麻布樂代表の村上です。

今回もなぜ正藍染めにこだわるのか?

その理由についてご説明差し上げます。

 

繊維そのものの生成りの色ももちろんいいのですが、ファッションは着ることを楽しむことも前提としてあるはずです。

肌のデリケートな人でもファッションを楽しめるように、いくつかの色のバリエーションを用意したいと思いました。

 

無農薬で栽培されたヘンプの特性を活かすために布を染める染料をどうしたらいいかと悩みました。

植物染めも試してみたのですが、植物染めはどうしても紫外線や経年による色の変化が大きく、お客様へ自信をもってご提案することが出来ませんでした。

他にも色止めの為に使用する媒染剤を下水に流すことで環境への影響も懸念されます。

 

最終的に正藍染めの染め師である大川さんに出会い、藍染めについて学ぶことで正藍染めがもっとも安心して使用できる染料であることを知りました。

 

大川さんら有志が発起人となり「佐野藍復活プロジェクト」を立ち上げました。栃木県佐野市で藍に関わる産業を興そうという試みです。

 

佐野市内の農家で藍を栽培するところからはじめ、最終的に藍染めの製品を作るところまでを行うそうです。

藍の栽培から染色までを一貫して行っていることで徹底した管理が可能となります。

もちろん藍の栽培は無農薬で行っています。

 

大川さんの藍染めは、室町時代に行われていた伝統的な藍染めの方法を復活させて化学物質や合成藍などを一切使用しない藍染めを行っています。

 

藍染めの原料や伝統的な染め方にこだわることは、大変な苦労が必要になります。

しかし時間と手間をかけた藍染めは、他の藍染めとはことなる美しい色になりました。色だけではなく、紫外線にも強く経年による変色も軽微なものとなりました。

 

藍染めの色は、日本人の肌色ととても相性がいいのです。

天然の素材であるヘンプと自然の力だけで染める正藍染めも、最も適した相性のような気がします。

 

ヘンプ同様に正藍染めの衣料品も安心してご着用いただけると自信をもってお勧め致しております。

 

そしてもうひとつ正藍染めをお勧めする理由です。

 

藍染めの製品は、洗濯がめんどうなどや陰干ししないといけないなどの理由から敬遠される方もいらっしゃいますが、本物の正藍染めで染めた製品は、お洗濯も楽ですし天日干しも可能です。

 

製品になるときに手間と時間をかけたからこそ、お客様にも安心してご使用いただけることになりました。

 

「本灰汁建て正藍染め製品の取り扱いについて」
お洗濯は、水洗いをお勧め致します。多少の色落ちはございますが、色移りは致しませんのでご安心ください。万が一色移りしてしまった場合でも、再度お洗濯していただければ必ず色移りは落ちます。
洗濯機をご使用してお洗濯をされる場合は、ネットに入れ自然派石鹸など中性洗剤でお洗濯してください。

正藍染めは、洗えば洗うほど色が鮮やかになると言われております。
繊維に付着している灰汁(あく)が抜けることで藍染めの色そのものが繊維に残ることになるからです。(あかぬけるという言葉の語源でもあります。)

新着情報一覧へ