聴覚障害者と健聴者をつなぐプロレスイベント「HERO」を応援しよう!

聴覚障害者と健聴者をつなぐプロレスイベント「HERO」を応援しよう!

支援総額

391,000

目標金額 350,000円

支援者
44人
募集終了日
2012年11月18日

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2012年10月11日 01:50

10月10日ラジオの放送内容

 わたしあ私が出演しました放送内容ですが、耳にハンデがある方の為に配慮しラジオの内容を公開致します。

 ラヂオつくば  「奥田誠弥のsayYA'sGOGO」

放送日時 10月10日 21:00~21:30

  奥田 誠弥(以下、奥): 今日は先週お話した様に、今いろんなところで頑張っている人を応援するという、そんなテーマもありまして、そしてまた、僕が鍾愛をもつ方達と係わっているということ、また、プロレス業界にも関わっているということ。そんなわけで、今日はこんな方をお呼びしております!

ハイッ!みなさん、お待たせいたしました!!【HERO】という団体の代表でありまして、「NPO 日本聴覚障害スポーツエンターテイメント・・・」


佐藤剛由代表(以下、佐): (笑)えーっと・・・「日本聴覚障害者エンターテイメントサポート」


奥: サポート・・・。スゴい正式名称ですね!!


佐:  すみません、長くて。(一同爆笑)


奥:  ハイ、そんなわけで今日お招きしました佐藤 剛由さんです!


佐:  よろしくお願いします!


奥:  よろしくお願いします!
僕が障害をもつ方達と携わっているっていうのはこの番組でずっとお話をしてますが、佐藤さんが聴覚障害のNPO法人の代表理事になったその経緯を教えて下さい。
 

佐:  そうですね。僕の父親、母親、そして妹。僕以外、家族全員が聴覚障害者なんです。僕だけが、健聴者として生まれてきて、生まれた時から健聴者とろう者の世界を知って育ってきました。
この両方の世界の違いをたくさん経験してきました。いろいろと悔しい思いもしたし、今でも解決できない疑問もあって、それをどうにかエンターテイメントを通してみんなで楽しく共感しあって、何かできたらなと思いまして、仲間たちと集まって立ち上げたものです。
 

奥:  なるほど。実は、佐藤さんはこの番組でもお馴染みの“小林由佳”繋がりでもあるんですよね。Mr.ポーゴさんが新日本プロレスに新弟子として入門した時の同期生にヤミキさんという方がいたんですが、聴覚障害者ということで、若い頃にデビューが出来なかった。実は、そのヤミキさんというのが佐藤さんのお父さんだったと。


佐:  そうですね。
 

奥:  そして、還暦を過ぎて、60歳を過ぎて(笑)、耳が聞こえなくたってプロレス出来るぞ!という積年の想いを実現させようと、佐藤さんが【HERO】という団体を創ったんですね?
 

佐:  そうですね。おかげさまで、【HERO】がきっかけで、ヤミキもWWSというポーゴさんの団体に上がらせてもらう事も出来まして、おじいさんなので動きはトロいんですけど(笑)


奥:  いえいえいえ(笑)。
佐藤さんがさっき仰られた様に、聴覚障害の中に、自分だけ健聴者としているっていう環境の中で、すごく悔しい思いやいろんなツラい思いもしてきたけど、その思いをエンターテイメントとして表現するっていう活動の根本が、健聴者の方達と聴覚障害の方達との繋ぎの意図(目的)もあるの?
 

佐:  そうですね。プロレスっていうジャンルは、目で楽しめるものじゃないですか。表現力もあるし、もちろん音も(楽しみの要素の一つです。)彼ら(ろう者)は音が聞こえないけど、振動は伝わるんですよ。なので、リングに叩きつけられた時に、振動が伝わって『ウォーっ!!』って興奮する彼らを見て、すごくいいエンターテイメントだなって思いまして。プロレスだけでなくダンスとかもやってます。
 

奥:  僕の生徒にも、聴覚障害をもってダウン症の生徒がいるんですけど、彼はカウントさせなくても、音が流れた瞬間に踊りだすんですよ。だから、聴覚障害があってもダンスは出来るっていつも言ってます。
僕の周りには聴覚障害の生徒もいるし、視覚障害の板橋さんがいたりとか。実は佐藤さんは板橋さんのライブに一度お越し頂いて。


佐:  そうですね。素晴らしい方ですね!凄くユニークだし、イケメンだし。
 

奥:  板橋さんは、「俺は、目が見えないだけで、あとはどこも別に悪くないよ」ってよく言ってますね。
 

佐:  そうですね。全然障害とかを感じさせなったし、逆に勇気をもらったというか、凄いいい歌を聞かせてもらったなぁと・・・
だから【HERO】も同じように、みんなに勇気を与えたりとか、そういう団体を目指しているんです
 

奥:  ところで、普通プロレスの試合を興行と呼びますが、【HERO】はプロレスを興行と言わないんですよね?


