＜改良版・双方向ウエアラブル指点字ツールのフィールドテスト＞

これまでの実践での結果を踏まえ、指先の送信ボタンの位置・角度・ストロークを微調整して、さらにスムーズな操作感を実現しました。見た目は殆ど変わりませんが、新規造形です。
盲学校で盲ろうの生徒を指導されている教諭（視覚障害者）のランナーの方にもインプレッションをお願いしました。流石、現役の先生だけあって、指点字のスキルは盲ろう者の通訳介助者並みです。指点字でひらがなの送信受信をしながら会話したり、音声指示なしで走ったり、盲ろう者との伴走を体験して頂きました。
実際に体育の授業では、盲ろう児童・生徒とのコミュニケーションでご苦労されているとの由。今後、視覚特別支援学校における体育やスポーツの現場でも活かしてゆく手応えを感じました。
僕の知る盲ろう者の方々は、スポーツ好きが多く、ガッツもあります。健常者と変わりません（健常者以上かもしれません！）。見えなくて聞こえないことが盲ろう者のスポーツ参加を阻むことのない様に、少しずつ世の中の仕組みを変えてゆきたいと思います。