設備の拡大。熱帯魚直販と苔リウムへの新たな挑戦で障がい者の自立へ。

障がいの重さに関係なく、平等に働く場と癒しの場所を提供する為
熱帯魚の飼育販売を主な事業にした就労支援B型事業所ハッピーアクアを開所しました。
この度、販路の拡大と苔リウムへの新しい挑戦と覚悟に皆様にご支援を募らせて頂きます！

 

 

「どこも相手してくれへんからなあ。」

親戚のおじさんが言ったこの言葉が全てのきっかけでした。

 

皆様初めまして！！
大阪市城東区でハッピーアクアという就労継続支援B型事業所を運営している株式会社国際グループの只野太郎と申します。

私の親戚のおじさんは足に障害があり、我が子とキャッチボールや遊ぶことができなかった事や

障がいがあるからというだけで、就きたい仕事につけず、面接に行っても何か腫れ物に触れるかのような扱いをされ「どこも相手してくれへんからなあ。でも子供達を立派な大人に育てるのが親の役割やから必死に諦めず働いたで！」と笑って話してくれました。
その時のおじさんの顔はとても輝いて見えたのが、今でも心に焼き付いています。

なにか手伝うことができないか、障がいをもった方の為になる事はないのか

そう思い、いつか人の為になる仕事をしようと子供の頃から志して生きてきました。

 

そして本当に良いご縁に恵まれ、長年の障がい者の方のお手伝いが出来ないかと思っていた夢を就労継続支援B型事業所を開所するという形で実現していくスタートを切りました。

 

 

 

 

 

 

■そもそも就労継続支援B型ってなに？

 

まず、就労継続支援B型事業所とは、障害のある方が一般企業への就職が不安、あるいは困難な場合に、雇用契約を結ばないで軽作業などの就労訓練をおこなうことが可能な福祉サービスのことを言います。

障がいや体調にあわせて自分のペースで働くことができるため、一般就労や就労継続支援A型事業所への移行に必要なスキルを習得することが期待できます。
 

 

■そんな事業所だけど課題も。

多くのB型事業所では、低単価な軽作業の下請けが主な事業としている場合が多く、利用者さんの工賃がかなり低くいという現実があります。

出典：厚生労働省ホームページ（障害者の就労支援対策の状況）https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/shougaishahukushi/service/shurou.html

就労継続支援B型という事業形態は、利用者と雇用契約を結ばないので、利用者のペースに合わせた柔軟な通所計画を組めるのがB型事業所の特長ですが、通う日数や時間が少なければ、その分の作業量が減る事や、労働基準法も適用されない事など、様々な要因が背景にあります。
 

 

■そこでハッピーアクアは。

事業所がしっかりとした収益源を確保していかなければならない点と利用者さんに出来るだけ負荷をかけない点を考慮した結果、良いご縁に恵まれたこともあり、熱帯魚の販売事業を行うことに至りました。

 

 

 

 

 

ハッピーアクアは熱帯魚の飼育販売事業を行うことで、低工賃の課題解決と単なる作業ではなく、熱帯魚と触れ合うことでアクアリウムセラピー効果による利用者の心身的なケアや、生命を扱う事で、より自分の役割に対しての責任感が強まります。
 

熱帯魚に触れ合い、飼育する単純作業であれば、対人コミュニケーションを苦手とする利用者さんや、繊細な作業が苦手な利用者さんでも適した仕事になる上、熱帯魚の水槽を眺める事や、水槽から流れる心地の良い水流の音を感じる事で、精神的なケアにも繋がります。

 

 

そして、熱帯魚の飼育販売を自主事業として行うことで、利用者さん達に生命の神秘に触れてもらいながら、全国平均工賃16000円を上回る平均24000円（令和３年４月時点）という工賃で就労支援を提供してきました。

 

 

 

 

私たちの事業所の平均工賃は先ほど述べた通り、全国のB型就労支援事業所の平均工賃を上回りますが、まだまだ十分とは言えません。

障がいを持った方が自立して生きていく為に必要な工賃は平均５万円を上回らなければならないと考えています。
あくまでもB型就労支援はA型や一般就労へ移行する為の就労訓練を行うサービスですが、仕事をして得れる対価の価値を認識してもらう事や、次のステージに移行する為の経済的な準備を行う事も重要だからです。