佐:  そうですね、一応NPOでやっているので、“イベント”としてやっています。
 

奥:  プロレスというのは、360度のステージ(リング)があり、お客さんが前後左右から見ている所で自分を表現する、最高のエンターテイメントだと僕はこの番組の中で言ってるんです。そういうところで演出をしたり、プロデュースをしてるんですけど、僕が【HERO】の会場に行って、一番おもしろいなと思った事が「拍手」だったんです。手を叩かずにヒラヒラヒラ~っとやるんですよね?
 

佐:  そうですね。彼らは目で情報を得るので、ヒラヒラヒラ~っていうのを見て、拍手を貰ってるんだって認識をしてますね。
 

奥:  僕も振付師なので、最近は手話ダンス出来ませんかっていう依頼があるんですけど、手話をダンスにしてしまうと手話の意味をなくなると思うんですよ。(手話は)動きで言葉を伝えているじゃない?僕は手話を使わないので、「感情を体で表現するのに決まった動きはありません。」と言って手話ダンスの振り付けを断ったことがあるんですよ。


佐:  手話うたとかいろいろありますよね。
 

奥:  ありますね。自分の歌の振付に手話を入れている人はいっぱい居るんですよ。また、ダンスの中に手話を入れている人もいるんですよ。でも、なかなか手話として感情とか感覚とか空気感が伝わっているとは思えなくて。
例えば、僕がまったく言葉のわからない外国に行ったとして、道に迷ったとしたら、身振り手振りでもなんでもして、どうにか相手にここに行きたいんだって伝えるじゃないですか。それが、僕の中の手話だと!
手話だって、英語やイタリア語もあるんでしょ?
 

佐:  そうです。全世界共通の手話を作ろうとして作った共通の手話表現もありますけど、日本ではまだまだ日本語の手話が一番普及してます。僕も今から全世界共通の手話を覚えるのには結構苦労するんじゃないかと思いまして手が出せない状態です。


奥:  日本国内でも方言があるように、手話にも方言はあるの?


佐:  あります!
 

奥:  先週(番組内で)かけた“Dear My Friend”という曲の振付に“ずっと友達だ”ってフレーズを手話の表現で振付した部分があるんだけど、それを佐藤さんに見せたら、「それ、違うよ」って言われたよね(笑)。友達(の手話表現)は合ってるけど、ずっと(の表現)が違うよって。(笑)


佐:  そうですね(笑)
 

奥:  佐藤さんをこの番組に呼んで、いろいろお話を聞こうと思った時に、佐藤さんが「いいですよ、ぜひ呼んで下さい。僕、手話やりますから」ってラジオで手話やられてもね(一同笑)
そう言われて考えてみると、視覚障害者は、テレビもラジオと一緒なんですよ。でも、聴覚障害の方は、ラジオもテレビじゃないとダメな訳ですよね。
 

佐:  はい。残念ながら、僕がこうやって出演させて頂いてるこのラジオを聴くことが出来ないですけども、Facebook等のツールを利用してでも、文字で今日の番組を伝えられたらなと考えています。

 

奥:  そんなこんなで、あっという間に喋ってしまいましたけれども、今週は人と人との繋がりってことで、久しぶりにこんな曲を選んでみました。小林由佳で“奇跡の絆”。

    曲♪

 

僕と佐藤さんの繋がりもホントに奇跡の絆だと思うんですよ。で、なぜ、小林由佳(の曲)をここでかけたかというと、実は佐藤さんのお父さんのヤミキさんが、小林由佳とお会いしてまして、ポーゴさんと由佳氏で食事をしたときに、「俺も」って来てくれたのがヤミキさんで、その時に、「実は息子がこういうこと(HERO)をやっているんだ」というふうに言われて・・・そこから繋がりが出来たんですよね!?


