九州豪雨-人吉市-|立ち寄り温泉“元湯”復旧にご支援ください

九州豪雨-人吉市-|立ち寄り温泉“元湯”復旧にご支援ください

支援総額

3,041,000

目標金額 2,000,000円

支援者
266人
募集終了日
2020年8月20日

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終了報告を読む

 

80年以上続く、人々の湯処が水害被害に。木造部分は全壊。

 

ページをご覧いただきありがとうございます。「人吉温泉 元湯」の平澤ちえ子です。

 

人吉球磨は、全国でも有数の立ち寄り温泉が数多く立ち並ぶ地域です。元湯温泉は、その中でも古くから営業を始め、今では人吉を代表する立ち寄り天然温泉です。1934年(昭和9年)創業当時の姿をそのままに、古き良き温泉文化をそのままに受け継いできました。

 

被災前の元湯外観

 

「な~んもなかばってん」(「何もないけどゆっくりしてって」という意味)というお客さんへの声かけから、番台さんと日常の雑談が始まり、一日の疲れを癒す、そんな場所です。

 

新設の温泉施設のようなシャワーやサウナはありません。浴槽が一つ。熱くてツルリと気持ちの良いアルカリ泉の温泉が、かけ流しで豊かに流れる。それだけの温泉です。昭和58年から大人料金200円という低価格で、地域の常連さんたちや観光客の方々に支えられてきました。

 

被災前の浴室
被災前の脱衣所

 

しかし、先日の令和2年7月豪雨災害により、元湯温泉の日常も崩れ去りました。

 

令和2年7月4日の午前7時半、元湯温泉の真横を流れる胸川が決壊、さらに温泉の300メートル先を流れる球磨川(くまがわ)も決壊し、みるみるうちに濁流が押し寄せてきました。

 

温泉は180cmほど浸水し、すべてが汚泥に覆いつくされました。常連さんの置き道具、売り物のアメニティ、番台、ロッカーすべて使い物にならなくなりました。

 

被災後の浴室
被災後の脱衣所
被災後の外観

 

一度水没した木作りの脱衣所建屋は腐食やカビなど、磨き上げても衛生的に使い物にはなりません。脱衣所や番台などの木製部分の大改築が必要となりました。

 

この6月、36歳の先代の孫が新社長に就任し、新しい時代の温泉銭湯の幕開けと意気込んでいた矢先の豪雨災害となりました。新社長の曽曽祖父から5代続く温泉。時代の変化に対応しながら、昔変わらずの古き良き温泉を守り続ける決意を固めたばかりの中での出来事でした。

 

豪雨から1週間経ち、幸い石造りの浴槽内は洗浄を重ね、水没前の姿を取り戻すことができました。また、念のため豪雨前日に止めておいた源泉の蛇口をひねり温泉が音を立てて吹き出したときは、感涙でした。

 

地域の方やボランティアの方が片付けを手伝ってくれました。

 

「お湯さえ出ればなんとか頑張れる。」

 

人吉の顔として長い歴史を刻んできた人吉温泉の一つとして、古き良き温泉銭湯を守り続けたいと決意をしました。

 

しかし、施設をまた営業していくには、腐食した木造りの脱衣場などの改築で少なくとも300万円の回収費用が必要です。今後詳細に修繕を進めたら1000万円ほどかかる可能性まであります。補助金申請などの活用を進めていますが、まだまだ皆さまからの後押しが必要です。


一刻も早く営業再開し、また皆さまにとって「ほっ」とできる場所になれるよう努めて参りますのでどうかご支援のほどよろしくお願いします。

 

 

 

昭和9年から家族2世代3世代と、たくさんの方々と共に。

 

昭和9年の創業当時は家に風呂があるなんて夢のまた夢の時代。地域のコミュニティの場として、裸の付き合いで毎日ごった返すほどの人が来てくれていました。

 

近所のじいちゃんの背中を子どもが流してあげる、なんて光景が当たり前のことでした。2世代3世代と続く常連さんたちもいらっしゃいますし、観光の目玉の一つとしても認知され、連休には多くの観光客の皆さまにもお越しいただいております。

 

日常の温泉の一コマ

 

単純アルカリ泉の当温泉は、皮膚や胃腸にいいと昔から言われ、それを目当てにやってくるお客さんがたくさんいらっしゃいます。昔は、怪我をした馬を連れて、馬にずっとお湯をかけていた人がいたという逸話もあります。

 

 

今6歳の常連さんは、1歳のときから通ってくれています。お母さんが温泉の噂を聞きつけ、皮膚の弱かった彼を1歳のときに連れて来てくれました。今ではすっかり他の常連さん達と仲良しです。温泉では、他のおばちゃんたちが小さな子どもを面倒見てくれるので、お母さんもゆっくりとお風呂に入れます。

 

番台に座って遊ぶ小さな常連さん

 

温泉のお湯にこだわりのあるコアなファンの中には、お湯を持ち帰る人もいます。とあるおじいさんは焼酎のお湯割りに利用するとか。温泉のお湯を使うと、まろやかな味になるんだそうです。

 

