿児島)、「SCREEN」日田シネマテーク・リベルテ、2012 年「ミツアミの風景をつくるワークショップ」福岡県立美術館、2013 年「つるの湯祭り」住吉大島神社(石巻)、2015年「どうごやーと2015」 どうごや道後温泉旅館(愛媛)、「信濃の国 原始感覚美術祭」長野、滝沢秀明主演「滝沢歌舞伎 10th Anniversary」メインビジュアル用の作品制作ほか。