佐:  そうですね。
 

奥:  僕は、京都で京都プロレスとかいろいろやってたんですが、東京に戻ってきて、今はプロレス業界でいろんな人に声をかけられるじゃないですか。でもそのきっかけというか、リアルジャパンの平井さんだったり、天龍プロジェクトの嶋田紋奈さんだったり、その団体の代表と呼ばれる人を紹介してくれたのは、実は全部佐藤さんだったんだよ。


佐:  (笑)平井さんも僕が紹介したんでしたっけ?


奥:  SMASHの酒井さんもそうだし。


佐:  僕、酒井さんは会ったことないです。(笑)


奥:  そうだっけ?酒井さんは違うか。
 

佐:  (プロレス業界は)すごく狭い業界なので、どっちにしろ(いつかは皆)出会うのかな、運命だったのかなっていうのはありますね。
 

奥:  今、このプロレスの業界内で、僕はいろいろな仕事をさせて頂いて、週刊プロレスとかにうちの会社が載ったり、この番組を紹介されたりとかしてて、結構プロレス業界の人がこの番組を聴いてるんですよ。
さっきもお話した様に、【HERO】の場合は興行ではなく、イベントとしてやられてるということで、NPO法人にスポーツエンターテイメントとしてプロレスが認知されていないので、いろいろな所から助成が降りないと聞いたのですが。


佐:  そうですね。
 

奥:  僕も、子供たちのダンスの発表会をやるときは、基本的に助成金でやってるんですよね。『子供夢基金』とか。
以前、佐藤さんからも相談を受けたことがあるんだけど、スポーツエンターテイメントとしてのプロレスが、認可がおりないといったら変ですけど。
でもそこでひとつチャレンジをしたんでしょ!?


佐:  あっ・・・・・・、最近ですね。


奥:  あっ、!って・・・(笑)それを言いに来たんでしょ!?


佐:  助成っていろいろなものがあったから、いろいろ考えてて・・・。(笑)
やっと、チャンスが。


奥:  どんな?
 

佐:  インターネット上の?っていうんですか、専門用語でよくわからないんですけど。(笑)
共感を持って頂いた方達がこの団体に寄付しますっていう気持ちを持って頂けたら、(寄付金額の)コースがいくつか設けてあるので、選んで頂いて決済予約をして頂くシステムになっています。期日と目標金額が設定されていて、期日までに目標金額が達成されていれば、その団体に寄付がおりるという仕組みになってます。もし、達成しなかったら、1円も入って来ないという厳しいルールになってます。(達成されなかった場合は、寄付をして下さった方からの決済は一切されません。)
 

奥:  Facebookや【HERO】のホームページ、また、アメブロ等で佐藤さんが告知をしてるので、佐藤さんのページを見て頂ければ一番わかりますが、2,000円・5,000円・1万円・3万円・5万円とコースがありまして、クレジットカード決済しかできないですけど、この団体を支援してもいいよって人が、そこにクリックして申し込んで頂けると、その寄付された合計金額がどんどんそのページで確認が出来る。目標金額と期日があって、今日が10月10日なので、残りがあと40日くらいですか。


佐:  そうですね。目標が35万円なんですけど、まだまだ到達しないので・・・


奥:  目標が達成された際には、来年2月に新木場1stRINGで!


佐:  ぜひ、みなさんと一緒にイベントを盛り上げていきたいと思いまして。
日々、選手たちは練習に励んでいますので、皆さんよろしくお願いします。
 

奥:  【HERO】っていうのは普通のプロレスと何が違うか。リングに上がって戦うレスラーそのものが聴覚障害をもっている点も勿論大きな違いではありますが、お客さんも聴覚障害者が多いので、リングの四方向に手話通訳の人がいるんですよね。


佐:  そうです。なので、初めて見に来た方はビックリすると思うんですけど。(笑)
【HERO】の試合にはろうレスラーだけでなく、プロのいわゆる“レジェンド”と呼ばれるプロレスラーもリングに上がるので、一般のプロレスファンの方も見に来てくれます。きっと初めて見たお客様は「なんで素人が4人立ってるんだ?」とか思われると思うんですけど。(笑)
 

奥:  前々回はお手伝いとして、前回はお客さんとして2回【HERO】に行ったんですけど、前回はザ・グレート・カブキがグリーンミストを噴いてましたから、新木場1stRINGで。(笑)
普通プロレスってマイクパフォーマンスがあるじゃないですか。例えば、試合後に「てめえこのヤロー、次はぶっ殺してやる!!」とか(笑)。それを【HERO】の興行では、手話通訳がそのマイクパフォーマンスの内容を的確にリングの四方向で説明して、それを見た観客の聴覚障害者のお客さんが『ウォーッ!!』って盛り上がってるんだけど、声が出ないから体全体を使って盛り上がるみたいな。
 