今回、その平均工賃５万円を達成する為に、このプロジェクトで熱帯魚の販路拡大とコケリウムの販売という新たな挑戦に必要なサポートを、私たちの覚悟に皆様からのご支援をいただきたいのです。

 

 

■熱帯魚の直販への挑戦

これまでハッピーアクアは飼育した熱帯魚を卸業者へ販売するということが主業でした。
そこで更なる収益ポイントの構築の為、直接生活者様へ販売を開始し、販路拡大に挑戦します。

 

■コケリウム販売という新しい挑戦
 

そして新しい挑戦として、コケリウムの商品販売の計画も行っております。

コケリウムというのは、苔を容器の中で育てる小さなコケの森の事を指します。
他の植物と比べ強い光を必要としないコケは、文字が読める程度の明るさでも栽培できるので、リビングやデスクに置ける癒しのインテリアとして、お楽しみいただける商品企画を進めております。（写真：企画中の商品の試作品）
 

 

 

この販売拡大とコケリウムへの参入で、より利用者さんが楽しみながら仕事ができる環境と平均工賃の引き上げを達成するのが私たちの目指している事です。

しかし、これらの計画を遂行するには資金が必要です。

 

現在、稼働している水槽は１階に大型水槽一台と水槽が126台、2回には小型の水槽が54台

これらの設備費用は総額で2000万程度かかっています。

販売拡大とコケリウム販売を行うには、飼育・栽培設備費用、仕入れ費用、スタッフの増員などの資金的な課題が多く、皆様のサポートを頂きたくプロジェクトの実行に至りました。

 

最低限必要な設備資金として、水槽・配管等設備費用5台分、コケリウム商品開発費、栽培設備費用、仕入れ費用、広告プロモーション・販売促進費用、全て合わせた額の約７割の150万円を最低目標金額として設定しました。

 

そして、この最低限の目標金額がプロジェクト期間中に達成した場合、ネクストゴールとして、更なる設備拡大(水槽設備+10台)と仕入れ費用、広告プロモーション・販売促進費用として300万の設定を考えています。

 

私たちが目指す、障がいを持っていても自立して生きていける環境への挑戦に

どうか皆様のご支援を宜しくお願い致します。

 

 

最期に

最期まで当プロジェクトをご覧頂き有難う御座いました。
ご支援頂く事だけでなく、このプロジェクトで就労支援というサービスの意義や課題、私たちが目指している事などを皆様に知って頂く機会を作れただけでも、私たちの今後の活動にも、利用者さん方にもいい影響に繋がると思います。

最期にハッピーアクアの利用者さん自ら書いてくれたメッセージで終わりたいと思います。

 

 ＜支援金領収書の発行について＞

支援をされた方には、後日「領収書」を送付致します。

・領収書名義：ギフト発送先お名前にご登録の氏名を宛名として作成します
・領収書発送先：READYFORアカウントにご登録の「ギフトの発送先ご住所」にお送りします。
・支援金の受領日（領収日）：READYFORから実行者に入金された日となります。
・領収書の発送日：2021年９月ごろを予定しています。発行までお時間をいただきますが予めご了承願います。  

※本プロジェクトのリターンのうち、【お名前掲載】に関する条件の詳細については、リンク先（https://readyfor.jp/terms_of_service#appendix）の「リターンに関するご留意事項」をご確認ください。

 

＜熱帯魚の発送に関して＞

 

熱帯魚の発送日時に関しては、メッセージにて確実にお受け取りが可能な日時を確認させて頂いたのちに、ゆうパックにて大切にお届けいたします。
生き物の為、再配達になってしまわない様、お受け取りが可能な日時が確定するまで、発送致しませんので、ご了承ください。

又、リターンに設定している熱帯魚は、種の保存法、その他の関係法令に抵触しないのでご安心ください。

 

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【プロジェクト終了要項】

●オープン完了予定日    
2021年10月

●建築・改修場所    
大阪府大阪市城東区中央1-11-3　2F

●建築・改修後の用途    
熱帯魚の飼育
苔の栽培

●その他    
＜コケリウム商品開発について＞
　・実施予定月：2021年8月1日
　・実施内容：商品の量産及び販売を開始する