また、鶴瓶さんのNHKの番組「家族に乾杯」など、多くのメディアでも紹介されています。今年4月には、「ナニコレ珍百景」で、創業当時から置いてある体重計が紹介されたばかりです。メモリが“貫”と昔の表記が珍しいと、取り上げられました。今回の豪雨で水没しましたが、なんとかまだ使用することができました。

 

 

55年前、昭和40年にも豪雨災害がありました。今回ほどではありませんでしたが、当時も低い敷地の温泉建屋は水没。しかし、常連さんやご近所さんがみんなで手伝いに来てくれて、営業を再開することができた歴史があります。

 

あれから半世紀を経て、さらに大変な豪雨災害に見舞われました。なんとか1週間でお湯に入れるだけのところまでは回復し、被災者の方やボランティアの方などに16時~20時まで無料開放しています。常連さんたちは、店が開けられるかどうか心配して何度も見に来てくださったり、無料開放に「本当に良かった、ありがとう。」と言ってくださったりする方もいらっしゃいます。

 

地域の顔として、豪雨被害で疲弊した街を活気づけるためにも、元湯温泉を完全復活させなくてはいけないと、改めて決意をしました。

 

この場所からたくさんの人を活気づけたい。

 

 

 

復旧のために必要な修繕箇所と費用

 

石造りの浴槽部分はそのまま使えますが、木造の部分はすべて水没しました。

 

この場所を続けていくには、屋根と柱以外は全て造り替える必要があります。具体的には床板、四方の壁、番台、間仕切り、入口ドアなどです。コロナ対策を考慮して作り直します。

 

木造部分は泥水で腐ってしまいます。

 

全て合わせて300万円ほどの費用が必要で、被害の詳細によっては1000万円ほどかかる可能性もあります。私たちだけでなくたくさんの方々が豪雨被害に遭われていらっしゃいます。それでも、

 

「元湯温泉にまた浸かりたい。」

 

と言ってくださる人がたくさんいる中で、このままで終わるということはできません。

 

クラウドファンディングを通じて、皆さまからの応援をいただきながらこれからもこの地で、「人吉温泉 元湯」を続けていきたいです。

 

<スケジュール>

着工:8月20日ごろ(クラウドファンディング終了に合わせて実施予定)

竣工:8月末予定

再オープン:9月上旬予定

 

<資金使途>

温泉施設修繕費用:3,000,000円

クラウドファンディング手数料:374,000円
必要金額合計:3,374,000円

※ご支援金は、合計金額の一部に充させていただきます。

 

 

どんな時でも「ほっ」とできる場所を、
これからもこの地域に。

 

4日の浸水から約2週間、汚泥の撤去、掃除、消毒を済ませました。現在は1日のうち4時間に限りますが、16時~20時で無料開放しています。被災された方、ボランティアでお手伝いに来られている方、被災していない常連さんたちも少しずつ来られています。(浴槽のみが元の状態に戻っています。)

 

どこも大変な状況の中、助けてくださった皆さま、改めてありがとうございます。

 

非常にありがたいことに、これまで人吉温泉の顔として、市の観光キャンペーンのポスターに使われたり、紹介DVDなどには、必ず元湯温泉を使っていただいたり、さまざまなテレビ番組で紹介していただきました。

 

今と変わらない姿をなるべくそのままに、時が止まったかのような「ほっ」とくつろげる空間を維持していきたいです。元湯温泉が復興して通常営業に戻ることは、たくさんの人たちの日常につながるのではないかと僭越ながら考えています。

 

この状況を皆で支えあいながら乗り越えていきたいと強く思っています。温かな後押しをどうかよろしくお願いします。

 

日常に戻るための第一歩

 

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プロフィール

全国でも有数の立ち寄り温泉が立ち並ぶ熊本県人吉市で、1934年(昭和9年)から営業を続けてきました。先祖5代続く当温泉は、創業当時の姿をそのまま受け継ぎ、古き良き温泉文化をそのまま残してきました。シャワーやアメニティはないため、若い人にはなじみがないかもれませんが、周辺地域の方や温泉ファンなどたくさんの人に愛されています。

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リターン

3,000


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○感謝を込めたお礼メール

※このコースは、リターン費用がかからない分、いただいたご支援金はサービス手数料を除いたすべてを活動内容に充当させていただきます。なお、寄付控除の対象にはなりません。

申込数
97
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年10月

5,000


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○感謝を込めたお礼メール

※このコースは、リターン費用がかからない分、いただいたご支援金はサービス手数料を除いたすべてを活動内容に充当させていただきます。なお、寄付控除の対象にはなりません。

申込数
62
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年10月

3,000


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○感謝を込めたお礼メール

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申込数
97
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年10月

5,000


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申込数
62
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年10月
1 ~ 1/ 6

プロフィール

全国でも有数の立ち寄り温泉が立ち並ぶ熊本県人吉市で、1934年(昭和9年)から営業を続けてきました。先祖5代続く当温泉は、創業当時の姿をそのまま受け継ぎ、古き良き温泉文化をそのまま残してきました。シャワーやアメニティはないため、若い人にはなじみがないかもれませんが、周辺地域の方や温泉ファンなどたくさんの人に愛されています。

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