佐:  そうみたいですね。僕は(裏で動き回っているので)会場で直接見ることは出来ないんですが、撮影をしてもらっているので、記録映像を作るときにやっと見れるんです。(笑)
 

奥:  佐藤さんの場合は、スポーツエンターテイメントをプロレスに見出したと。お父さんのヤミキさんが元新日本プロレスの練習生で、残念ながら耳が聞こえないっていう理由だけでデビューさせてもらえなかったと。「ヤミキはね、俺とグラン浜田と3人で練習を一生懸命やってたよ。でも、耳が聞こえないってだけで“鬼軍曹 山本小鉄”にデビューさせてもらえなかったんだよ」とMr.ポーゴさんから直接聞きましたよ。
 

佐:  昔は障害者を表に出さないようにしようとか、訳のわからない変な気の使い方というか、日本人独特の文化というかそういう風潮があったので、時代だからしょうがないというか、小鉄さんの気持ちを考えれば、もし何か(事故等)あった時に、バッシングを受けるとかそういった事情もあったのかなと。直接小鉄さんにお話を伺ってないですけど、僕はそう思います。
 

奥:  なるほどね。【HERO】という団体をプロレスの団体として1個の括りで考えたときに、総合プロデューサーでもあるじゃないですか。僕と佐藤さんは同じ仕事をしているわけですよ。その業界の中では。
そこで、何か自分の中でこれだけは外せない、譲れないというか、これがあるからこうなんだ!とか必ずあるでしょ?何か拘りを持っていることはありますか?
 

佐:  聴覚障害者って見た目は健常者と一緒じゃないですか。国から障害者として認められるという言い方で合っているかわからないですけど、それに甘えている方もいるし、逆にしっかりしている方ももちろん沢山います。【HERO】に所属してる選手の中にも、甘えてくる人はいます。そういう選手には、僕たちは1人の人間として向き合っているので、障害者だからすべて優遇されたり、なんでもかんでもいいよと言うわけではないことを教えます。衝突はしょっちゅう起こりますが、本人たちも少しずつわかってきて今に至っています。
現在、選手たちの練習を、現役のプロレスラーに教えて頂いているんですが、そのコーチの方々もすごく理解のある方達で、キチンと叱ってくれるんですよ。障害者とではなく、1人の人間に教えるという態度を示してくれます。
 

奥:  僕も今、ダンス教室で障害を持つ生徒たちに毎週会っているので、お互いに聴覚障害者に携わっている現場の人間の意見として、今週はプロレスをテーマにお話をしてきました。
来週は、凄く難しい問題だとは思いますが、障害者に携わる者同士で本音トークみたいなものをやってみたいと思うんですけど。いかがなもんでしょうか?また来週も来て頂けますか?


佐:  いいとも♪(一同笑)


注釈
※1  インターネットを通じて、不特定多数の人々に比較的少額の資金提供を呼びかけ、一定額が集まった時点でプロジェクトを実行すること。

ミスターポーゴさんとヤミキが38年ぶりに再開した際の写真
 小林由佳さんとヤミキが初めてお会いした時の写真

次回の放送は10月17日21時より
【概要】
ラヂオつくば  「奥田誠弥のsayYA'sGOGO」
10月17日 21:00~21:30

リターン

2,000+システム利用料


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HERO公式ホームページ・ブログ・フェイスブック・mixiにてご紹介させていただきます。

支援者
13人
在庫数
制限なし

5,000+システム利用料


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2000円分の引換券に加え、
*イベントご招待券、もしくはサポートしていただきましたイベントDVDをプレゼントさせていただきます。

支援者
11人
在庫数
制限なし

10,000+システム利用料


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5000円分の引換券に加え、
*HEROオリジナルTシャツとステッカーをプレゼントさせていただきます。

支援者
18人
在庫数
制限なし

30,000+システム利用料


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10000円分の引換券に加え、
*各選手のサインとメッセージ入りポスター
*報告書
をお送りします。

支援者
1人
在庫数
制限なし

50,000+システム利用料


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30000円分の引換券に加え、
*イベントポスター(100枚)とイベントフライヤー(1万5千枚)にてご紹介させていただきます。

支援者
2人
在庫数
制限なし

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