看護師として。フェイスシールドを制作しコロナと闘う医療現場へ

 

感染防止物資が不足する医療現場。
できるだけ多くのフェイスシールドを送りたい。

 

はじめまして。石田貴子と申します。現在は専業主婦ですが、以前は看護師として、総合病院で脳外科や泌尿器科の病棟勤務、内科、介護病棟などに従事しておりました。今回新型コロナウイルスの広がりを受けて、日々ニュースや看護師仲間から見聞きする医療現場の緊迫した状況や医療物資不足に、元医療従事者として自分にできることをしたいと思いました。

 

子どもがいるため医療ボランティアに参加することができず、何か医療物資で協力することはできないかと模索していました。防護服やマスクは衛生・専門性上医療向けのものを制作するのは難しいですが、飛沫感染を防ぐフェイスシールドであれば自作のものでも現場で活用してもらえることを知り、またクリアファイルなどで制作ができるため、低コストかつ迅速に準備ができると思い早速制作に取り掛かりました。

 

 

ネット上で公開されているフェイスシールドの作り方を吟味し、より使いやすいものになるよう試作を重ねてきました。材料を準備できれば、1人で1日50枚制作することができます。今回このフェイスシールドを制作し、引き続き寄贈を受け付けているつくば市保健福祉部健康増進課と、滋賀県新型コロナ対策本部物資チームへ届けたいと考えています。各自治体には直接連絡し、ハンドメイドのフェイスシールドの受け付けもされているということで、寄贈の同意をいただいています。

 

しかし、私一人が確保できる資金では、制作できる枚数が限られています。そこで、多くの皆様のお力をお借りし、温かい応援の思いとともに自治体を通じて医療機関へ寄贈できたらと考えています。30万円集まれば、最低でも合わせて235枚のフェイスシールドを寄贈することができます。そして、ご支援が集まれば集まるほど、寄贈枚数を増やすことができます。

 

個人でも力になれることがあること、同時にハンドメイドのものでも寄贈しほしいという自治体もあるほど医療現場が切迫した状態であることをたくさんの方に知っていただき、ぜひご支援のご協力をいただけましたら嬉しく思います。一人の力では微々たるものでも、たくさんの方々に支援していただけることで医療従事者へ大きなエールを送ることができると考えています。温かいご支援をどうぞよろしくお願いいたします。

 

 

 

医療現場の感染防止のために、個人でも力になれることがあります。

 

コロナの感染が広がり始めたころ、先に感染が拡大していた中国や欧米の医療従事者の様子がニュースで流れるたびに、いずれ日本も同じ状況になるとこは容易に想像ができ、医療ボランティアに参加できない状態で自分に何ができることはないかと考えていました。そして日本でも感染が広まっていき、医療物資が不足していることや、現場の逼迫した状況を伝える報道を見るたびに心が痛みました。

 

現場に必要なことは何かを考えた時、物資の調達であれば私にもできるのではないかと思いました。マスクは調達が難しく、また医療の現場で必要なN95マスクは制作するには高度な技術が必要です。しかし、フェイスシールドであれば、コロナウイルスの主な感染経路である飛沫感染を防ぐために、ハンドメイドのものでも活用できます。

 

同じように飛沫感染を防ぐ防護服も本来は撥水性、吸汗性などに優れた特殊な生地のものを使用していますが、不足しているために最近は医療機関でゴミ袋を活用しているというところもあります。飛沫を防ぐためのフェイスシールドなら、大きな組織でなくとも個人でも作成することは可能です。

 

何よりもコロナの最前線である医療現場の感染拡大は食い止めなければならない重要な課題であり、これ以上感染を広めないために、医療従事者の安全は守らなければなりません。

 

 

 

制作するフェイスシールドについて

 

今回は皆様からご支援をいただき、市販のカードケースを活用してフェイスシールドを最低235枚制作します。制作したものは、自治体を通じ、必要としている病院や施設に寄贈します。

 

 

制作に使用する作業台は定期的にアルコール消毒を行い、作成から梱包まで使い捨ての手袋とマスクを着用しています。

 

顔にフィットするように、ゴムバンドとマジックテープを使っています。また長時間使用していると当たっている場所が痛くなったり、跡がついてしまったりするので、少しでも快適に使いやすくできればと隙間テープ（ドアの隙間を埋めるために使うスポンジ状のテープ）を貼っています。また、一度クリアファイルで制作したところ透明性が低く視界が悪かったため、より透明度の高いカードケースに変えて制作します。

 

 

 

たくさんの方の思いと応援の気持ちと共に、
フェイスシールドを届けたい。

 

すでに自分のできる範囲で材料を揃えて制作に取り掛かっており、早速5月中には50枚ずつの送付ができる予定です。しかし、現場で必要な枚数には到底及びません。さらにより多くのフェイスシールドを作り迅速に届けたいと思い、ぜひ多くの方にご協力いただけないかと、今回このクラウドファンディングの挑戦を決めました。

 

 

この挑戦は達成しなければ資金を受け取ることができないため、第一目標は最低限必要な30万円に設定していますが、資金が集まれば集まるほど、より多くのフェイスシールドを作り、届けることができるようになります。

 

多くの方の温かい思いと共に、日々最前線に立つ医療従事者の方へフェイスシールドとエールを送り、少しでも感染リスクを減らすお手伝いができたらと思っています。温かいご支援をどうぞよろしくお願いいたします。