映画はらむひとびとー幼児置き去り事件は母親だけの責任なのかを問う

小学生の頃、学芸会ではいつも「その他大勢」のひとりでした。特に目立つこともなく、ただ舞台の端に立つだけ。

 

そんな私に転機が訪れたのは、5年生のときです。

初めて自分で好きな役を選べることになりました。

 

劇の題材は『かぐや姫』。

 

私が選んだのは、主役のかぐや姫ではなく、一番出番の多い「おばあさん」。

 

目立つことよりも、舞台に長く立っていたいという思いからでした。

 

しかし「おばあさん」は人気の役。

 

人生で初めてオーディションという壁が立ちはだかりました。

 

結果は――まさかの合格。

 

初めての大役に、夢中でお芝居に打ち込みました。

 

かぐや姫が月に帰る場面では、自然と涙が流れたのを今でも覚えています。

 

幕が下りると、会場にはこれまで聞いたことのないような大きな拍手。

 

そして校長先生が私のところに来て、「よかったよ」と直接声をかけてくださいました。

 

あの瞬間の誇らしさ、舞台の楽しさ、拍手の温かさ。

 

「またやりたい。」

 

その気持ちが、今の私の原点です。

 

 

映画はらむひとびとー幼児置き去り事件は母親だけの責任なのかを問う

2025年3月16日（日）まで募集しています

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